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孤独な魔術師に王宮騎士の熱烈愛!
koori no majutsushi ha oukyuukishi no ai ni amaku torokeru

今回は王宮騎士と氷の魔術師のお話です。
膨大な魔力を持つ受様が
騎士となった攻様との再会で幸せを掴むまでと
攻視点の番外編を収録。
この世界では
人間が神の祝福で魔力に目覚めるように
獣や鳥が魔力を宿すと魔獣となります。
凶暴化した魔獣は
人に害をなして討伐対象となり
魔力が流し込まれた魔法具を使う
騎士によって倒されますが
彼らでも刃が立たたない場合は
魔術師の出番となります。
水に溢れた得るシャルオンでは
魔力に目覚めた者は王宮に召喚され
水属性の魔術師となって活躍しますが
魔獣の襲撃で魔力覚醒した受様は
強い魔力で氷属性の魔術師となります。
しかしながら稀有すぎる氷属性の魔術師は
過去もれなく災厄を招いてきたため
忌み嫌わる存在であり
氷の魔術師の存在疎む者達は
受様を消す大義名分として受様の魔力暴走や
規律違反による排除を望んでいますが
受様は魔力を使うたびに
古傷が痛む状況が年々ひどくなり
そう遠くない未来に死を迎えるだろうと
思っています。
受様は同じ孤児院で弟同然にともに育った
攻様の存在だけが唯一の希望で
死ぬ前に会いたいと望んでいますが
任務以外での外出は許されていません。
そんな日々のある日
受様の自宅を警護という名で見張る兵に
性的な揶揄いの的にされていたところに
若い騎士が現れて受様を助けてくれます。
この騎士こそが
受様が合いたいと望んでいた攻様で
受様が次に命じられた
魔獣封印の任務に同行する
魔獣封印隊の一人だったのです。
その任務は同盟国のあるナディアで
洞窟で凍結されている魔獣の状態を確認し
再封印するというものです。
果たして受様は無事に任務を果たせるのか!?
膨大な魔力を持つ氷の魔術師との受様と
王宮騎士となった攻様のファンタジーです♪
受様が強すぎる魔力によって苦しみ
氷の魔術師の過去により死を望まれながら
利用されてきた過去が哀しいです。
攻様は侯爵家に認められ養子となっていて
孤児からの立身出世を揶揄する噂もあります。
魔術師となるべく連れ去られた受様と会うために
魔獣を討伐する王宮騎士団への入団を
目指した結果でしかなく
そんな攻様が何よりも求めた受様との再会により
冷遇されていた受様の境遇が改善されていく様と
受様の高すぎる魔力によって
受様が諦めていた未来が変わっていく展開は
丁寧に配された伏線が活きていて
攻様とともに生きられるようになるまで
楽しく読ませて頂きました ヾ(≧▽≦)ノ
受様しか目に入らない攻様の一途ぷりも
MYツボで大変良かったです。
餡玉先生の作品、とても好きなので楽しみにしてました。
強大な力を持つ氷の魔術師であるノクトの境遇がとても不憫で切ない。周りから恐ろしい存在と思われ冷たく酷い対応をされ孤独に暮らすノクト。そこへ幼き頃、一緒に孤児院で過ごしたセスと10年振りに再会。彼はなんと王宮騎士となっていた。共に魔獣に挑みますがノクトの力が強い分ダメージも大きく。生きる力が削られていくようでした。とても心配になりましたがそこからの奮闘ぶりがよかった。全身全霊をかけて挑むノクトはやはり魔術師なんだと力強さも感じました。そしてちゃんと見ててくれる人はいた。これまでの苦労が報われるかのように少しずつ味方が増えていく。生きる道が見えてホッとしました。ノクトとセスの恋も一途な恋もキュンとしました。年下であるセスの嫉妬や独占欲も愛おしくなりました。こんな日が来るなんてきっとノクトは思わなかったかもしれない。優しく穏やなか読後感でした。
もともと、好きな作家さんのお話だということもありますが、タイトルと表紙にもひかれてよみました。期待以上に、よかったです。
王宮騎士、元孤児で侯爵家の養子のセス・ヴィラス・リステアードと、数百年に一人の氷の魔術師のノクト・ロラ・シャルダンが織り成すファンタジー作品です。
ファンタジー色のつよいお話がとても好きなので、たのしくよみすすめることができました。
タイトルから想像できるように、溺愛系のあまいお話で、よんでいて、胸がきゅんきゅんしました。挿絵もとてもうつくしくて、物語の世界観と、よくマッチしているとおもいました。
作者様の書き下ろし作品ということで、楽しみにしておりました♡
お話の冒頭から、氷の魔術師であるノクトに対する周りからの好意的でない視線・嫌悪・恐怖に切なさが募りました。
いったい何故、ノクトはそんな酷い扱いをされなければならないのか?
