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Tsugai mochi no omega wa koi ga dekinai

私は作者様の作品が好きで、特に「スパダリ社長」ものが大大大好きです。
外では完璧で隙もないスパダリが、大好きな自分の受けだけに見せる顔、溺愛・執着・独占欲が大好き。
実はこのお話はWeb連載前の某SNSで内容を流されておられた頃から大好きだったので、今回こうして電子書籍化+素敵な番外編も加筆されて新たに楽しませていただけて、本当に嬉しくて幸せです。
高校生の頃の辛い体験のせいで、世間にもオメガである自分自身に対しても苛立ち、粗暴で、自暴自棄であった勇大と、絶えず何事に於いてもアルファであろう、あらねばならなかった完璧仮面の北沢社長の素敵な成長(溺愛)物語を楽しませていただけました。
履歴書を出していた会社からの不採用通知を受け取り、気持が落ち込みバーで飲み過ぎていた(失業中の)オメガの勇大。記憶も定かでないまま、たまたま隣の席に居合わせた初対面のアルファと何故かホテルへ。
そして、偶然にも勇大がヒートを起こしてしまい、そのまま『衝動』的に番ってしまった勇大(記憶も無い)と、顔も知らない行きずりのアルファ。このままでは「アルファから訴えられる」と思い込み、アルファが寝ている隙に、そのままホテルを後にアルファから逃げてしまいます。
まさか、うなじを噛まれた方のオメガがアルファの前から逃げる??展開に冒頭からハラハラワクワクです。
その後何事もなく日々を過ごしてした勇大の元に、とあるアパレル企業からの採用通知が届き、ショップで契約社員として働き始めるのですが……
アパレル会社代表取締役社長のアルファ北沢(勿論ハイスペ♡)が店舗視察に訪れて、勇大と高級寿司店で「ランチ面談」
それも一度でなく、何度も(笑)
おかしいと思いながらも、グイグイくる北沢社長の優しさ・スパダリぶりに惹かれない筈がない勇大。
でも、顔も知らない番持ちの勇大は、北沢社長にこれ以上惹かれてはイケないと、あの時衝動的に番ってしまった自分を後悔。
でも、後悔してもあの日の出来事、うなじの噛み跡が消えることはなく…悲しい。
北沢社長の幸せの為に離れようとする姿が健気で切ない。
北沢社長の方も、これは絶対に勇大の事が大好きだよね、と思わせるスパダリな行動・言葉に私までドキドキ。そして、時折見せる切なげな様子にキュン。
これはお互いに絶対、言葉の意味を勘違いしてるよね、と思わせるシーンの数々(涙)
二人の言葉と想い、作者様の意図を汲み取りながら
読み進められて本当に面白かったです。
章タイトルにもそれぞれ大納得。
『意図』では更に北沢社長が不憫な程可愛くて、愛おし。そして、想いが通じ合って本当によかった(涙)
お互いを知れば知るほどに『何度だって恋に落ちる』ですね。
北沢社長が同級生の前で見せる顔と、祝辞を述べる時の姿にギャップ萌え。
『番外編1』では北沢社長視点で、あの衝動的な夜の真実が明かされて、勇大が出会ったのが北沢社長で本当によかったと安堵。
酷いアルファが相手だったら、今頃勇大はどうなっていたのか…(怖)
それと、何故あんなにも勇大に惹かれたのかの理由が…♡
『番外編2』での「○○○ー◯大作戦」の行方に、私も勇大と共に「いつ??」かとワクワク。
結局、北沢社長の溢れる愛が、でしたが、この勝負は私の中では勇大の「勝ち」だったのかと(笑)
事あるごとに勇大の魅力に翻弄され、好き過ぎて不安・自信を無くす北沢社長がやっぱり可愛い。
スパダリ社長×ツンデレ受けのオメガバのお話ですが、
読了後、もしかして、受けの勇大の方が社会的地位はなくても、その心根はスパダリでは?と思ってます。
本当に面白かったので、皆様にオススメです。
作者様、素敵な作品をありがとうございました。
雨宮里玖先生のオメガバースとジレモダラブのコンボは、鉄板中の鉄板ネタ。毎度毎度焦ったくて切ない気分にオトされるんですが、落ち込んだところからの満塁サヨナラ逆転ハッピーエンドがめちゃくちゃ気持ち良いのもまた雨宮先生流です。
オメガバースが孕むΩの劣等性とΩに執着するαの溺愛性の相性度は抜群にいい。運命のドラマを感じさせるスタートダッシュで既に物語の虜になりました。
つがいになってから始まっていく恋愛模様のすれ違いはとても苦しいですが、詰まりに詰まった胸のつっかえが解けていくエンディングは最高オブ最高!
