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出会う度、君を何度でも愛してしまう
kiraware majyutushi no ore ha motootto heno koigokoro wo syoukyo suru

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
たとえ消されてしまっても、蘇る想いと愛ー
切ない別れを経験した二人のその絆の深さに涙してしまう、
素晴らしい愛の物語でした。
なんと、17年ものの愛。
……実は今まで何冊かSKYTRICK先生の本を読んできて、
個人的な地雷に触れる部分があったり、
いまいち内容に乗り切れなかったりして、
自分の思い描く”萌え”やときめきとはちょっと合わないのかなあ、、
と思っていました(本当、すみません。。)
が。
こちらの一作、全貌が見えてくるまでの序盤こそ
ちょっと辛抱が必要でしたが、中盤以降、謎解きピースがピタッと
はまり始めてからはもう、ページをめくる手が止まらなかった…!
そうして数時間かけて読み切った345ページ(電子版)。
途中から涙が出てきて、終盤の花畑のシーン、
そして明かされるラストの”本当の話”に、
泣けて泣けて仕方なかったです( ; ; )
この読後の興奮とときめきをぜひ、吐き出したい…!
そして共有したい…!という思いで、以下、
感じたことをレビューしたいと思います
攻め受け交互の視点で語られる物語。(メインは受け)
主人公は31歳、元娼夫で魔術師のサラ(受)。
そんなサラは、国外から国へと帰ってきた途端、
5年前に妻を亡くして以来憔悴しきっている…という
魔狼の血を引く大元帥・ロイ(攻)のもとへと強制的に連れて行かれます。
そこでロイの心と体を慰めるよう言われるのですが、
ロイは酷く冷たい言葉でサラを拒絶しー
と始まるファンタジー。
出会いと別れを繰り返す、再会ものでもあります。
何が心を沸き立たせるかといったら、まず、
物語の緻密なパズルのピースと、その構成。
序盤は読めば読むほど、謎と疑問が深まっていき、
頭の中が「??」状態に。
-なぜロイは、亡き妻(妻といっても男性です)の記憶を失っているのか?
(→妻を失ったショックのあまり…と書かれているけれど、
それにしては忘れ方が不自然なんです)
-サラはなぜ、自分の正体をロイに隠し続けるのか?
彼はどんな秘密を抱えているのか?
-どうやら物語のキーとなりそうな”記憶消去”の術「イージェン」と、
その術を発動するための花・「ユコーン」、この二つが
物語の真相にどう関わってくるのか?
読み進めるうちに、上記のような疑問が自然に湧き上がってきます。
で...!
中盤以降は、これらのピースが一つの形をなし、
怒涛のようにピタッとハマっていく…!
もう、「えっ」「ええっ!?」と驚きの連続で、
目は充血するし興奮で心臓はバクバク。
想像もし得なかった物語の完成図、ただただ圧巻でした。。
そしてまた激しく胸を打つのが、ロイ×サラ、二人の互いを
想う気持ちの強さ。
BL的な萌えが、この二人の愛に詰まってました。
自らの一番大切な人を守るため、記憶も命さえも捨て去る覚悟ー
敵の手に落ち、拷問を受けたロイがサラを守るためにした
決断とその行動に、涙せずにはいられませんでした。
なんて大きな大きな愛なんだろう。。
そして畳み掛けるように、とどめのように衝撃を与えてくれるのが、
最後の最後に明かされるサラ視点の”本当の”真実。
それは、ロイがこれまでもこの先も、きっと永遠に知ることのない
真実なんですよね( ; ; )
信じられないほど緻密に練り上げられた構成と、
揺るがぬ2人の愛、一度失っても蘇る愛に、
ただただ息を呑むばかりでした
読み終えてあらためて表紙を見返し、
またうるうるしてしまうー....
キラキラと輝く中で寄り添い合う二人の姿、本当に美しいです。
読み終えたばかりですが、全てを知った後
もう一度最初から読み直したくなる。
読み返さなくちゃ!となる。
そんな至極の物語、至極の一冊でした。
攻め受け二人も最高に心震え痺れるカッコ良さでしたが、
脇を固める重要人物の師匠とオーラ、この二人も素晴らしく印象深かった...
