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machiapu omegabāsu daikiraina otoko ga unmei no tugaitoka konoapuri okashiindesukedo

円陣先生なのでマストバイ。受けのキャラクターが今一つ合わなかったので申し訳ありません中立にしました。ぐるぐるさんは苦手なんだよ・・・本編220Pほど+あとがき。
小学生のころにハマったアニメの影響で「運命の番に出会いたい!」と思っている湊。親友からの強い勧めがあり、番に出会う専用のマッチングアプリに登録したところ、マッチングしたのは過去に最悪の仲だと感じた相手で・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
攻めの親友(♂オメガ)、受けの親友(ベータ)、受けに絡む女子(アルファ)ぐらいかな。
++攻め受けについて
攻めはアルファらしくしっかりしたガタイ、弁護士さんというご職業、押しの強い感じというところが特徴でしょうか。想いが空回りして?か、過去に受けと上手くいかなかったことがあるので、スーパーマンというまではいかないイケメンか。まあ弁護士さんなんで優秀ですよね。
受けは中性的容貌の美人オメガさん。モテるんだけど、なんせオメガなのですぐ押し倒されちゃう。本人はまったくそんなこと望んでなくて、なかなか上手くいってないです。お仕事は広告代理店勤務。
まあそんな二人の恋話なんですけど、受けさんがどうも合わなくて。ぐるぐるさん?悩みすぎてちょっと大人になり切れてない?運命の番に会いたいという気持ちが強すぎ????自分で感情を整理しきれず八つ当たりしているようなところもあり、うーーーーーーーん・・・・だめでした・・まあくっついた後の二人、熟成したらいいカップルになりそうやなとは思ったんですけどねえ。先生、10年ぐらいしてからの二人のお話とか出てこないですかね?
マッチングアプリで運命の番とマッチングする設定が、なんとも令和っぽい(笑)
オメガバースの王道である、出会った瞬間または触れた瞬間にバチッとしたりビビビッとくるあの現象はそいや最近見かける頻度が減った気がします。
ドラマチックな出会いも良いけど、現実的な出会いにアプローチするのもオメガバースの楽しさです♪( ´▽`)
マッチングアプリを使った運命探しは限りなくリアル寄りですが、リアルが滲むから共感性が増す…ファンタジーとリアルの両方良いとこどりなストーリーがこの作品の見どころの1つでしょう。
運命の出会いを期待したって、そう簡単にビビビが来るわけないじゃん。それならマッチングアプリで運命を探したらどうか?と。科学的な数字上で運命の番を導き出す理論派な根拠により、運命にお墨付きを与えているのが面白い視点だなと思いました。
難点はそこに気持ちが伴っていないことかな。あくまでも始まりの時点においてはですが。
心と身体のマッチングの問題はまさに主人公2人にとっての大きな壁で、特に湊においては二宮はお断り案件の相手そのもの。過去に因縁のあった2人が運命と認定されてから、身も心も運命の相手だと思えるようになるまでどんなストーリーが待ち受けているのでしょうか。
かつて衝突ばかりしていた二宮との過去を振り返りながら、あのとき知り得なかった二宮の姿を目にしていくうち、次第に惹かれていく湊の心情描写に注目して欲しいなと思います。
あ。もちろん、湊の感情変化だけでなく二宮のことも同じく注視です。過去に二宮は湊に強く当たっていたはずなのに、なぜこんなにも湊に執着し、湊を運命だと信じて疑わないのか謎でした。
まぁ…その理由は単純明快なので実際に読んで確認して欲しいですが、不器用男にもほどがあるだろうがっっっ!!…と、ひと言先に言っときます(笑)
5年ぶりの再会、そして5年後越しの答え合わせにより、見失われた運命が再び2人の元に戻ってきてとりあえず良かった。バラバラだったパズルのピースが合わさっていくように2人の想いが通い合っていく姿にグッときました。
嫌いから始まる運命のストーリーは、誤解とすれ違いの重ね合わせだったけど、自分の心で運命を感じとっていくエンディングは納得満足な読後感でした。
墨谷佐和先生の、初”現代オメガバース”!
面白かったー…
評価は神寄りです。後で読み返して、もしかしたら「神」に変えるかもしれません
物語のエンディングがハッピーながらやや呆気ないようにも感じられ、
「その後の二人を!どうか!」というもどかしさはあったかな…?
でもでも!
攻めの意外なギャップや、受けを守り抜く姿がハートに刺さって仕方なく、
萌えを心ゆくまで堪能できるお話でした。
こちら、今や出会いの方法としてすっかり主流となった
「マチアプ」がテーマの社会人×再会ものです。
犬猿の仲だった二人が、アプリでの「100%マッチ」をきっかけに
5年ぶりに再会。
マッチング当初は互いに相手の正体を知らず、
アプリで「blueさん」「山さん」なんて呼び合い、
くすぐったいやり取りをしていて…
しかし待ち合わせ当日、そこにいたのはまさかの
思い出したくもない、当時大嫌いだったあの人でー!?
と始まる、「運命の番探し」を頑張るふたりのお話。
大っ嫌いなアイツと運命の番!?…というあらすじだけで、
期待に胸高鳴ります。
で、まず!
