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occult tantei ochitaru tenshi
オカルトっぽいお話を読んでゾクゾクしたいなぁ〜と思って購入しました。
で、オカルト探偵って何だ?
見えないものが見える、特殊能力の持ち主。有名イタコの孫。眉目秀麗・成績優秀・スポーツ万能・性格も明るい、そんなパーフェクト人間清水麗一。彼こそオカルト探偵であります。
相棒は高校からの親友、三宮。平々凡々な所轄の刑事さん。
事件は新興宗教「聖なる泉」絡みの奇妙な連続自殺事件。
教祖様は少女のように華奢な、人形のような17才の美少年。彼が「聖なる泉」から脱会しようとする信者を「念で殺した」と話す。さてその真相は?
読み続けていくと、真相はオカルトどころじゃない「根源悪」とでも言いたくなるような、人間にあらず的な、怖い怖いお話でした…
BL的には…うーん…
無理にBLにしなくてもよかったんじゃないか?…とは禁句ですか?
ネタバレですが、清水→→→→三宮なんですよ。三宮の方はニブチンで。
あ、ラスト清水の真摯な告白シーンはかなり素敵でした。
で、清水は本当に霊感があるかって?いーえ。観察力と洞察力がとっても優れているだけなんです!
本当に恋人っぽくなるのは続編の方みたいなので、BL要素はそちらに期待しようかな。
最近オカルト関係のBLを好んでよく読んでいます。
オカルト事件を解決しつつ、長年の友情を恋に実らせる!
霊能者の祖母を持ち、自らも霊感を携える清水は、大学を卒業し探偵を始める。親友の三宮は刑事である。清水は、スラリとしたスタイルに甘い美貌。対して、三宮は平凡な容姿で、思考もまとも。
二人で行った卒業旅行中、清水は密かに三宮にモーションをかけていたのですが、大きな進展に繋がることはなく、二人は社会に出るのですが、三宮が頻繁に事件のことを相談するので毎日のように顔は合わすんでしょう。
今回の事件は―続く不審死に新興宗教団体の関係性を疑う。教祖、美少年・是清が的確に死を予言する。それは、清水までも。
自分が死ぬことにかけつけて三宮を口説く術は策略家。三宮が何の突出もしていない普通な男であることも、なんかいい。
教祖の是清は硝子細工のように線の細い綺麗な子。この子に惑わされないのだから、三宮に対する清水の愛はほんとうなのね。
オカルト関係は好きなんだけど、宗教関係はそんなに好きでもないかな~。濃い世界なので。
愁堂さんのずっと読んでみたかった本なので、読めてよかった。田倉トヲルさんの挿絵も素敵でした!!