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dokufu mo koneko mo aishiteru
今回は9年前の戦の功労者と男爵家次男のお話です。
戦争で大切な存在を失った受様が
王権力闘争に巻き込まれたながらも攻様を取り戻すまでと
本編後日談を収録。
人間は多かれ少なかれ魔力を持ちますが
攻撃魔法や身体強化魔法の遣い手が多くても
治癒魔法が使える医者は尊重な存在です。
受様の曽祖父は"神の手"と評判な名医で
馬車事故の怪我から救った娘が王女だったことで
男爵位を賜ります。
祖父、父、兄と受様はそろって医者となりますが
兄は高い魔力と魔法の才で"神の手"の再来と称えられ
受様は兄との能力の差を感じながら育ちます。
受様の生国は長く平和でしたが
9年前に辺境伯が野心家な隣国の王に組して
辺境は隣国に飲み込まれます。
王国軍は王弟の公爵を総大将、王の腹心を副官とし
受様は治癒魔法を使える医者として従軍軍しますが
公爵は無能で戦局は進まず、戦地は地獄でした。
兄ならもっと多くの命を救えたはずと思う中で
傭兵団の中で強い魔力と身体能力をもつ
利発な少年の存在が受様の癒しとなります。
彼が後の攻様です♪
しかしながら王弟は総大将を狙う奇襲によって
早々に戦地を逃げ出し、攻様が王単身敵軍に乗り込み
王を弑した事で王国軍は勝利しますが
攻様が生きて戻る事はありませんでした。
失意の受様は人々に尽くす生き方をしようと
王都の下町で開業、訳ありそうな青年を拾って
助手として3年が過ぎた頃
兄から侍女習いとして王宮にあがった姪が
行方不明になったと相談を受けます。
王の後宮"百花の園"での目撃情報はあるものの
姪の名の侍女はいないと言われた兄から
極秘に姪を探して欲しいと言うのです。
果たして受様は姪を探し出す事ができるのか!?
凄惨な過去をもつ攻様と優秀な兄に劣等感を持つ受様の
ドラマチックなファンタジーになります♪
王は側室腹ながら聡明で王位に就きますが
先代正妃腹の王弟を王に推す貴族も少なくなく
王弟は隣国との戦いでは功績目当てで総大将となり
真っ先に戦場を逃げ出しながら勝利将軍として
権勢を強めます。
異母弟を止められず、数多の犠牲を出した事が
賢王を狂わせて淫楽へと走らせたと言われる
愚王の後宮で受様を待ち受けていたのは
王の腹心の伯爵の妻で愛人達の羨望と嫉妬を集める
美貌の伯爵夫人を装う美しい男性で
秘密を知った受様は夫人に押し倒されて
彼の情夫にされて監禁される事に!!
先代正妃の息子として王位を狙う公爵
夫人を献上し宰相として政を担う伯爵
姿を消した受様の姪である男爵令嬢
報酬次第で特殊な毒を提供する毒使い
様々な人物が夫々な思惑とこのれの利を求めて動くため
かなり複雑な人間関係が出来上がっているのですが
一番の謎は成長した攻様なのです ヾ(≧▽≦)ノ
徐々に夫々の目的は見えてはきますが
利害が絡まる展開にハラハラ&ドキドキ!!
受様が攻様とともに生きる未来を手に入れるまで
宮緒先生お得意の執着攻を堪能させて頂きました♡
作者買い
ファンタジーです!
至って普通なファンタジーで逆にびっくり
((((;゚Д゚))))
とはいえ、宮緒先生なので執着っぷりもかなりのものだったし、ビギナー宮緒先生の方にはピッタリな作品かと思うので初見の方にオススメする作品として紹介したいです♡
巧妙に張り巡らされた伏線に、ハラハラドキドキしっぱなしで一気に読み終わり、プティとシャトンのじゃれあい??にほっこりほのぼのしながら読了♡
今回の執着度、「先生 」って言ったの回数は4回だと思う....(もっといっぱい言ったとこあったでしょうか!?)
よって、先生の作品の中だけで執着ランキングをつけるとしたら割と低い方かも??