特にオーラ!
第一印象がこんなにも覆る脇キャラ、いる!?と思えるほど、
もーー読後の今大好きだよ!と叫びたいっっ。
胸の高鳴りが抑えきれず、
ただただ萌えを吐き出すレビューになりましたが…
もう一回、じっくりと読み返して
まだまだ物語の世界観にじっくり浸りたいと思います。
ああ……なんという慈悲深い愛の物語なんでしょうか。
愛する者を守るため、また自分自身をも守るため、記憶や感情を犠牲にして創り上げられた虚像の景色と、その裏に隠された真実とのギャップに涙があふれて止まりませんでした。
「嫌われ」「恋心を消去する」といったワードに引っ張られてしまい、読む前から物悲しさを嫌でも感じてしまうタイトルです。しかしこれこそが読者をこの作品の世界観に惹きつけるポイントの1つであり、マイナスの感情から始まるストーリーが、読み進めていくにつれてどのように変化していくのか…マイナスのままなのかプラスに転じていくのか…そこが大きな見どころとなります。
実は、SKYTRICK先生の過去の作品を追っていきますと、答えは割と簡単に出てきます^ ^
諦めと悲しさが滲むタイトルは完全なるフェイク。タイトルの意味をかき消すように物語を展開していくのがSKYTRICK先生流です。
物語の入り口でテンションを落としておいて、終盤にかけてどんどん加速していく怒涛の回収劇は圧巻です。小さな疑問、わずかな違和感、ちょっとした行き違い……そうした点と点が集まり1つの線となって繋がっていくと、長い時間をかけた2人の夫婦の壮大な愛の物語が目の前に広がっていることに気付くことでしょう。
目の前に映る姿や状況が全てではありません。むしろ、この作品においては目の前に映っていない秘められた真実こそが物語の全てです。
最初ね、すっっっごい感じ悪いんですよ。元夫のロイが。
サラにひどい暴言を吐きまくるわ、側仕えの男・オーラを溺愛してるのを見せつけてくるわで、かなりムカつきます。
でもそこまで悲壮感を感じないのは、サラがこの状況を達観してる感じがするから。自分ごとなのに第三者のような目線を持ちながらロイと接しているサラの反応は、夫への落胆というよりは安堵の感情に近いです。
実は始まりの1ページから既に多くのカラクリが仕掛けられており、ミステリー感の強い物語となっています。
愛する妻・サラを殺されたショックのあまり記憶を失ったとされているロイ。妻の記憶を持つサラが目の前に現れると激しい嫌悪感を示す彼の態度は、過剰すぎて不自然にも映ります。
ロイのこの不自然なサラへの悪態がロイの本意ではないとしたら……?
また、亡くなったサラが実は目の前のサラと同一人物だとしたら……?
当初、生まれ変わりものかな?転生ものかな?そんなイメージを持っていました。
が、そのときに抱いたストーリーの予想図が、少しずつそのカタチを変えていく物語のあゆみにドキドキとハラハラが止まらない…!!
実は…実は…実は……と、明らかにされていく多くの真相に驚かされるばかりでした。
記憶と感情に干渉する魔法がこの物語の重要な鍵。真実とは違う別の世界が表向きの世界とされていることにより生まれてしまった歪みを、ロイは、そしてサラはどう動いていくのか目が離せません。
愛し合う2人が別れなければならなかった悲しくて切ない背景には胸が痛みました。
最も大事な愛という感情を失うことを余儀なくされた2人の置かれた状況は過酷でしたが、記憶を失ってもなお、愛するサラへの感情を取り戻すロイからは、彼がどれだけサラを想っていたのかが伝わってくることでしょう。
2人で過ごした過去の記憶はなくとも、感情が蘇る……これってすごいことだと思いませんか?
