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nisemono alpha to shitsuji alpha no tenshi no kosodate
前作のレビューでカミングアウトするエピが読みたいと書いていたんですが、まさに今作の内容がそうでした。最初は2023年に電子書籍のみでの発表で、2年後に紙書籍として発刊されたようです。
電子書籍のみなら気が付かなかった可能性が高いので、紙書籍にしてもらって良かったです。出版社さまありがとうございました♪
さて、内容ですが可愛い男女の双子ちゃんが爆誕してて、家族でのエーゲ海での島での幸せな生活の様子から、そこをリゾート開発する目的で訪れたアルファが多賀谷のファンで執着を隠さなくなったので家族で日本に帰国する事になってからのバッシングがキツイのです。
實森の大きな愛に支えられながら、新しい人の輪に一歩踏み出そうとする多賀谷が健気でした。これ程まで最初のイメージと違って来るとは。人々の悪意に晒されてトラウマを刺激されて固まる多賀谷が痛々しくて、彼を守ろうとする實森のなんと頼もしいことか!
そして書き下ろしの「偽物アルファと執事アルファの愛の楽園」では、信じるに値する友人たちに囲まれながらの幸せな結婚式を挙げていました。愛を与えられるだけだった多賀屋の成長が眩しかった!
もちろん双子たちも活躍してました。
また何処かで続きが読みたいです。個人的に帰国するキッカケになった糞アルファに天誅を与えたかったです。www
急に子持ちになっちゃってるし、妊娠期・赤ちゃん期をサラッとすっとばしていきなりの続編に、あれ?間のストーリーを読み飛ばしたっけ?と思ってしまった。
前巻に登場していたワガママチビッコのことがあったので、いつか子どもを授かるターンがくるだろうなと思っていたから特に驚きはしなかったけど、子どもたちが既に幼稚園生くらいだったのは予想外でした。
エーゲ海の島暮らし。しかも實盛の母から譲り受けた古城をリノベーションした物件に家族4人で生活とは、なんともセレブリティ。身を隠すにはこれくらいしなきゃなのかと思いながらも、周囲から子どもを隠すのが子どもたちにとって窮屈なような気がしました。
素敵なのびのび子育ての環境にはあるとはいえ、それでもこの小さなコミュニティは子どもたちの成長にとって良いのか悪いのか判断がつきにくいところ。作中では實盛も多賀谷もそこんところは考えてはいたけど、私は島の移動がクルーザーしかないってところが少し微妙だと思ってしまった。
1人になりたいとき、お友だちにこっそり相談したいとき、ちょっと夜遊びしたいとき、家族から距離を取りたいシーンってあると思うんです。子どもが小さいうちは良いけど、自我が芽生えて思春期も迎えて視野が広がっていくと、この暮らしはどうなんだろう。
羨ましい暮らしのようで何となく自由度が制限される気がして、共感性をあまり持てなかったです。親たちは楽しいんだろうけど、これから色んな世界を知っていく子どもには少し不便かもなって感じちゃいました。
BLメインというよりは、子育てと家族ものメインのBLって感じです。
家族愛が主軸ですね、夫婦愛もありますが、トータル的にファミリー感が強いかな。
アルファと偽っていた多賀谷の素性がバレる展開に差し当たって、家族としてどう乗り切るか、夫婦の絆や家族の絆を再確認するストーリーでした。
意外にもたこ焼きを焼くのが上手い多賀谷のスキルも発覚し(笑)、ちゃんと親の顔してる實盛と多賀谷に和む一幕にはホッコリでした。
奈良先生だったのでマストバイ。電子の方が先に出ていたみたいですが、そちらを読んでいないので比較はしていません。本編200P弱+その後の幸せ話60P弱+あとがき。ツンデレ受や執事系攻めがお好きな方でしたら良いのでは。これ単独読みではちょっと物足りないと思うので、1作目からどぞ。
エーゲ海に浮かぶ小島で、家族(攻め受け+二人の子)で世間から離れて幸せに暮らしていましたが、大きくなってくる子供の事を考え、まず子供を他の子供と遊ばせる機会を設けようとし・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
二人の子(双子)、エーゲ海の島でお世話になる方々、悪党少々ぐらいかな。
++
前作でくっついた二人。双子を妊娠したもんだから、一旦国外で落ち着くまで暮らそうとしたところがエーゲ海の島。ここの記述が素晴らしい。のんびり、ゆったり、金はあるからお手伝いさん雇って優雅なお暮し。羨ましい。そっから悪党でてきてオメガってばれて・・・てな感じなお話です。
お互いの幸せを再確認、いちゃこら話なんですけど、そこにキラキラ刺さるのが奈良先生の挿絵。後半に1枚、二人の白燕尾服立ち姿があってですね。
なんといえばいいのか?
