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doronkomichi wo futari
年下攻(8歳違い)×クールビューティー受でしょうか。
タイトルと表紙イラストから学園コメディか?と思ってたんですが(昔の真船さんによくあるBLファンタジー男子高ものか、あるいは青春グラフィティ的な)違いました。
まあそこはあらすじでもわかりますが。
いえ、確かに面白かったんですよ。タイトルと表紙だけで後回しにしてたのが惜しいと思うくらいには。真船さんの初期作ではホントにいい方だったんです。
ただ、あらすじからイメージしたのとはまったく違いました。←決してあらすじが的外れでも間違ってるわけでもないんですが、確かにこの作品はあらすじ書きにくいかも。
とにかくキャラクターが魅力的です。
私は年下攻は苦手な方なんですがこちらはまったく気になりませんでした。こういう年下攻ならいいなあ。
ただ、ストーリーはコミカルとシリアスの落差が激し過ぎてちょっとちぐはぐな印象を受けました。
終始ドシリアスなお仕事ものや事件ものならまた別ですが(いえ、私はどちらも苦手なんですけどね)、コメディにここまで深刻な要素はちょっとどうなんだろう、と思ってしまったんです。
途中で明らかに作品のトーン変わっちゃったし。
でも、好きか嫌いかと訊かれたら間違いなく好きですし、最初は『これどうなんだ・・・』と感じたタイトルも、読み終わったらその意味がよくわかります。それでもこのタイトルがいいかというとやっぱり微妙・・・
この作品に限ったことではないんですが、最近の(花嫁・メイド、女装標準装備の)真船さんから入った身としては、昔の作品はまるで別の作家さんのように感じます。いろんな意味で。
真船さんの浅いけど安心して軽く読める『ライトな王道一直線』(最近は主にこの系統)も結構好きなんですが、本来の私の好みはこちらが近いです。
でも、どちらにしても読みやすいですね。
あとはイラストですが・・・
カラーはまだしも本文のモノクロはもうちょっと何とかならなかったのかな~とちょっと残念です。
まあ、昔の作品は今ではちょっと考えられないようなイラストも珍しくないんですけどね。『絵が古い』という次元の問題ではなかったな。