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sumire no kishi
よかったです!おもしろかったです!さすが榎田先生でした!
中世を扱った作品は、どうしても時代背景を説明するのにてまどってストーリーに乗り切れなかったりしますが、榎田先生やはりお上手です。
主人公は 純粋で、領地や農民を大切にして、妖精に加護されている領主です。
そんな領主さまが、大好きだったいとこに心を開いてもらえないと苦悩します。
大切な人を裏切りたくない誠実でありたいと、相手からどんなにとげとげしい言葉を投げつけられてもひたすら相手を信じようとします。
いくら傷つけられようと決して屈しない領主のかっこいいこと!
金髪碧眼という見かけだけですでに、よろめくのに、崇高な精神に、メロメロです。
そりゃダンテもほだされ永遠の忠誠をちかいます!まるで結婚式のような忠誠を誓う儀式!
他の出版社からでた「ビューティフル・プア」の舞台となったトリニティア国のお隣の国という設定です。
まだ榎田先生のなかには、関連国シリーズで何か考えられているかもしれません。今後も出てくるかもしれないので、要チェックですよ!
タイトルの『菫の騎士』
これにすっかりダマされて(?)甘々の中世の騎士の物語かと思いきやっ
チョー辛ぁーーーいっっ
いっ一体この着地点はどこ??
何処に向かって飛んでいるの???
不時着ならまたマシ、空中分解?それとも着陸失敗???
いやいやいやいや、大変でした。
『攻め』(多分)の言動に腹が立つやらなんやら、なんで怒って『受け』(きっと)は追い出さないのか!
おかしいやろ!ここまで傍若無人って!!!
と、怒りを込めながら読んでおりましたよ!
そろそろ残り頁も少なくなって来た所で、漸く色んな事が動き出し。
ん~~~長い前フリだ・・・。
ちょっと食傷気味になるほど。
そして折角二人のこれからの甘々に、頁が余りにも割かれていない・・・・・・。
ちょっと悲しい。
甘々で『攻め』が完膚無きまでに『受け』に下り、甘々展開があるだけに
くぅぅぅぅぅぅぅ
ここまで前フリが長いなら、せめてもう少し甘々を寄越せっ!
とハンカチ噛んで悶えてしまいました。
後日談でもあれば完璧『神』なのに。
グスン(´•_•̥`)
イラストは完璧『神』
『攻め』『受け』の設定容姿がこれまた『神』
あぁ余計にもっとこの二人の甘々が読みたい
( ´ •̥ ̫ •̥ ` )
再編新装版を待っていたけど、・・。
電子版には、挿絵が無く、表紙だけ。更に、あとがきもない。
アルビンとダンテ。
西欧の中世騎士時代をヒントした創作もの。
精霊が守る小さな独立国。
養子に出された従弟のダンテは、祖国を恨んでいる。
精霊も、もう見えない。
従弟を追い出して捨てたつもりがないアルビン。
・・というすれ違いと和解を楽しむ粗筋。
菫色の瞳
菫の花
菫の香り
・・「菫」に因むもの、人、精霊がテーマ
精霊の姿は信じる者しか見えない。
見えないなにかの存在を含む構成は、「神官物語」に通じると思う。
主役を活かす為に置いた脇の配役のほうが個性的で光ってる、
一冊で世界観を描ききれなかったように思う。後半、駆け足。
電子書籍で読了。挿絵なし。あとがきなし。
BLにはとんとご無沙汰になってしまった榎田さん。文句を言うつもりはないのですよ。「カブキブ!」も面白かったし。でも昔っからのファンとしては「もうBLは書かない、なんてことではありませんように」と心の底で思う昨今。未読の数冊を読んでしまおうと購入しました。
すごくお伽話テイストなお話なんですけれど、文章は間違いなく榎田さんでちょっとばかり不思議な違和感を感じてしまいました。こういうお話も書かれていたんですねえ……昔から知っていた方の新しい一面を知ったと言うか、そんな気分です。
ベネボレントは精霊に守られた国。領主のアルヴィンの所に従兄弟のダンテが訪ねるという報せが届きます。ダンテは幼い頃に両親を亡くし、ヴァンダイク家に養子に行く7歳までアルヴィンの家族とともに暮らしていました。幼い頃自分にとても懐いていた可愛いいダンテとの15年ぶりの再会をアルヴィンはとても楽しみにしていたのですが、ダンテは逞しいけれども傍若無人な騎士に育っていました。アルヴィンを小馬鹿にするばかりではなく、精霊の存在も信じないと言い放ち、国は武力によってしか守られないと主張します。かつては自分と同じ様に自分の守護精霊を見ることのできたダンテの心を信じようとするアルヴィンですが、ベネボレントの領土をめぐるキナ臭い動きが見え隠れして来て……
BLだから仕方がないのかもしれませんが、個人的には「エロはいらなっかたかも」と思っちゃいました。なんか、お話のトーンを乱しちゃった様な気が……
ダンテの意地悪ぶりと、それでもダンテを信じようとするアルヴィンのやり取りを読んでいて「これ、どっかで読んだことあるなぁ」と思っていたら、
芽吹だよ。
敬愛する芽吹の面影が!