そのページ開くと「うわあ!#●@’(”$★」と声をあげてしまう麗しさ?
カッコよさ?
堪らんのです。ちょっと顔を傾けて、誓いの口づけを、てなシーンです。
はあ寿命延びる。
丁寧語攻め(執事)とツンデレ受けの甘いいちゃこらお話、有難うございました!
本シリーズは今回は専属マネージャーと人気小説家のお話です。
攻様の子を身ごもった事で休筆し海外暮らしだった受様が
アルファ詐称がバレてスキャンダルに巻き込まれる顛末と
2人の結婚式を描いた続編を収録。
この世界には男女の他に第二の性として
アルファ、オメガ、ベータのバース性があります。
アルファは極めて優秀な性として羨望され
オメガは発情期ゆえに長く虐待、性的搾取の対象でした。
現代ではオメガの人権は保護されていますが
バース性のヒエラルキーは根強く
生家がアルファ絶対主義の受様はアルファと偽り
美貌のアルファ作家として人気を博します。
攻様は出版社から派遣された編集者でしたが
抑制剤でアルファ性を手放した攻様と関わる事で
受様はオメガ性を受け入れて攻様の番となり
双子を授かります。
受様の妊娠はバース詐称が明らかになる事に通じ
攻様との婚姻を発表した時以上のインパクトで
世間を騒がす事は必至なため
受様達は妊娠発覚前に
攻様の母の所有するエーゲ海の小島の古城に移り
休業宣言することで静かな暮らしを手に入れます。
小島に手伝いとしてやってくる元漁師の老夫婦は
見るからに訳らしい2人を偏見なく受け入れてくれ
生まれた子供達の子育ても大いに助けられます。
成長した双子達に同世代の子供達との交流をさせたいと
考え始めていた2人でしたが
小島のリゾート開発話が持ち上がり
やってきた担当者は受様のファンを名乗りながらも
尊大な態度で受様がバース性を偽る事を揶揄してきて!?
既刊「二人の偽物アルファは執事アルファに傅かれる」続刊で
妊娠により隠遁生活をしていた受様が身バレによって
アルファ詐称の過去と向き合うお話しです。
受様は好きでアルファを語ったわけではありませんが
アルファは優性でオメガは劣性という認識は根強く
アルファを語る事でオメガ性では
望めなかった地位と名誉を手に入れたとされ
受様がオメガだというだけで
受様の作品や実力までもが偽りであるように語られる事は
受様という作家をこよなく愛す攻様にとっても
この上ない侮辱でしかないのです。
受様と攻様がそんな風潮にどうやって対していくのか
スキャンダルから子供達を守る事ができるのか
そして受様がまた筆を執る日が来るのか
受様はアルファとして生きてきたことで
人付き合いを避けてきましたが
攻様と出会い、受様を父と呼ぶ男子と親子のように過ごし
攻様の子を得た事で今まで知らなかった経験を積み
攻様の受様への揺るがい想いや受様に寄り添う人達の存在が
受様が前を向く強さを作ってくれていて
ハラハラな展開がありながらも受様家族の幸せを信じて
大変楽しく読ませて頂きました。
続編として2人の結婚式まで読めて感無量です (^-^)/