嫌われていたはずの婚約者に独占愛で囚われる

巻き戻りした悪役令息は最愛の人から離れて生きていく

makimodori shita akuyakureisoku ha saiai no hitokara hanarete ikiteiku

巻き戻りした悪役令息は最愛の人から離れて生きていく
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神19
  • 萌×25
  • 萌3
  • 中立1
  • しゅみじゃない7

97

レビュー数
3
得点
125
評価数
35
平均
3.8 / 5
神率
54.3%
著者
庚あき 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
凩はとば 
媒体
小説
出版社
アルファポリス
レーベル
アンダルシュノベルズ
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784434367847

あらすじ

婚約者ユリウスと彼の愛する女性の仲を引き裂いたとして、断罪され平民に身分を落とされた悪役令息アリステルは、ボロボロになった状態で教会で命を終えた……はずだった。 次に目覚めた時、アリステルはユリウスと婚約したばかりの頃に時間が巻き戻っていることに気づく。二度目の生こそはユリウスに幸せになってほしいと距離を置くことに決めるアリステル。だが、なぜかユリウスはアリステルに構うようになり……「もう二度と、逃がさない」これは、巻き戻りから人生をやり直す悪役令息の物語。

表題作巻き戻りした悪役令息は最愛の人から離れて生きていく

側妃腹の王太子でアリステルの婚約者
ユリウスに断罪されて死に戻る侯爵令息

レビュー投稿数3

不憫な受けくんが可愛らしいです。

スタンドグラス?からどうして神様が出てきたのかな?
どうして転生キャラが出てきたのかな?
記憶を持って巻き戻ったのがどうして3人だけなのかな?
などなど疑問がたくさん残って終わりました。
全てを説明することが良いとは思いませんが、あまりにも不可解な点が多過ぎてもやっとしました。

0

無実の悪役令息の幸せはどこに

今回は側妃腹の王太子と侯爵令息のお話です。

攻様に断罪されて死んだ受様が死に戻り
バッドエンド回避を目指す顛末を収録。

受様は父侯爵の政略結婚で生まれ
父公爵は妻が出産で儚くなると
恋人だった子爵令嬢と再婚し息子をもうけます。

父公爵は受様を愛さず
まともな教育を受けられずに育った受様ですが
王太子の攻様の婚約者に選ばれます。

攻様は父王が手を付けた正妃の侍女との子で
長子として王太子となりますが

2年後に男子を生んだ正妃は受様親子を逆恨みし
常に命の危機にさらされた受様母は毒殺されます。

さらに正妃は攻様の王位阻めなくても
自分の愛息の子を次の王太子にすべく
攻様の婚約者に男性の受様を宛がうのです。

そんな婚約でも受様は攻様に惹かれ
攻様を支えようとしますが

攻様はある男爵令嬢を愛し
受様が彼女を悪意で害したと断罪し
婚約破棄された受様は実家からも除籍され
平民として放逐されるのです。

その後の受様の生活は蔑まれ騙される日々で
受様の命を縮め廃墟の礼拝堂で
死を迎える事になりますが

受様の命の灯が消えようとした時に
「逝かないで」受様と抱き留めたのは攻様で
受様は思い続けた人の腕の中で時を止めた・・・

はずでしたが
なぜか受様は婚約式の日に巻き戻っていて!?

こりからまた男爵令嬢が現れ
攻様が彼女を愛して激変した挙句に
男爵令嬢に何もしていないのに断罪されて
死を迎えるなんて耐えられません。

果たして死に戻った受様は
2度目の生を変えられるのか!?

WEB小説サイト「アルファポリス」掲載作を
改稿、加筆しての書籍化で婚約者の攻様に
断罪されて死ぬ受様の死に戻りファンタジーです♪

基本的にタイトルから想像できる展開で
受様は先の生で夢見た攻様との幸せではなく
攻様に捨てられても生きられる未来を目指します。

1度目の生で準王族として教育により
今の受様は状況を見て行動できるようになり
1度目よりも慎重な行動をとる様になりますが

今回の生では先の時には受様に冷たかった
攻様や彼の側近が受様に優しくなっていたのです。

実は受様以外の登場人物も死に戻っていて
1度目の生は誰にとっても不幸な結末を
迎えていたのです。

どうして無実の受様が断罪されたのか
死に戻った世界の攻様は受様をどう思っているのか
死に戻りの鍵となるのは何? と読み進めると

実はこの世界は・・・という展開で
攻様が愛した男爵令嬢や世界の創造神までが絡む
盛り沢山過ぎる謎解きでしたが

攻様が受様を伴侶するハピエンまで
ドキドキ&ハラハラ、楽しく読ませて頂きました。

受様が自身の幸せよりも攻様の幸せを願ったから
2度目の生が叶ったのかなと思いました。

3

攻めザマァと健気不憫受けが最高!

悪役令息が断罪された果てに惨めに○んでしまうという出だしから、突如人生が巻き戻されてやり直すというよくある物語かなぁと思っていましたが

まず、主人公アリスは悪役令息ではなく、濡れ衣により断罪された不幸な美青年です
しかも自分を断罪して不幸にした王太子を息を引き取る一瞬まで一途に想っています
その一途さがとても美しい

巻き戻った2度目の人生では、1度目の人生の記憶もあり同じ不幸な事態にならないように努力するのですが、その行動も平民になったときの為に知識を学ぼうと図書館に通うと行ったとても慎ましいものです

そして愛する王太子と再び巡り会えたことを喜び、前回と違って王太子が自分に向ける優しさと甘さに触れて幸せを噛み締めつつも常に王太子の幸せを願っています

一度目の人生の記憶を持ったまま巻き戻ったのはアリスだけではなく、王太子とその側近も同様であり、二度と人生の選択を間違えないようにこの二人も協力して奮闘します

またアリスと王太子を地獄に突き落とした悪女である悪辣令嬢については、異世界転生(憑依)で中身が全くの別人になっており、転生前の世界で好きだった小説の主人公であるアリスに感情移入していたことで友人ポジになりかつお助けキャラになります

創造神も出てきて設定が詰め込まれた感じがありますが面白くまとまっていると思います

1度目の人生からずっと両想いだったのに
王太子のプライドや一方的な思い込みにより愛しい人アリスを孤独で惨めな○に追い込み、深い悲しみと後悔のうちに人生を終え
2度目の人生で今度こそはアリスを幸せにするんだと決意しながらも物語の強制力に操られてアリスを拒絶してしまったことで逃げられるという
攻めザマァ要素が盛り込まれているので
攻めが後半までスレ違いに苦しむパターンが好きな人にはとても刺さる作品だと思います

5

レビューランキング

小説



人気シリーズ

  • 買う