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hag 30

木原先生なのでマストバイ。
どれもこれもエグくて、言語化するのがちょっとしんどいです。すごかった。
過去に書かれた3編とその各々の後日談で合計6編。
本になっていないものだったため、今回初読みのものばかりでした。
手が震えて、呼吸が浅くなる感じのお話です。
木原先生のなら何でもどんとこい な方向け。
以下メインとなる3編について。
1編目はそこまで酷くはなくて甘いテイストなので、ウキウキ(⋈◍>◡<◍)。✧と読み終えたのですが、その後がエグイ。
ちょっと読む人を選ぶかも。
1編目は キャラ乗り移られ系の俳優さん。本体はぽんこつなので、今まで付き合った子には貢いで貢いで捨てられてきています。
今回は、なぜか目が覚めたら金髪イケメンが横に寝ていて・・・と始まるもの。
ふふ、素敵です。このワンコもぽんこつ俳優も好きだわあ。
2編目がわあああああああああああ でした。
以下は、超ネタバレしても良い方だけ。
スプラッタ&がちホラーでして、気失いそう。今日お風呂入れない(笑)
いや怖いわ、木原先生、本気だして書かないでくださいよ、めちゃ怖いじゃないですかあ。ほんと手が震えました。
3編はこれもまたわあああああああああああああああああああああああああああああ ベトナム戦争に従軍している方のお話でした。
まだ記述はライトな方だと思いますが、それでも。
こっちもまだ手が震えています。
ハラハラして胸がきゅうううううううってなって、おい!先生!この思いをどうしてくれるんだ!
という気持ちになっちゃいます。
最近書かれたパラスティック・ソウルが大丈夫だったら、これも読めるかも。
先生の過去作を振り返ってみましたが、過去の層々たるラインナップを見ると
この本、そんなにひどくないのかも と思いなおしました。すいません、
驚かしちゃったかもですね。
過去の他の本の方が「ひどい!」ってのもありますしね。
木原先生ファンならきっと大丈夫なんでしょう。
最近へらへら本を読んでいたので、久しぶりにガツンと殴られた心地のする一冊でした。来年2月、4月にテーマを変えて同様のご本を出されるそうです。
覚悟して読まないとな!
先生のファンですが文庫版やノベルズまでしか追いかけておりませんでしたので、未収録の作品の数々は正直諦めておりました。
書かれました時代を考えるとかなり手を入れられているだろうことは明らかですが、先生の世界で未読のに触れられる機会を得られ、この企画に感謝です。
3作、どれもテイストが違ってそれぞれ面白かった。
1,年下攻め恋愛もの
2,SFホラーテイストもの
3,ベトナム戦争を舞台としたブロマンスより濃厚な関係性のお話。
どの作品もいわゆる木原節と言われるほど激しくはないと思います。
書き下ろされた小編が3作品とも素晴らしく、そのおかげで昇華されるものがあるので、先生の本を読んだことがない方にはいいかもしれないなと思う。
個人的には1が好きでした。
どうしようもない中年の悲哀と本人はかわいくないとおもっているし、全方向的にかわいくないどうしようもない男と十二分に書かれているのに、かわいくてたまらないなこのおじさん!…と思わせるのはさすがだとしか言いようがないです。
あと2冊楽しみです。
作品3作と書き下ろし短編集となりますので、サクサク読めるのと1冊で3度楽しめるのが美味しいですww
丸々1冊ほど長くないので、お得感を非常に感じるのは私だけでしょうか?
また過去未収録作品とのことなので、比較的最近木原作品ファンの私にとって嬉しい限りです。
木原先生作品初めての方でも、ちょっと読んでみようかなと手も出しやすいと思いますし、カラーの違う3作品なのでご自身の好みを探すのも良いかと思います。
普段気合いを入れて読破する私にとっては有難い1冊でした。あと2部出るそうで楽しみです(^^)
収録作品は、「恋の片道切符」、「うつる」、「レザナンス」。
それぞれのお話にアフターストーリーがくっ付いてるという収録構成です。
「恋の片道切符」は、ダメンズ好き名俳優のオジ受け
「うつる」は、身体乗っ取り系のホラー
「レザナンス」は、ベトナム戦争に派遣された同僚兵士のブロマンス
どのお話も系統がバラバラで、BLの奥行きの広さを感じる筆致は、さすが木原先生といった感じでしょうか。
「恋の片道切符」と「うつる」は、後者がホラーということを除けば舞台観はほぼ一緒ですが、「レザナンス」は時代もお国も異なります。
