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shoukan sareta kishouyohoushi to dekiai outaishi no nazotoki soramoyou
元いた世界で培った気象学の知識を活かして、こっちの異世界の不思議な気象怪現象の謎を解く召喚者のお話。庇護下に置いてくれたスパダリ王太子にめちゃくちゃ愛されていく身分差溺愛ものです。
一応のところ、魔法が存在するファンタジックな異世界へと召喚された主人公のカイトですが、世界観的には産業革命期辺りのイギリスに似ていて、しかもその世界の使用言語はクイーンイングリッシュとのこと。異世界なのに、どこか現実世界とリンクしているところが特徴的です。
そう考えると、全く別の異世界というよりは、パラレルワールドっぽいかも。魔法が存在する近代イギリスが舞台だと想像するといいかも知れません。
そんなこともあり、"サイエンス(科学)"の考え方も知られています。科学と非科学の狭間にある世界といった方がしっくりくるでしょうか。
文明が進んだ科学的知見と、迷信が蔓延る非科学的な知見との駆け引き的なストーリーは面白く、迷信を科学が打破していくところにワクワク感を覚えました。ですが、実際にはその希望や期待があるだけに終わっていて、カイトの気象学の知識が異常気象解明に繋がるのはまだまだ先。黒髪黒目の見た目で冷遇されてきたカイトが、それまで奇異な目を向けてきた連中に、おおっ!と手のひら返しされるところが見たかった私としては、少々不完全燃焼気味でした。
科学が進んだ世界にも科学では証明できない事柄があるってことは分かりますけども、非科学的な超現象(召喚とか魔法とか)ところにだけフューチャーした終わり方ってどうなんだろう。話の核となったフォギーラビリンス現象の解明だけはスッキリと終わらせて欲しかったです。
カイトが召喚された背景にあるものと、召喚をした黒魔法集団によるオカルト事件に解決が見られたのは良かったですが、気象の知識をあれだけ披露していたのに勿体無いなーと思いました。
一方、本命である恋愛的な側面としては、ハロルドのブレないスパダリイケメンっぷりにに惚れ惚れでした。が、カイトにはノー共感のうーん…。
同性から熱烈に告白されて戸惑うのは分かります。でも、男は恋愛対象じゃないだの、諦めて欲しいだの言っときながら、キスは拒めない…むしろ自分からキスを受け入れるし、そんでもって嫌われたくないなんて、ハロルドを振り回しすぎ。気のあるそぶりをしてダメダメとは、言ってることとやってることがチグハグでは?
心は拒否でも、身体は受け入れ態勢OK的なやつなのだろうか…。ハロルドからの好意に甘え過ぎなのもあざとく見えてしまいました。
ハロルドを袖にしてるようなカイトにはあまり好印象を持てなかったので、萌1で。やっとこさ気持ちを受け入れたのは良かったけど、ハロルドサイドの親族からこの結婚が受け入れられるのかの心配が拭えなかったのが気がかりでした。
気象解明パートも、恋愛パートもちょっとずつ惜しい。まだ続きがありそうな感じがして、スッキリな読後感とはならなくて全体的に少し物足りなかったです。
高月先生の新刊!
王太子からの”溺愛”と(溺愛大好き)”主人公が”気象予報士”という
ちょっと変わった設定に惹かれ、手に取りました☺︎
んんん〜こちら…ちょっと評価に迷いました。
というのも、ちょっと内容的に消化不良、
「そこをもっと深掘りして知りたかったー!」と思う部分があり。。
でも、攻めの溺愛に酔いしれ、今自分が必要としていた”甘さ成分”を
これでもかーーー!!! というぐらい吸収できたため、「萌2」です✨
気象予報士(お天気キャスターではありません)の受け・カイトが
黒魔法によって異世界召喚され、命からがら逃げ出し彷徨うこと2年。
そんなある日、”メイプルストーム”と呼ばれる肌をも引き裂く突風から
王太子・ハロルド(攻)を偶然救ったところ、そのまま成り行きで
ハロルドの屋敷に滞在することになり、異常気象の解明を依頼されてー
と続く、超絶男前年下王太子×意地っ張り絆され気象予報士の
異世界転移ファンタジーです。
まず、最後まで読んで「ここがもうちょっと知りたかったんだけどなあ...」と
思った点について。
紡がれる甘い言葉や垣間見える独占欲、
カイトにだけ見せる優しい微笑み...
と、溺愛止まらぬハロルドなのですが、
そもそもなんで、そんなにカイトに執着するようになったんだろう?
ということ。
一目惚れ?と思いきや、作中ハロルド自身の言葉で
「最初はそういった(恋愛の)気持ちはなかった」と語られていて。
物語終盤になるまで、ずっと自分の中でこの部分が謎で、
きっと何か転生前の世界で思わぬ関わりがあった…的なオチがあるのだな!?と
思っていたのですが、そんなことはなく。
結局、屋敷で共に過ごすうちに、惹かれていったー
ということなのだと思うのですが、カイト視点で描かれていることもあり
攻めの気持ちがそこまで重くなり、溺愛していくようになる過程を
もう少しじっくり見たかったなあ…と思いました。
もう一点気になったのは、結局、作中に出てくる異常気象の
全面的解明がなされなかったこと。
謎解きみたいでワクワク、楽しみにしていた部分でもあったので、
(一部解明はあったものの)”これからも研究は続いてゆくー”
的エンドに、おおっ;とちょっとガクッとなってしまったところは
ありました。
とはいえ!!
攻めの溺愛と独占欲爆発、紳士であろうと頑張る(けどカイトの前に陥落)姿は
”溺愛攻め”好きのハートにぐっさぐっさ刺さるポイント、多し!!です◎
黒魔法の集団に”神子”として召喚され、”捨てられた”とされたカイトですが
終盤明らかになる真実、
そしてその真実によって、ハロルドが自分に向ける愛は
心からのものではないのではないかー
とカイトの心が揺れるシーンなど、おお!と驚く展開やドキドキするパートもあり、270P弱という比較的ボリュームのある一冊を夢中で読み切っていました。
(だからこそ、攻めの溺愛に説得力がもうちょい欲しかったなー!という
思いあり)
ちょっと意地っ張りだけど根は陽気なお天気オタク(笑)お兄ちゃん・カイトが
ハロルドの真摯な求愛の前に陥落していく様子には、
終始頬が緩みっぱなしでした(*´˘`*)
先生のあとがきにあるように、
これから二人は正式に結婚して、カイトが嬉々として話す”お天気豆知識”を、
その髪を撫でながらハロルドが
うんうん…とにこやかに聞く日々が続くのだろうな//
ん〜〜、甘い!最高です(*´艸`)✨
王族攻めの溺愛、受けのピンチに颯爽と駆けつけて救い出してくれる
理想のヒーロー。
甘さに浸れる異世界トリップファンタジー、
(前半ぐずぐず色々書いてしまいましたが;)溺愛攻め好きさんに
特におすすめの一冊かと思います◎
あっ。表紙にも出てきている黒猫ちゃんも可愛くて、
ほのぼの癒されました ฅ^•ω•^ฅ✧