何も記憶のない相手に対して感情が生まれるわけがないのに、それが出来ること自体が奇跡。愛の力は偉大だ……
2人の夫婦の強い絆にいつまでも浸る胸アツの読後感でした。
最後の最後にはめちゃくちゃ泣かされました。゚(゚´Д`゚)゚。
時間とか記憶とか、そういう要素を重ね合わせたストーリーの重みがズッシリ。かなりの読み応えです。
彼らを見守るキャラクターたちの優しさにも感動至極でした。いつまでも失われない素晴らしい夫婦愛に拍手を送ります。
壮大な愛の物語でした……長い長いふたりの物語……泣けた〜魔術師であるサラが命じられたのは五年前に妻を亡くしたロイを慰めろというもの。ロイはサラには冷たく嫌悪感を剥き出しにしますサラこそロイの妻なのに
冒頭からいろんなことが起こるんだけど……エンディングまでサラの想いに、そしてその行動に泣かされました。ロイも何度でも彼に恋をするでしょう。記憶をなくしたってね…!ロイもすごい男でした。何年もかかったけど幸せに暮らしてほしい…。素晴らしい物語でした!!オーラも大好きだよ!!
今回は魔狼の血を引く大元帥と元娼婦の魔術師のお話です。
記憶を失くして憔悴する攻様を救うため
師匠の策略に乗った受様が攻様との新たな未来を掴むまで。
受様は7才の時にエストゥナの娼館に売られ
13の時にファルンの遊郭街にやってきます。
遊郭街の遊女や娼夫達は
外界との自由な行き来は認められていませんが
エストゥナよりはましと過ごしますが
19になったある夜、
街の西の門をいつも守る門番がおらず
受様は自由を求めて西の門を目指します。
ところが裏道で横たわる黒い物体が
魔狼の子供ではと思い至ると放っておけず
小狼を負って使われていない小屋に運ぶと
月明りから離された狼は人の姿を変化しました。
彼が今回の攻様です♪
攻様は魔族の末裔が集まるピエテの出身で
受様を気に入った攻様は娼館に通うようになり
3年後に受様を身請して妻とします。
攻様はピエテとファルンのために戦い続けますが
敵国の岩渓軍に拉致られ拷問されて生死を彷徨い
隠れ住む屋敷は襲撃された受様は殺されてしまいます。
トゥーヤとファルンで起こった南堺戦争は
攻様の活躍によって終戦を迎えるものの
妻を亡くした攻様の傷は癒える事がありません。
実は受様の死は偽りで受様は縁ある魔術師の伝手で
世界保全魔術機構に属する魔術師となり
他国を旅していたのです。
ある理由でファルンに戻った受様は
攻様の側近だという魔法使いに
「魔狼の地に耐性のある受様に仕えて欲しい」と
迫られることになり!?
WEB小説サイト「アルファポリス」掲載作を
改稿加筆、改題しての書籍化で魔狼の血を引く攻様と
魔術師の受様のドラマチックファンタジーになります♪
今の受様は色々と問題のある話でしたが
半年だけならと付き合う事にします。
再会した攻様は受様を「覚えがない」と一蹴した上
「必要としていない」と冷たく言い放たれます。
攻様の側近も慌てるほどの冷徹ぶりですが
受様には想定内です。
さらに攻様には傍に置く元娼婦の未亡人がおり
彼には意味深な視線を向けられてしまいます。
受様が攻様の元に呼び寄せられた真の目的とは?
そもそも攻様はなぜ受様の記憶を失ったのか?
攻様は亡くした記憶を取り戻せるのか?
という点が抑えどころなのかなと思っていたのですが
攻様の記憶喪失の裏には受様が隠している過去が
大きく関わっていたことが見えて来ます。
受視点であるが故に受様が隠し続けた秘密がなかなか見えず
明かされる過去によって伏線が回収されていく展開は
とても見事でワクワク&ドキドキの連続でした ヾ(≧▽≦)ノ
受様を拒絶した攻様が受様に惹かれていく様に加え
自分が最初に受様を拒絶した理由すら
冷静に分析していてスパダリすぎな感じですが
攻様の「無くしてもまた恋をする」という言葉が
攻様を想う受様の唯一の希望となる展開は
萌ツボでした♡
そして受様は受様に関わって魔法使いたちにとって
未来への希望であったと思います。
読了後の感想は、さすがSKYTRICK先生!!