円陣闇丸先生のイラストが神がかっている✨
期待度、ドキドキ度、萌え度を爆上げしてくれています。
表紙も素敵なんですが、口絵が濡れ場で「きゃ!!//」となる。
リアル書店で購入予定の方、カバーをかけてもらう際にはお覚悟を...!
攻め受けどちらのキャラもそれぞれ魅力的だったのですが、
特に攻め・穂高(ほたか)の「ひとり動物園・オムライス・編み物好き」
という3点ギャップに萌え転がってしまいました。ゴロゴロゴロ…
「クリスマスにマフラーかセーター、編んでやるよ」
と耳元でセクシーに囁いてくる攻め、最高&最強じゃないですか…?//
生まれ変わったら三次元で出会いたいよ!!そんなイケてるギャップ攻めに!
言葉足らずで恋に不器用、5年前の湊(受)に対する態度は
決して褒められたものではないのですが;
まるで小学生が好きな子に意地悪しちゃうみたいに、
言葉足らずでぶっきらぼうで不器用な姿に、ニヤニヤしてしまう〜
つっけんどんな態度をとりながらも、
「優しくしたいのに...」と思い悩んでいたことが分かる描写に萌え。
そして湊が倒れた際には湊を庇ってちゃんと(?)下敷きになってるところなど、
わっかりにくいラブビームを放ってる報われなさにも、萌え...
対する湊は、昔見たアニメの影響から「運命の番」の存在を強く信じ、
白馬の王子様が現れるのを今か今かと待っているー
そんな夢見がちな美人Ωです。
出会った瞬間、互いの体に痺れるような感覚が走る。
そんな出会いに憧れ、マッチングアプリなんて…と
どこか冷ややかな目で見ていた彼の気持ちが、
穂高(ほたか・攻)やその友人・篠崎との出会いと交流の中で
どう変化してゆくのか。
そんなところが、大きな見どころの一つとなっていました。
後半、篠崎の語る「お見合いでもアプリでも、それ以外の出会いでも、
出会うことそのものが奇跡なんだ」という言葉が胸を打ちます。
(レビュータイトル、この印象的だった彼のセリフから一部いただきました☺︎)
それこそが、世に言うところの「ご縁」というものなのかな…と、
彼の言葉を噛み締めました。
もう一生会うことなんてないだろう、と思っていた相手との、
「相性100%」のお墨付きの再会。
出会いは確かに、物語のような”ロマンチックさ”にはやや欠ける…
かもしれないけれど、二人がそこから紡いでいく物語、
犬猿の仲だったはずが「愛してる」と囁き合える仲になる過程は、
十分すぎるほどロマンチックです・:*+
アプリに登録した穂高の、湊に対する切ない想いと
そのバックグラウンドが、泣けるものだったなあ…
実の親に捨てられ、常に孤独を感じてきた彼が
愛し愛されることを渇望する気持ちがダイレクトに伝わってきて、
胸が締め付けられました。
二人で動物園に行った時、話に出て来る
”象のある行動”についてのエピソードが穂高の境遇と重なり、
切なさ倍増。
(円陣先生のイラスト、哀愁漂う象の後ろ姿がなんとも言えません)
(動物園の動物たちがどうか、少しでもストレスのない生活を送ることが
できますように。。)
攻め受け二人の恋愛模様の中に、湊が現在進行形で
社内で受けている「嫌がらせ行為」が途中から深く絡んできます。
シリアスで意外な展開にちょっとびっくり、
そしてここでも5年前と同様、体を張って湊を守り抜く穂高の姿に痺れました。
仕切り直しの再会ラブ。
意地っ張りな湊がやっと自分の気持ちに素直になり、
二人きりの時にかあっと赤くなったり、エッチの時に乱れ蕩けて可愛くなる様、
萌える萌えるよー…!
篠崎の意外な正体(?)にも、おお、そうだったのか!と
驚き、可愛い双子ちゃんの登場になごなごしました☺︎
攻め受けどちらにも萌えどころがあり、楽しく拝読した物語ですが
ちょっと読んでいて「あれ?」と思った点もあり、そちら記載しておきます。
・「体の関係から始まりたくない」とあんなに頑なだった湊が、
穂高に割とすんなり抱かれている気がする…
”運命の番”と近くにいて、腹を割って話せたことでフェロモン量増加、
求める気持ちが高まった、ということなのかな。
個人的にはもう少し”抗う”姿が見たかったっ…!(←自分の癖なだけ)
・穂高が湊の会社の顧問弁護士になっていたこと、
直接湊に告げなかったのはやや不自然な気が…する…;
「気付いてると思ってた」というのはちょっと強引かなあと思ったりしました。
と、「ん?」と引っかかる小さな部分はあったけれど。
攻めの「ギャップ」と、大嫌いなアイツとの再会愛に萌え、
”運命とは” ”出会いの意味とは”と考えさせられるー
そんな沁みる現代オメガバースの物語でした。
墨谷先生の現代もの、もっともっと読みたいな!と
ここにそっと気持ちを書き記しておきます✧