オディロン、ネルヴァル、同じ4音で、文字面全然違うのにちょっと苦戦しました(笑)
私って音で名前を判別してるんだなぁと理解した瞬間でもありました( •̀ •́ゞ)
来月の新刊も楽しみです♡
ファンタジー、魔力を使ったお医者さま、 ある意味神子 、子供の頃から執着 ほのぼのを読みたい方にオススメです♡
表紙左下の、白猫ちゃんが気になる〜!! と、読む前からドキドキしていたこちら。
金とブルー、色の違うお目目が綺麗で可愛いฅ^•ω•^ฅ
毒婦攻め×町医者受け。陰謀渦巻く王宮ファンタジー、再会ものでもあります。
あとがき等も入れて280P強と厚みがありましたが、一気読みでした。
宮緒先生ならではの執着攻め…なんですが、ちょっと情けないところも
見せてくれる年下感に、萌え。
最初は無理やりジェラルド(受)の体を開くのに、
想いが通じ合ってからはいざエッチ…!という時に泣き出してしまい、
小刻みに震えてたりする。
そんなヘタレなところにギャップ萌えしてしまう、可愛い年下攻めでした(*´艸`)
兄の娘、失踪した姪っ子を探すため宮廷医師に扮して
後宮に潜入したジェラルド(受)。
忍び込んだ先で、”王の毒婦”として名高い絶世の美女・セレスティーヌに
出会うのですが、実は彼女は”幻覚魔法”で女性に姿を変えた男性・セレスタン(攻)で…
そしてセレスタンはなぜか、かつてジェラルドを戦場で守って死んだ少年を
彷彿とさせ、混乱するジェラルドだけれどー
と続くフランス風(でしょうか?出てくる名前がフランス語だったので)、
王宮サスペンスです。
王の子供たち・王女と王子が諸事情あって入れ替わっていたり、
毒を自在に操る敵国の”ラパン”というキャラが出てきたり、
味方だと思っていたあの人が…?えっ…!?
という展開があったりと少々入り組んだお話なのですが、
物語についていけなくなることはなく、読み進めるうちに
解像度が上がっていくところ、宮緒先生の手腕、さすがだなあ…と唸りました。
”毒婦”と噂されるセレスタンや、皆から恐れられる毒使いのラパンなど、
「毒」にフォーカスされたキャラや描写が出てきますが、
物語終盤のジェラルドの決断、言葉に「なるほどなあ」と納得。
先生ご自身もあとがきで書かれていますが、
毒と薬はある意味表裏一体、毒は時に薬にもなるもの。
読んでいてニヤリとしました( ̄∀ ̄)
攻め受け共に面白いキャラなんですが、
特に印象に残って萌えに萌えたのは、
やっぱりなんといっても「あとがき」の後の書き下ろしの白猫、プティ!
プティ(=小さい)と言っても全く小さくはなく、
特にセレスタンにはふてぶてしい態度をとる猫なのですが、
もーーーーージェラルドを守る姿が健気で一途で可愛らしくて。
ジェラルドを守るため、やたら猫パンチを繰り出す描写に
クスクス笑ってしまいました(*´艸`)
可愛いよー。。
風邪で死んだと思われていたプティの死に、
そんな事情があったとは。
ジェラルドの、”目の前にいる人も動物も、皆精一杯の力で助ける”という
強い信念が、プティという猫の心を動かしたんだなあ…と、
じーんとしてしまいました。
やっとやっとジェラルドを手に入れ、合法的にそばにいることが
出来るようになったセレスタンだけれど、ジェラルドの”仔猫”ポジションを
キープするには、手強いライバル達も多そうです(*´◒`*)
見ているこちらは楽しくて仕方ないけれど、
本人はきっとこれからもずっと、汗をかきかき頑張るんだろうなあw
思わぬ事件に、忠臣の”裏切り”とも思える行動。
そんな手に汗握る展開、戦場・戦闘シーンのシリアスさと、
じゃれ合う攻め受け二人の甘さ、最後の猫ちゃんのほのぼの小話。
いろんな要素がバランスよく合わさっていて、
ハラハラドキドキ&萌えを同時に楽しみながら拝読した一冊でした✨
(濡れ場は、いつもの宮緒先生の作品と比べるとちょっとあっさり目かな?と
感じました)
猫好きな方、執着だけどちょいヘタレな年下攻めお好きな方に、
特に刺さるお話ではないかと♡