10年前、孤児であるノクトの前突如現れた魔獣。同じ孤児院の大切なセスを守りたい一心で目覚めた魔力。
それは数百年に一度現れるという「氷の魔術師」としての力。
でも、歴代の「氷の魔術師」の悪行と、魔力の出現当初、ノクトが余りある魔力を上手くコントロール出来ずに暴走させてしまった過去もあり、危険な存在とされ飼い殺し状態であわよくばその命まで…
膨大な魔力使用による心身への反動も大きく、生きる意味・気力も尽きようしていたノクトのただひとつの希望は、あの魔獣に襲われた時に離れ離れとなったセスの存在。セスの幸せを願うことだけを心の拠り所にしていたノクトの前に10年ぶりに現れた王宮騎士のセス。
何故?孤児のセスが王宮騎士になれたのか?
ノクトに一途に想いを寄せるセスと、セスの事を弟以上の存在と気付いたノクト。
ある時、王国の命によりノクトが魔獣封印にかり出されるのですが…
迫力ある魔獣との戦闘シーンでドキドキでしたが、その後の悲劇。
いったいノクトはどうなってしまうのかと悲しくて…
でも、ちゃんと頑張るノクトの味方はいましたね。
ノクト・セスの頑張り、皆の力のおかげでノクトの居場所もでき、とっても素敵なハピエンでした♡
セスのノクトに対する一途な溺愛・ヤキモチがとっても可愛かったです。
ノクトのことを大切にしてくれる人達がいてくれて、本当によかった。
こんなに幸せな日々がノクトに訪れて、とっても嬉しいです。
これからもセスに愛され続けてほしいです。
(私はクリスを推しますが(笑))
書籍内の番外編も素敵でしたが、私は紙書籍の特典SSで、帰らぬセスを想い氷像を造り続けるノクトが可愛い。
それと、コミコミスタジオ様限定SSペーパーのお二人を読んでほしいです。またあの方が登場しますが、見事に阻止するセスが可愛いです。
是非とも、お二人の愛に一緒に蕩けてほしいです。
……うん、とりあえずこの国がどうしようもないのだけは分かった。
氷の魔術師がいわく付きだとしてもだ。魔獣退治に駆り出して酷使した上、感謝の気持ちもが1ミリもなく、そればかりか処刑のきっかけを狙ってノクトがボロを出すのを待ってる国家って一体どうなってんの?
ノクトが魔獣を退治すれば、その手柄は国のもので、逆に失敗すればノクト個人の責任になるという理不尽さ。過去の氷の魔術師たちの悪評がノクトに背負わされて、失敗が許されない立場で常に前線に駆り出される国の無慈悲な扱いに辟易しました。
王宮に管理・監視されて自由のないノクトへの仕打ちは、まるで犯罪人扱いのようで最悪も最悪ですが、ノクト自身大きな魔力を使うと自分自身の身体に大きな負担になってのたうち回る副作用もまた最悪。すごい酷な運命を背負わされた主人公だなぁと心が痛かったけど、ノクトが孤児院で弟のように可愛がっていたセスとの再会で(当然イケメンとなって登場)、孤独な痛みが癒しへとシフトしていく救済エンドには拍手を送りました^ ^
そんなセスとの再会ラブは、弟のような存在だったところからの意識変化が見どころです。ノクトへの片思いを拗らせたセスの欲情をキッカケに、セスへの想いを開花させていく恋模様の行方を見届けていきましょう。
立派な騎士となってノクトの前に現れたセスの登場は偶然の再会ではなく、虎視眈々とノクトとの再会を狙っていたセスの執着にぜひ注目しながら読んで下さいね。
ラブ展開の道のりだけではなく、後半辺りからノクトへの理解者が増えて形勢が変わってくるのも楽しい読後感に繋がりました。
ただ。これまで国がしてきたノクトへの不誠実な対応が、周りの説得でどうにかなるものだったのかと思うと何だかスッキリしない。人権もない生活の強制、名誉毀損、風評被害に危険労働への駆り出しなどなど……国の功労者に対してまぁ酷いもんですわ。
王太子はマトモな人だったので、早く代替わりした方が良さそう。
ひとりぼっちだったノクトが最後にはセスや魔術師の仲間たちとワチャワチャにまみれて結構充実した日々を送っている姿にホッとしました。
セスとのラブ成就だけじゃなく、周りに忌み嫌われる存在ではなくなって枷のない自由な生活を獲得できたこともまたノクトにとっての幸せになったと思います。
失われた10年の時間を取り戻すべく、2人にはめいっぱい幸せになって欲しいです^ ^
笠井あゆみ先生の表紙が美麗すぎる〜!!