今作も幾重にもはられた伏線の回収がお見事でした。
途中、何度も「あっ…そうだったの?!」と驚き、お二人の想いに涙し、喜び、ハラハラ…
そして、幸せをともに楽しませていただきました。
お二人の愛が尊くて・切ない中にも、最後の最後まで謎解きのようなワクワク感がとても面白くて、読み応え満点でした。
とある理由で、5年ぶりにファルン国に帰郷してきた元娼夫で現魔術師であるサラ。それなのに帰郷するやいなや、5年前に愛する妻を亡くしたショックで、妻の記憶だけを失ってしまい、失意の中、体調を崩してしまっている大元師のロイの元へ赴くことになるのですが…
実はその亡くなったとされている妻が、サラなのですよ。
でも、ロイはその愛する妻であったサラを目の前にしても、全く思い出せず、それどころか酷い言葉・態度の数々で受け入れる様子を見せず。
「仮にサラへの愛をなくしたとしても、俺はまたサラに恋をする」って語ったいた筈のロイなのに…
「嘘つき…」って心の中で呟くサラが健気で不憫。
でも、やはり記憶を失っていても、ロイの心・魂はちゃんと愛する人を求めるんですね。
ある事件がきっかけで、サラに急接近するロイが可愛くて。
でも、ロイへの愛を隠しながら側にいるサラの心中を思うと切なくて。
このまま幸せが続くのかと思っていたら、再びお二人を引き離す事件がおきて、離れ離れになってしまい…
ロイがあの酷い拷問を受ける中で想ったのは、ただひとりの愛する人の幸せを守り抜くこと。
そして、サラが感情を消してまで、愛する人の元を去ったのも、ただひとりの愛する人を守る為。
なんてその想いの尊いこと…
ただひたすら、ロイとサラの幸せを願いながら読み進めましたが、最後はちゃんと素敵なハッピーエンドで本当によかったです。
ただ、最後のエピローグまで作者様には驚かされました。まさか、ロイを守る為にそんなことが…(涙)
オーラとイクセル師匠にもびっくりさせられましたが、ホントに大好き!!
紙書籍のSSも、コミコミ様の特典SSもロイが本当に可愛くて、とても楽しめました。
未だまだ、こんなに幸せいっぱいなお二人を見続けさせていただきたいです♡
どうか伝えきれない面白さを、多くの読者様様に作品を読んで、ご一緒に楽しんでいただきたいです。
作者様…素敵な作品をありがとうございました。
とにかく切ない。
物語の始まりから終わりまで、ひたすらシリアスモードです(途中途中、穏やかな時間はありますが)。
ロイとサラの愛はただただひたむきで純粋で、お互いへの思いやりで構成されています。
読んでいて苦しくなるほどの自己犠牲の上で、相手を守ろうとする。
ラストはハッピーエンドだったものの、ハッピーエンドの後に過去の回想が描かれていたため、幸せな読後感というものは湧かず、最後まで切ない気持ちになってしまいました。
過去の回想だとわかってはいるんですけどね。
二人がハッピーエンドを迎えた後の描写が少なめなので、余計に過去の回想の方が存在感が増しているというか。
ちなみにHシーンは一切ありません。
この物語にそれは必要なかったとも言えますが、先述のとおりハッピーエンドの後のエピソードが少ないので、もう少し二人が幸せに暮らしている所を読みたかったかな。
あとこの作家さんは初読みでしたが、伏線を張ろうとする傾向が強い気がしました。
これは何か伏線だろうなと察する描写が多々あり、また時間軸の行き来もちょっと多いので、きちんと読んでいかないとちょっと混乱します。
けして悪い作品ではありませんでしたが、終始切ない展開だったため、もうちょっとハッピーエンド感が欲しかったかな。