主人公2人が明確な恋愛関係に至らないまま終幕してしまったということも他2作品とは違うところですが、「レザナンス」の作品自体、BLのカテゴリーに収めておくには非常に勿体無いシロモノです。BLの匂いを確かに感じさせながらも、過酷な戦況下で共に生き抜こうとする2人の間には恋愛とも友情とも同志とも違う強い感情が垣間見え、めちゃくちゃ心臓にキます。
そんな2人の物語を語るには、生々しい激戦の背景描写が必須。なので、肉片がー…とか、頭部が吹っ飛んでー…とか、人間爆弾とか…BLに浸る以前に、心が折れそうなシーンがわんさか出てきます。
映画の「ランボー」や「パールハーバー」の情景が無意識に思い出されて、なんかもう泣けてくるし胸に詰まる思いでいっぱいでした。゚(゚´Д`゚)゚。
短編なのに、その悲惨な光景をよくここまで入れ込んだなと感心していますが、痛い系NGのビビラーの方は注意して読んだ方がいいかもしれません。
ストーリーの中身は濃いし、ディールとウィリアムが惹かれ合っていく流れもめちゃくちゃ響く。いいお話と言えばいいお話だけど、この終わり方はわたし的には納得できなかったです。
目に見えるカタチでは結ばれなかったけど、心では結ばれていましたよ的な…?そうであっても私はこんなモヤモヤを抱えた悲しい読後感は嫌ですーー…
指輪はせめてディールに渡せなかったものか。あなたの指輪じゃないのに!って感じてしまって、何だか複雑な心情でした。
最適解は他にあったのではとずっと頭の中で処理しきれずにいます。泣いちゃう覚悟で読んで下さいね。
話が前後してしまいましたが、「恋の片道切符」の方はこの中では一番馴染み感あるBLで、私は一番好きなお話でした。こっちはすれ違いの切ない系なので、心理描写メインで楽しむに尽きます。
オジ受けの話を楽しむというより、千光士のゆるふわ天然キャラにご注目しながら、彼のダメダメっぷりを味わって欲しい(笑)イラッとくるクセのある性格と独特の思考が色々とやらかしてくれて、でもそれがイワンとの恋愛にスパイシーに化学反応を起こしてくれるから面白いです。
受けザマァな展開にヒヤリとしつつも、タイプじゃない年下との恋愛にハマっていくコンプレックス塊オヤジの不器用な恋愛模様を味わいました。毒舌マネージャーくんとの塩気の強い掛け合いも必見です!
「うつる」の方はホラー感強めなので、ゴースト系好きな方にはオススメ。悪霊寄りのガチゴーストものなので、BLよりはホラー主導です。
とまぁ、そんな感じで3作品ともそれぞれの持ち味が違って、木原先生のオールラウンダーな側面に浸る一冊でした。
今巻は「Hug」でしたが、続刊の「Kiss」も楽しみにしてます^ ^
作家様買いです。30周年おめでとうございます!
個人的には”萌える”と言いきれない内容だし、CPも好みではないんだけど、気づくと夢中でページを繰っているという、いつもの感じでした。”神”or "しゅみじゃない”の二択になるんじゃないかなぁというわけで前者になりました。あとがきで「昔の作風はわりと普通…と思って」とおっしゃっていますが、”普通”が多様な令和から見たらそうとも言えるのかも(?)しれませんが、”わりと普通”とはどうしても思えませんでしたよw やはり唯一無二の作風ですから!
初期作品のリライトとはいえ、どれも独特の世界観で圧倒されました。一番面白かったのは”恋の片道切符”です。ポンコツ中年受けのキャラが独特すぎてw…でも確かに木原先生は、受けじゃなかったのに溺愛されるうちに受けの才能を開花させていく男性を描いた作品多かったかも。なし崩し的に受けになり、絆されながら本来の自分の気持ちを”見つけていく”っていう展開にワクワクするし、登場人物、特に受さんの斜め上からの発想に翻弄される楽しさがあります。どうしてそうなる!?と思いながらもはぴえん。本作は”本当に”ほのぼの系で面白かったです。
2話目はラブコメから一転してホラーBL。ハラハラどきどきしながら読みましたが、最終的なオチというか理由に釈然としないというか、消化不良感が残ってしまったんですよね。ただ、一番BLらしいBLだと思います(ホラーだけど)。
最後のベトナム戦争を描いたブロマンスは、ダントツの余韻が残ります。まさに今読むべき作品です。戦争云々ってこういうレビューで言うのもアレですけど、まぁこのタイミングでこういう物語を読むっていうのも因果だな…なんて思いました。結構読んだ後のダメージ(余韻ともいう…)が大きかったので、負担を軽くするなら(?)こちらを先に読んでから”片道切符”に戻るっていうパターンもありかもしれません。とはいえ、好みを超越して傑作だなと思ったのは、”その後”も含めて”レザナンス”です。
木原先生、デビュー30周年おめでとうございます・:*+.