この表紙に惹かれて購入、拝読してみました。
笠井先生のXにあげられているラフ画、右側に”凍った噴水”と
説明書きがあったのですが、表紙タイトルにうまく
隠れてしまってる?のがちょっと残念;
とはいえ、煌めく蝶や白い鳩、後ろから優しく受けを包み込む
攻めの目線…全てが麗しいです。
餡玉先生の著作を読むのは『春告鳥は恋を運ぶ』に続いて2作目。
個人的には、しっとりした情緒のある「春告鳥〜」の方がより好みだったかな。
現代ものだった「春告鳥〜」とは違い、
こちらは溺愛攻め×不憫受けの再会ファンタジーです。
不憫といってもいきすぎた感じはなく、
攻めとの再会を転機に恋が進展、
能力に関する悩みもある人との出会いにより解決されてゆくー
という、安心して読めるハッピーファンタジー。
主人公・ノクト自身の大きな成長というよりは、
人との出会いによって良い方向に道が切り開かれてゆく感じなので、
ちょっとその点、大きな共感や感動、応援したいという気持ちを抱くには
やや薄味だったかな…?と思います;
受けを追いかける溺愛執着年下攻め×
皆から恐れられ、孤独を抱える「氷の魔術師」というCP。
数百年に一度現れ、国に災厄をもたらしてきたと言われる
氷の魔術師・主人公のノクト(受)。
魔力を抑え込むための腕輪をつけさせられ、
魔物討伐の時だけ体よく駆り出されて孤独に暮らす人物です。
そんな彼が王宮内で他の魔術師から揶揄され、
カッとなって魔力暴走を起こしかけた時、
助けてくれたのが王宮騎士の攻め・セス。
実は彼らは同じ孤児院で育った幼馴染で、
10年ぶりに再会を果たし…
と始まる、幼馴染×攻めの溺愛執着×魔術ファンタジー。
やっぱり、受けのことが大大大好きで追っかけてきました!
という攻めは良い…心が潤います・:*+.
幼い頃、魔獣に襲われた時にノクトがセスを庇い
立ち向かってくれた。
そしてその際ノクトは胸に今も傷跡が残るほどの怪我を負い、
”氷の魔術”を発動させたことで王宮に管理される魔術師となったー
二人にはそんなバックストーリーがあります。
強くなって、普通なら手に入らないであろう立場も手に入れて
(後になかなかの執念と計画性があったことが明らかにされ、
にんまり)、今度こそ自分がノクトを守る!!そしてその心も手に入れる!
と燃える攻めの、”恩返し”物語。
恩返しとはいえ、ノクト自身が強い力を持つ魔術師なので
守られる存在ではなく、戦闘ではその力を発揮し
魔獣を薙ぎ倒す姿が爽快でカッコ良い!
「共に戦える二人」というところが胸熱、ロマンを感じます(๑•̀ㅂ•́)و✧
ノクトの扱う”氷魔法”の描かれ方もまた、カッコ良いのです。
次々と地面から氷柱を出現させ、魔獣を突き刺すシーン、
映画を見ているかのような臨場感にワクワクしました。
戦闘で力を使うたびに体の痛みが増し、
限界に近づいているノクト。
膨大すぎる量の魔力を、今後どう扱い体を守っていくのか?という点、
その意外な解決法には「おおっ!」と驚きました。
唯一の女性キャラである隣国の王女・エレーナ。
なかなか大胆でやんちゃなところがあるキャラで好感が持てたし、
重要な役回りをしてノクトを救うことになる、名脇役でした◎
子どもの頃から、ずっとずっと好きだったー
と追いかけ続け、終盤、ノクトの大ピンチの際は颯爽と現れ
救ってくれる。
まさに理想の執着溺愛攻め、一途な思いがキラリと光る物語✨
ノクトの体についた傷跡を、そっと撫でながら始まる
優しい情事も、ときめきポイントの一つでした(ˊ˘ˋ* )