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isekaidehasaioshininaritai
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
読み応えと満足感に浸れる圧巻の512ページ!
日本のアイドルグループのリーダーとして
弛まぬ努力を続けていた透は、信頼して素を曝け出していたマネージャーに裏切られ、夢も生き甲斐も自分の価値も全てを失い失意のドン底にいました
挙げ句はスキャンダルを面白がる人々に終われて高架下へと落下するのと同時に異世界へと召喚されます
神子候補である神徒として神殿に迎えられた透は、他の候補たちと競い合い一年後にただ一人選ばれる神子となるべくアイドル人生をリスタートさせます
無名のアイドルと同じように、知り合いが一人もいない異世界で握手会始め、地道にファンを増やしていく徹の姿に底力を感じました
努力家で完璧なアイドルとして嘘をつき続ける透は間違いなく可愛いのですが
生い立ちもあって素の透はかなり口が悪く怒りっぽい性格をしています
マネージャーとのこともあり誰にも心を開かずに頑張る姿がとてもいじらしいです
この物語の満足感は512ページに渡って
透の一年間が丁寧に描かれていることにあります
そしてその主軸はスパダリ攻め様であるカインとの関係性の変化です
険悪な関係から二人が惹かれ合う姿と恋をして愛へと移ろう流れは若干ジレジレしますが
ゆっくりと温かく見守ることができます
透が友人や信頼できる仲間を得る姿も微笑ましいです
家族のような愛情をくれる不良神官のベネディクトさんもいい味出してます
透がトップアイドルとして異世界を救う物語
本当に面白かったです
ストーリーも面白く、文章も滑らかで違和感がなく(プロの作家さんでも文章に厳しい読者なので…)、キャラクターも魅力的でした。
攻・カインがねー……めっっっちゃカッコいい!!
いやカッコ良過ぎるだろ!!( ˃ ⌑ ˂ )
若くして国のお偉いさんっていう設定はBLではよくある設定ですが、カインの場合、頭の回転の速さがヤバい。
The仕事が出来る男。
しかも正攻法だけでなく、臨機応変に裏から手回ししたりも出来る。
受・透がどんな危機的状況に陥ろうとも、カインが絶対に何とかしてくれるはず!という絶対的な安心感があります。
序盤はこれだけツンケンしてるキャラが恋をしたとして、甘々な展開はあるんだろうか…?とちょっと心配でしたが、そんな心配何のその。
めちゃくちゃ溺愛&過保護タイプやん。
いやーこの過保護っぷりは良いっすね(꒪ˊ꒳ˋ꒪)
溺愛攻が大好きな私としてはたまらん。
透のためなら、どんなに激務で多忙だろうと会いに来てくれる。
序盤のツンケン具合を知ってるからこそ、ニマニマしちゃいますよ(◜◝)
透がこれまた可愛い。
序盤はね、打算的で「BLの受」としての可愛さはほとんどないんですが、カインに対して初恋を自覚してからの透はめちゃくちゃ可愛い。
カインから手紙が届くと、宝物みたいに受け取り。
少しの時間でも会えると嬉しくなり。
カインが他の人と親しくしてる(ように見えただけ)と嫉妬して。
そりゃカインも、透が少しでも寂しくならないよう、少しの時間だとしても会いに行きたくなるよねー(◜◝)
それと、イラストがめっちゃくちゃ綺麗です。
カイン…ヤバくない?カッコ良過ぎない?
私がこの小説を読んでみようと手に取った理由の一つに、表紙のイラストで描かれているキャラがあまりにもカッコ良かったから、というのもあります。
カインはめちゃくちゃカッコいいし、透は受々し過ぎず(もはや女の子では…?と言いたくなる受々しい容姿の受が苦手)。
総合評価としては間違いなく「神作品」なのですが、一つだけ不満があるとすれば、イチャイチャが足りない…!:( `ᾥ´ ):
くっついた後のイチャイチャやHをもっと読みたかった。
くっついた後、イチャイチャするどころか、二人とも多忙過ぎて滅多に会えない状況…って何それー!?
いやそこはずっと一緒の過ごさせてあげて…:( `ᾥ´ ):
いや「会いたかった」って泣く透、めちゃくちゃ可愛いけどね?