こちらの御本のタイトルの”30”は、30周年の数字とのこと。
以前雑誌に掲載され、単行本未収録だったというお話が3遍、
加筆修正と書き下ろしを加えてまとめられています。
レビュータイトルどおり、どのお話も圧巻。
一度手に取って読み始めたらとても止めることなんて出来ず、
時間を忘れて読み耽りました。
各作品ごとにそれぞれ、タイトル部分に
厘てく先生、上田アキ先生、外岡もったす先生の挿絵がついているのですが、
これが3作品とも見事にその世界観とマッチしていて、
息を呑んでじっと見入ってしまったー…
初めのお話「恋の片道切符」では、
45歳のポンコツおじさん受け(元攻め!)にきゅんきゅん。
2番目の「うつる」ではまさかのホラー・オカルト展開に驚き、
ラストの「レザナンス」では見事に心抉られました…
読み終えた直後の今、ショックが大きく
ちょっと結末を受け止めきれない気持ちもあります( ; ; )
以下、それぞれのお話についての感想を。
一番萌えた1作目が、一番アツく語ってしまうかと思います。
ネタバレありますので未読の方、ご注意ください。
◆「恋の片道切符」「その後の行為の片道切符(書き下ろし)」
知的でイケてる…と世間では思われているけれど、
実際は超ポンコツおじさんの有名俳優・千光士(せんこうじ)、45歳。
ある夜、酔っ払った勢いで25歳の麗しき青年・イワンと
ワンナイトしてしまうも、翌朝千光士にはその記憶がなく…
慌てて追い出そうとすると、熱烈な愛の告白を受けてー
と続く年の差20歳の二人の物語です。
もーーーなんといっても、元攻め受けの千光士が可愛いっ!!!
ピアノが弾けて好きな音楽はジャズ、というキャラ設定からくるイメージとは
似ても似つかず、実際の彼は画数の多い漢字は読めず、台本にはルビを振ってもらい、内気でインドア、自宅でバラエティ番組を見るのが至福の時…
そんな姿になんだか湧いてきてしまう親近感、
そして可愛いなこの人…という気持ち。
愛を乞われ、甘やかされて愛されて
面白いぐらい軽やかに流されほだされ、あっという間に恋に落ちる様。
イワンとの始まりの夜にも、「(恋人と別れて)寂しい…」とわんわん泣いているんですよね。
なんというかこう、放っておけない、庇護欲を掻き立てられるタイプで、
読んでいて可愛くて仕方なかったです。
本気でイワンに恋をしているーと自覚してから、
自分の肌のたるみやぷよぷよのお腹を気にして
ジムに通ったり、インテリ風に見せなければ…と
大好きなバラエティ番組を見ることを封印、
好きでもないジャズを聴いたり『三国志』を読んでみたり。
(それが小学生用の本だったりして、愛しさ倍増)
そんな焦りがセックスレスへと繋がり、
すれ違いが生まれてしまうのですが;
やっとイワンに不安を打ち明けることができた時、
彼の語った「恋はどこでするものか」という言葉、
その後の仕草に心震えました。
恋は、心でするもの。
誰かの役を演じている千光士さんはもちろん最高に素敵だけれど、
素のままのあなたも可愛らしくて大好きー
こんな素晴らしい告白ができる元童貞の年下スパダリ、
誰だって恋に落ちるわ…
攻めにも受けにも萌え転がり、ああ恋っていいな…と
心から思った恋物語でした。
書き下ろし、マネージャーの増井視点で見るイワンにもきゅんが加速、
最高にときめきました(*´◒`*)
◆「うつる」「その後のうつる」
上田アキ先生の挿絵が麗しくて震える…
カメラマン×トラウマに悩む外科医のお話。
手術室に入ると毎回倒れてしまう真道(しんどう・受)。
自分が弱いのだと思い悩んでいたけれど、実は…という
ホラー・オカルトものです。
最近、鏡を覗き込むと別人の顔が見えていたのも、
急に吸うようになったタバコも、趣味の変わったファッションも。
種明かしされた後思い返せば、「なるほどだからだったのか!」と
納得するばかりでした。
誰と電話していたんだろうー?と真道が思い返すシーンなど、
背筋がゾッ。
一夜を共にした後会えなくなる、というすれ違いに
攻め・守生(もりお)のことを疑ったりもしましたが。
杞憂だったー…!(喜)
幽霊問題も解決、甘やかな愛をくれる年上彼氏と存分に
イチャついてほしいものです。
書き下ろし、あともう少しで”あちら側”に
連れて行かれそうだった真道を守っていたのはー
と分かった事実が、温かかった...
その愛にうるっとくるラストでした。
◆「レザナンス」「その後のレザナンス」
「レザナンス」とは、「共鳴」という意味とのこと。
ベトナム戦争でベトナムの戦地へ送られた軍人、
日系アメリカ人のディールと金髪の白人・ウィリーとの交流が描かれた一作です。
(※人を殺し、人が亡くなる描写が色々出てきますので苦手な方、
ご注意ください;)
予感・覚悟はしていたけれど、その上をゆく
悲惨な展開と最期に胸締め付けられ、呆然としてしまった、、
書き下ろしのウィリーの婚約者とその孫、
ウィリーの遺品である指輪のお話にも胸が痛みます。
あの時ディールがお守りとして渡し、遺体の指から見えた指輪…
ベトナム戦争のことなんて教科書の中の出来事、
おばあちゃんから指輪をもらって嬉しそうにする孫娘の姿が、
無関心な現代の自分達に重なり苦しくなる( ; ; )
BL未満(キス描写はあります)、けれど確かに
二人の間に”共鳴”があったと感じ、重く心にのしかかってくるお話でした。