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大蔵省主計局に務める桐原と司馬。経済界に強い影響力を持つ旧財閥の婿養子となった桐原は、約束された出世の道を進み、司馬もまた、後ろ盾を持つ桐原を同期として疎ましく思いながらも、キャリアを重ねていた。
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司馬と桐原は仲が良い訳ではない同僚という関係だったので、どこから恋愛が始まるんだろうと疑問に想った。しかも司馬は妻子持ち・桐原は妻がいるが子供が居ない。
司馬は出世街道を行く桐原が疎ましいと思っているし、桐原は司馬を何とも思ってない。恋愛のれの字もありません。でも、桐原が奥様の父親にある事が切っ掛けで、追い込まれ絶望していく所から話が急展開します。この父親がとても人間の言葉とは思えない程、酷い事を桐原に言うのです。「ゴミ」と呼ばれる以上に酷い言葉を。
そして男のプライドを悉く潰していくんです。自身の手でも。
そこでボロ泣きしました……。
司馬に救いを求める姿は非常に色っぽく、魅力的で、司馬もクラッと来てしまったのは頷けますね。しかも可愛い……。ギャップ萌えですか…それまで桐原はあまり感情を表に出さなかったので。
司馬と桐原の関係が変わり、桐原が積極的に司馬へと構っていったような気がします。
かっ可愛い……。
お互い心を徐々に許していく和やかな雰囲気がとても良いです。
けれど、愛し合っていても、やがては離れていく未来を恐れている。
少し悲しさを孕んだ愛で、泣けてきます。
大人の雰囲気が漂い重厚なドラマに仕上がっています。おススメー。
でも絶版なので続きが読めていません。ドラマCDもまだあると、かわい先生がHPで仰っていたので、そちらからでも。ただし小杉×増谷という濃いキャストなので苦手な方はご注意を。