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seinaru kishi ha saiai no hanryo ni nido koi wo suru

最高の続編でした…
序盤の甘やかなシーンから一転、まさかまさかの山あり谷あり展開。
手に汗握りながら&固唾を呑んで見守りましたよ!!
タイトルの「二度」って、そういうことかーーー…!!!
いつもどこか優しさを感じる、釘宮先生の温かい文章が大好き。
以下、読後の興奮のままのレビューです
『聖なる騎士は運命の愛に巡り合う』の続編のこちら。
現国王の従兄・クラウス×現国王の王配の元従者・ティモのお話です。
前作未読でも読めなくはないけれど、読んでからの方が絶対に楽しめると思います。
本当に、紆余曲折を経て結ばれた二人なのですよ。。
クラウスからの熱烈な求婚の末、結婚して2年。
朝、目覚めた先に愛する美しい伴侶がいてー
という甘く蕩ける序盤のシーンから、心鷲掴みにされました。
身分差を揶揄する周囲からの言葉を気にしながらも、
クラウスの愛に包まれ、平穏な生活を送っていたティモ。
そんな中なんと、狩猟祭での落馬事故でクラウスが記憶喪失にー
と続きます。
思えば前作ではティモが大怪我をし、一時的に記憶喪失になっていましたが、今回はその逆パターン。
目覚めないクラウスに付きっきりで懸命に看護を続け、やつれていくティモの姿に胸が痛みました。
目覚めたクラウスには16歳までの記憶しかなく、ティモの存在自体も忘れられてしまっていて…( ;ㅿ; )
とにかく今はクラウスを支えようと頑張るものの、ティモの思考はどんどんマイナス方向へ。
彼の記憶がリセットされた今、共にいて隣で支える者は、身分差のある自分ではない方がいいのではないかー
いやいやいや、待って待って!
ナザリオが「きっと大丈夫」と言ってくれた言葉を、クラウスが注いでくれた愛を、信じて待ってみて欲しい。
ここ、本当にもどかしかったです。
いつ記憶が戻るのかと不安で毎日眠れず、それがまたマイナス思考に繋がってーと、止まらぬ悪循環;
そんな精神的に限界を迎えたティモを思いやるクラウスの言葉に、心打たれます。
「あらゆる努力をして必ず君のことを思い出すと誓う」
「どうかまだ諦めないでほしい」
僕たち二人の問題だから、一緒に考えたいー
そう!そうだよね、これは二人で共に考える問題だよー…!
10年分の記憶をなくしてしまった16歳のクラウスも、やっぱり変わらず素晴らしい心を持った人。泣けてくる...( ; ; )
その後、共に訪れたフィオラノーレで起こる大事件。
ここからもう、息もつけないほど緊迫感あふれる場面の連続です。
王妹エリザと一対一での対面ー
ここ、読んでいてとても辛かったです。
ティモの冷ややかな態度、言葉が痛くて…
エリザ側の事情、気持ちにも共感を覚えてしまうのだけど。
ティモの過酷な生い立ちを知っているから(この辺りは前作で詳しく語られています)、ティモの言い分も十分に分かるし、もっともだと思う。
今も体に刻まれた苛烈な虐待の傷と、消えない記憶。
怒りのまま母親の手を振り払うティモの姿が悲痛で。
ああ、20数年前、エリザが諦めずにティモを探し続け、助け出していてくれたなら…と思わずにはいられませんでした。
そしてここからの展開がまた、大きな大きな見どころに!
軍のクーデターにより、王女ベルタと共にティモも捕らえられてしまいー
わがままで差別的な王女だけれど、ティモにとっては従兄妹にあたる存在。
そんな彼女が人質として捕らえられ、数日間ティモと共に過ごすうち
自分の無知を知り、態度を改めていくー
いけ好かない存在だった彼女が、視野を少しずつ広げていく様。
いつのまにか自分の気持ちも絆され、どうにか、なんとか助かってほしい!と思うように。
ここ、本当にキャラクターの描き方が秀逸、素晴らしいなあ…と唸りました。
で!ここで登場するのがあの可愛い二匹組、ピーノとロッコ!!
もーーー大活躍です、大興奮です。
みずかね先生によるピーノのイラスト(袋しょってる❤︎)、可愛らしさに身悶えました。
そしてピーノと共に去ることはせず、よじよじ衣服を登ってティモの袖に入り込むロッコ!
ティモは孤児院時代、ネズミに爪を齧られたことから小動物が苦手になり、当初めは2匹に触れることもできなかったのですよね。
ロッコに服に入られ、戸惑いながらも受け入れるティモ…!胸がきゅーっとなる。
その後ベルタ(と共にティモも)が処刑台へと連れて行かれ、
もはやこれまでーというピンチの時の、
ロッコーーー!!!!
てっきりこの2匹、ナザリオの命を受けてやって来たのだと思っていたのですが。
後に自分たちの意思で抜け出してきていたと分かり、ここでも泣きそうに;
フィオラノーレへの出発前、ナザリオがティモにお守りを預けた何気ないシーンが、この2匹の大立ち回り&大活躍に繋がっていたのね…!
で!
ここでまさかの、あの人があの人で!?の展開。
ここで一番に出てくるのがクラウスではない演出が、ニクい!
弓矢でベルタを救う姿、最高オブ最高にカッコ良いヒーローでした。痺れるわ...
(もちろん、その後満を持して登場したクラウスの立ち回りも最高)
最大の懸案事項だったクラウスの記憶喪失、この回収も見事でした。
記憶をなくしても、また恋に落ちるー
(この過程、電子限定SS必読と思います)
クラウスから再びの熱い愛の告白を受けた後の濡れ場、
ここがもう信じられないくらいあまあま、濃厚で蕩けました。
もう、この時点でラストを迎えても文句なしなのだけど。
その後のエリザとナザリオの対面、ナザリオの口から初めて出た「兄」の言葉にも涙、涙。。
二人の母・エリザについては、やっぱり私自身は正直、
許されて欲しいという思いは消えないのだけれど…
そうそううまくはゆかぬ現実の厳しさを噛み締める場面だったな。。
大きな試練を経て二人並んで歩み出すラストは、感無量。
愛は確かに、そこにあるよね。
二人の未来にただただ、光あれ…!と願わずにはいられない、素晴らしき「再愛」物語でした・:*+.
umeair
+電子限定SSについて
(文字数オーバーで記載できなかったため、こちらに:)
こちら必読と思います…!
クラウス視点、記憶を失ってからティモに惹かれてゆくまでの過程が描かれた、甘いお話です。