でもやはり、二人が滅多に会えない状況というのは悲しい。
せっかくハッピーエンドなのに、一抹の悲しさを覚えるラスト。
ベネディクトが言うとおり「来年になったら落ち着く」ことになって、そしたらもうずっと一緒に過ごせたらいいのだけど…。
二人のイチャイチャシーンが本当に甘々で読んでいて幸せな気持ちになるからこそ、もっと読みたかった。
その一抹の悲しさで、「神」か「萌々」か迷いました。
ものすごいボリュームに詰め込まれた素晴らしいお話に、ただいま感動の余韻に包まれ平伏しております……!ヽ(´▽`)/
元いた世界のアイドルと、異世界における神子の存在をシンクロさせる設定がまずもう神。
どちらも圧倒的カリスマ性を持つ立場という意味では非常に似ており、異世界で神子認定された元人気アイドルの透が、ここ異世界で人気ナンバーワン神子の座を勝ち取るために奮闘していく物語となっています。
国民からの支持を得る必要がある人気稼業の神子。支援者だの信者だのパトロンだの、神聖職な立場なのに後ろ盾があってナンボという俗っぽさが、こっちでいう有名人のスポンサーと似ていて、妙に生々しく面白い着眼点だなと楽しませてもらいました(笑)
どうすれば多くのファンを得られるのかを考えるマーケティング力にかけては透はプロ。アイドル時代の経験を参考にしながら、神子活動に取り組んでいくファン獲得への道のりは見どころです。
握手会にペンライト、販促などなど……無名神子からの地道なスタートを経て、徐々に人気神子に登り詰めていくサクセスストーリーにはワクワクしました!♪( ´▽`)
歌唱力に定評がある透だけに、歌で皆に癒しを与えていく彼の活動は、まさしく営業中にあるアイドル活動のそれ。夢半ばで遂げられなかったドームステージを、神子として大勢の前で歌い上げるパフォーマンスで叶えていく姿は感慨深かったです。
これだけのボリューム。面白いところはもっとあります^ ^
透の表と裏のギャップとか、透を嫌っているはずの貴族のカインが透推しになってるところとか、不可解な事件とか……まぁ色々です。
特に攻めのカインとの関係は、透を嫌うところから始まってるので、最初はトーンダウン気味ですが、カインの態度が徐々に軟化していくのは楽しく、そこから恋心が生まれていくと更に楽しくなってくるので注目です!
出会った頃は塩対応だったカインも、透にハマってからは透専用の祭壇まで作ってしまったりと、ファン力高めの推し感が素晴らしすぎて思わず笑ってしまいました。透の本性を好意的に受け止めたり、回復魔法と称してキスをしまくったりと、カインから滲み出る透への甘さがすこぶる良かったです。
嘘つきと罵られ、孤独に生きてきた透の心に寄り添ってくれるカインの言葉や態度に救われていく透のツンとくる想いが沁みて堪りませんでした。
切ないシーン、めっちゃあります。心痛めるシーンもたくさんあります。
透へ向けられた理不尽な態度と言葉、国中の批判的な声によって精神的に追い詰められていくシーンには大号泣でした。
でもそれ以上に感動したり、笑ったり、嬉しくなったりのシーンもたくさんあることを知って欲しいなと思います。
元の世界でも異世界でも透はドン底に陥りますが、味方がいなかったあちらの世界とは違ってこっちの異世界には味方もいて理解者もいる。何より、好きな人が自分のことを信じてくれることが一番の幸せでしょう^ ^
弱気になった透を励ましながら、透を陥れた勢力の罪を暴いていくミステリー要素も見逃せない面白さでした。
異世界で幸せになっていく透の姿に涙・涙・涙……。゚(゚´Д`゚)゚。
元いた世界のツラい気持ちが癒されていく最高のエンドが素晴らしかったです。
悲しみの涙が喜びの涙に変わっていくところの高低差はサイッコウです!ここぞというところで魅せていく終盤の盛り上がりは圧巻の読み応えでした。
このボリュームに裏付けされた読み応えはダテじゃなかった。いつまでも心酔していたい胸アツの読後感でした。
普段レビューを書かないのでお目汚しになりましたら、すみません。
でもどうしても書きたくなるくらいに素敵な作品でした(涙)
炎上してしまったアイドルが異世界召喚されて神子にというキャッチーな設定かと思ったら物語がジェットコースターのように進んでいくので、一気に読み進めるしかなかったです!
結構な文量があったので、夜に読み始めたら徹夜必至になると思います。
他人に貶められて炎上したアイドルの透と、嘘を見抜く力があるからこそ人の言動に敏感でさらには元神子である母の不幸な境遇を目の前でみていたカイン。それぞれ過去にトラウマがあって、噛み合わずにすれ違ったり、でも分かり合える部分もあってという関係性や感情の移ろいの部分の描かれ方が素晴らしかったです。透が(元?)アイドルだからこその素敵な描写もあって、途中でくすりと笑ったり泣いたりと忙しかったな…(ありがたい…)と嚙みしめています。
今年の、いや人生の五本の指に入るBLかもしれません!
今晩さっそく読み返そうと思います~~~!たくさんの人に知ってほしい!