不実の永遠

fujitsu no towa

不実の永遠
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌1
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
8
評価数
3
平均
3 / 5
神率
0%
著者
水戸泉 

作家さんの新作発表
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イラスト
山岸ほくと 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
発売日
価格
¥855(税抜)  
ISBN
9784344809208

あらすじ

青年将校である高遠円は、自分の連隊に赴任してきた都築芳清少尉に驚愕する。
その新任士官は二年前の夏、一度だけ躰の関係を結んだ相手だった。
快楽に溺れ、淫蕩に躰をひらき、都築と過ごした時間は濃密なものだったが、円にとっては封印したい過去だった。
しかし、危険な匂いをもつ都築の存在はそれを許さなかった。
円は都築の思わせぶりな行動や言動に怯え、彼から逃れようとするが…。

表題作不実の永遠

大日本帝国陸軍少尉、円の副官・都築芳清
大日本帝国陸軍大尉・高遠円

レビュー投稿数2

電波鬼畜攻め

時代は昭和初期。受け攻め共に軍人ですが戦うシーンは無いです。
面白かった!キャラクターがすごく好みでした。
攻めの都築の電波っぷりがたまりません。
円が婚約者を邪険にしてるのを見て、「始末しましょうか」ですからね!
飄々として掴みどころのない男ですが、ラストの所で円が元副官の小林を追いかけようとしたところで、円を「化け物」と言って引き留めるんです。
いつも上手な都築の余裕のなさが表れていて良かったですね。

円のツンデレっぷりもツボです。女王様ぶってるけど都築に押され気味なのが可愛い。
あと快楽に弱いです。喘ぎ声がエロい。
都築を金で買ってたときの回想のシーンが萌えです。

ラストはどうだろう?消化不良な気がしないでもないですが。
でも、あれが冒頭に繋がることを考えれば狂気が感じられて良いんですよ。

話の内容というよりも、都築の言動、行動ですごく楽しめました。

1

キャラが良いけどもやもやが・・

2・26事件、帝国陸軍同士、公家すじの美人上官、下剋上・・・もう予想される通りの「お耽美」でしょう。

百日の薔薇とMONSTERと横溝小説を足して割って、山藍エッセンスを1適って感じでした。
なんですかねー暗いですねー。
田舎豪族に見られる、濃い血の婚姻による弊害・・・この横溝部分が気持ち悪い。
(近親相姦のことじゃないです)
都築の妹・渚の気持ちと行動も不明瞭だったから尚更でした。
それと、自分の気持ちを出すのが下手な円とは言え、大好きな部下・小林を失う前後に、悲しみをもっと際立たせて欲しかったです。
且つ、性欲や執着が純愛より強い繋がり、どーも不得手です。

2年前に間違いのあった相手が自分の部下に?!・・まぁあるパターン、嫌いじゃないと言うか寧ろ好きです。苦手な相手だったのが気になる存在になっていく、それも好き。
だけど、時代背景や其々の環境設定を足し過ぎたからか、自分が欲しい部分が薄いし足りないからスッキリさせて貰えなかった。
都築、円、小林のキャラは魅力的だっただけに残念でした。

追加で 
第2次世界大戦前の農民の識字率が低いようにありました。
どこまでの学習深度を言われているのか分かりませんが、この時代の尋常小学校は6年の義務教育ですし、日本に来た外国人が日本人の識字率の高さに驚き本国に連絡した文書が数多く残っています。。
世情に聡い疎いというのでも個人差ある事ですし。
BL部分とは違う箇所でしたが、気になりました。

1

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