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誰だかわからない人物に人違いで拉致された柾。
すっかり行方がわからなくなって、気をもむ貴之であったが、四方堂のためにもそれを悟られてはいけない、と気丈に日常生活を送るよう心がけていた。
そんな中、柾が謎の華僑組織『猫』に拉致されたことが判明する。
だが、彼の身元を知った『猫』の頭領・火獅は、柾の命を盾に、四方堂財閥を脅し始める。
そんな中、貴之の手元に、火獅から柾の指とおぼしきものが送りつけられる。
それに怒った貴之は、草薙と一緒に柾を救出するために、敵アジトに人身売買の客として潜入することを決める。
そこで、貴之は恐るべき光景を目にすることになる。
という話でした。
最初は、なるべく理性的に振る舞おうと、頑張っていたけれど、最後は指を見て、ぷっつんしちゃって、暴力で情報屋を吐かせようとしたり、秘書の中川に止められたにも関わらず、柾を助けに向かってしまったり。四方堂財閥のために必要な縁談を断ってしまったり。で大暴走。
そして最後は、二人無事に助かった後に、二人きりで逃避行をしてしまうなんてやりたい放題。
けれど、最後には柾がつらい決断をして、離れ離れ。
まぁ、柾は独立するための「二年」と言っているけれど、その二年が終わる前に物語が終わってしまうので、ちょっと不完全燃焼!
どうせなら、しっかりとラブラブな状況で終わってほしかったなー……と思うんですけど、それはそれ、ですかね。
かなり大人な終わり方をしているので、それがつらい、といえばつらいのかもしれません。
でも、これの続きもきちんとあるので、それが読みたい方は買って読むことをオススメします!