そこに萌えちゃったので(笑)
プチファンタジーなお話です。
ヨーロッパにあった架空の国の昔のお話。妖精さんとか出てきます。
ファンタジー系は私には苦手な設定なんですが、さすが榎田尤利さん、楽しく読めました。
主人公は年若い美貌の領主(受け)です。見た目は繊細でカワイイのに、常に毅然としててカッコイイ。領民から慕われてます。
幼馴染みで、小さいころに離ればなれになった年下の青年(攻め)と再会するところから物語が始まります。
可愛かった青年は成長し、きりっとしたイケメンの騎士になっている。でも、どうやら領主のことを憎んでいるようで。
一緒に過ごす時間が増えるにつれ、青年の心がほどけてくるんですが、その過程が自然で、すごく良かった。ホロリとした。
どんな設定でも、つくづく榎田尤利さんは上手い。
タイトルの"菫の騎士"とは、受けを花にたとえたものではなく、黒い癖毛に菫色の瞳を持った、男性的な美丈夫である攻めのことを指したもの。
再読です。榎田先生のファンタジー作品。
中世ヨーロッパ風の架空の国が舞台となる今作。
魔法はありませんが、剣や騎士、そして精霊が存在するお伽話のような世界です。
ファンタジー感はそこまで強くないかも。雰囲気的には少し昔の異国ものという感じかな。
文章がとてもお上手なので、自然と世界観に入り込めて読みやすく面白い。
「司祭のお説教が1度始まったら、生まれたばかりの子豚が成長し、ベーコンになっても終わらない」だとか、さり気なく書かれているアルヴィンのユーモアあふれる言い回しがすごく好き。
美しく若き領主・アルヴィンと、幼い頃にヴァンダイク家へ養子に入ることとなり、離れ離れとなってしまった従兄弟・ダンテ。騎士×地方領主の再会ものです。
15年振りに再会した従兄弟は、あの愛らしかった姿が嘘のように不遜で硬質さを感じる青年へと成長していて…
と、従兄弟との再会を喜ぶアルヴィンとは反対に、精霊の存在を否定し、敵意や憎しみをむき出しにするダンテ。
ダンテがなかなかに嫌な男なのですが…
一体何がダンテを変えてしまったのか?すれ違う彼らの心は交われるのか?といった辺りが見どころでしょうか。
こちらの作品、受けのアルヴィンが芯が強く素敵な人なんですよ。
ガツンと敵意を向けて来るダンテに対しても、信じる姿勢を崩そうとはしない。
一見すると、綺麗な理想ばかりを口にする平和ボケをしたお綺麗なお人好しの領主様に見えてしまいがちなのですが、これが、経験した者ゆえの言葉なのだということがあちこちに散らばっている。
さらっと描かれているようで、結構大事なことが描かれているんじゃないかな。
人を信じることって、大切だけれど難しい。
こういう、忘れてしまいがちな大切なことを、説明くさくなく、説教くさくなくお話に織り交ぜているのはさすが。
領主として、人として、領民達から心から愛され信頼されている様がなんとも良かったです。
なんでもないことのように1人1人の名前を覚えていたり、ちょっとした言動や行動からも、この領主様が治める土地は豊かだろうなあというのが伝わって来る。
うーん、嫌味がなく素敵な受けでした。
全てが高潔というわけでもなく、人間くさい部分もしっかりとあるのが良かった。
ダンテに関しては、なんだか途中から反抗期の少年を見ているかのような気持ちになったり。
ただ、BL的に萌えたかというと微妙なところなんですよね。
あと数巻あったら。ページ数がもう少し多かったらな、なんて思います。
なので今回はこちらの評価で。お話だけなら萌萌です。
ですが、小さなベネボレント領に暮らす人々の描写が牧歌的で、読んでいて癒されて愛着がわいてしまうほどでしたし、お話としては非常に面白い作品でした。
榎田先生はサブキャラクターまで魅力的に描かれますね。
ちなみに、同作者様の「ビューティフル・プア」は、内容の関連性はあまりありませんが、本作で少しだけ名前が登場した隣国のトリニティアが舞台となっています。
こちらはファンタジー感なし。
いつものハードなのとはぜんぜん違う。
ヨーロッパですって。
う~~~~~~~~ん。
先生のイメージが私の中で この話と結びつかないです。
ストーリーにぜんぜん乗れません。
流れは確かにさすが!!うまいです。
攻めのブラックな感じと
受けのホワイトな感じが ほどよく調和されていました。
でも読んでいて 違和感がなかなか抜けませんでした。
当て馬が出てきますが 中途半端です。
もうちょっとそこは足してもらえたらよかった。
自分にはダメでした。