読み心地の良さに、身体がスッキリと整うこと間違いなしでしょう^ ^
両片想いのすれ違いストーリーは、耐えどころの多い展開から避けられないのが厄介ですが、でもその苦味はのちの旨味の下味にもなります。
ああ……ラストで明かされる幸せな景色のために、あの苦しいシーンは必要だったんだと。胸の奥でジクジクと穿っていた鈍い痛みから解放される瞬間の嬉しさときたら、サンシャ◯ン池崎ばりのイェーーーイ!!の雄叫びでした(頭の中でですけど 笑)
すれ違いの裏に隠されている真実との答え合わせは、やっとかー…( ´∀`)という気持ちにしかならないですが、2人の気持ちが通い合うシーンは展開が分かっていても最ッッッッ高に楽しいです♪
物語の入りが事故つがいというのが難儀な恋模様でしたが、事故をホンモノに変えていく2人の想い合う心は堅実的で、"つがい"と呼べるだけの親密な関係性を構築していく姿にグッときました。
通常なら"つがい"はゴール。でもこの作品ではスタート地点にあり、うなじの噛み跡だけが証明ではない、心と心でちゃんと"つがい"になっていくところが最大の見どころだと思います。
αの北沢側は全てを知っていて、勇大だけが何も知らないチグハグな状況もまたやるせなさを生む原因の1つ。勇大の目線も切ないけど、全てを知っていて黙って見守るしかない北沢の立場はもっと切ないことにも注目しながら読んで欲しいです。
北沢が割と最初から溺愛ムーブで攻めているので、すれ違い展開があってもそこまで不安になることなく読めたのは良かったです。北沢のことをほじくればほじくるほど健気でナイスガイ過ぎて、社長としても1人の男としても魅力的なαの姿に惚れ惚れしました。
普段は強気な勇大も、恋心を前にすると途端に臆病になるところからは北沢への本気の想いが伝わってきて、狂犬がワンコになるギャップもGOOD!番外編では2人の甘々が突出してるので、より2人のつがい世界に浸ることができると思います^ ^
初読み作家様です。
酔っ払ってゆきずりのアルファと寝て番になってしまい、
顔もはっきり見ぬまま逃げ出しそれきり、と思っていたら…
と始まる、スパダリ社長α×強気ツンデレΩのお話。
番ってしまった相手の顔も素性も知らぬまま、
その後知り合ったスパダリ社長に恋をしてしまい思い悩む切なさ。
また、「ところが実はね…」と読者側には分かる裏事情(?)が
いつどのように明かされるのかーという部分がドキドキ楽しく、
大きな見どころなのかなと思います。
ただ、自分の中で「萌え」はやや薄め。。
受けの態度や言葉を”強気””ツンデレ””男前”と好意的に捉えられるかどうか、
受け入れられるかどうかー
この点で好み・評価が分かれるかな?と思いました;
とはいえ、いわゆる王道”シンデレラストーリー”とはひと味違い
自身の努力により失業中の身から成り上がるところは文句なくカッコいいし、
番外編で描かれる”自分からプロポーズ作戦”にもワクワク。
が…
どうしても引っかかった点・腑に落ちないな…という点を、
最後まで引き摺ってしまいました。
まず1点が、勇大(受)のガサツさ・乱暴な言動。
もう1点が、北沢(攻)が勇大に惹かれ恋に落ち、ベタ惚れ状態になる理由です。
1点目の勇大の言動については、まず自分が就職した会社の
社長(北沢)に対し敬語も使えないところ。
(あえて使わなかったのだとしたら、もっとイヤかも...;)
さらに2回ほど出てくる「物に当たる描写」に、
完全に引いてしまった、、
北沢の家のキッチンで引き出しをガンッと蹴飛ばしたり
(人の家、上司の家で!?)、職場のレジカウンターも蹴っ飛ばすー
イライラすると周りの物に当たるところ、
怖いし「えっ…」と思うしで、
勇大というキャラに共感し心から応援するのが(自分には)難しかったです;
強気ツンデレというより、ただただ無礼な気が。。
で、そんな受けの性格への自分の思いとも関わってくる
もう一つの「?」な点が、北沢→勇大への強い想い。
北沢は一体、勇大のどこをそこまで好きになったんだろう?
(初めて会った時に初恋を思い出したーと語られたりする場面はあるのですが)
ワンナイト後に消えてしまった、番った相手を
なんとか探し出そうとする行動は理解できる。
ただその後、経営者と店舗スタッフという立場で再会してからの交流で、
そこまで勇大に惹かれる要素、あったかなあ...?
絵に描いたようなエリートボーイで(幼稚舎→K大だそう)
所作も美しいスーパーアルファを惹きつけるような魅力が
いまいち勇大には感じられず;
攻めの感情の昂りにいまいち乗り切れないまま、
いつの間にか二人のラブラブ度が高まっていて戸惑いました。
両親にお見合いまでセッティングされていたらしい北沢ですが、
勇大との交際・結婚は格差がありすぎて絶対大反対されるのでは、と
余計な心配もしてしまう;
「愛さえあれば」でそこは乗り切れるのだろうか…
事故番からの再会、格差愛、年上スパダリ攻めー
と好きな設定ではあったのですが、
物語の波には乗り切れずに終わってしまった感があり、
今回は「中立」とさせていただきました。