元獣医は異世界で、中身が天使のドラゴンを拾う

moto juui ha isekaide nakamiga tenshi no doragon wo hirou

元獣医は異世界で、中身が天使のドラゴンを拾う
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×21
  • 萌1
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

153

レビュー数
2
得点
13
評価数
4
平均
3.5 / 5
神率
25%
著者
いおかいつき 

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イラスト
奈良千春 
媒体
小説
出版社
竹書房
レーベル
ラヴァーズ文庫
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784801943131

あらすじ

現代から異世界へ魂が転移した、
獣医の雅之は、森で出会った
小さなドラゴンと一緒に、
気ままな異世界生活を始める。
だが、すぐに体が死亡し、
倒れてしまう。
再び目覚めた雅之は、別の体に魂が
入っていて、見知らぬ美しい男と
Hの真っ最中だったーー。
男の正体がドラゴンだと聞いて
戸惑う雅之だが…。

表題作元獣医は異世界で、中身が天使のドラゴンを拾う

ドラゴンの体に入った天使族の天使
異世界に転生した元獣医の青年、魔族

レビュー投稿数2

うーむ

奈良先生おっかけで購入したのですが、どうやら「氷のヤクザ、異世界で白銀の闇王の治癒天使になる」のスピンオフだったみたいで、今ひとつ理解しきれず消化不良な心地です。そのため中立にしました。本編190頁弱+あとがき。奈良先生の挿絵は変わらず絶好調、大好きなんだけどな。

異世界で虎の獣人(しかも♀)になって1か月。ウェストポーチの中にはちっこいドラゴン(中身は尊大な態度の元天使)。しょうがない働くか、と働いていたのにある日突然意識を失ったかと思ったら、今度は別の体(♂)に魂だけ飛ばされたみたいで・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
アロイス&理人(前作の攻め受け)、ギード、フーゴ、クルト(前作のサブキャラ、使い魔)、クー(受けが助けてあげた幻獣、後で喋る)ぐらいか。人間いないww

++攻め受けについて

攻めは尊大俺様天使様。奈良先生の表紙絵そのままキランキラン超イケメン。そしてちっこい竜、でっかい竜どっちも可能、魔力いっぱいカッコよし~なんだけど、生活力ゼロ。使用人扱いの受けがいなくなったら困るということで魔力譲渡(手っ取り早くセッ〇ス)される方です。

受けは、虎獣人の後の体(餓死したらしい)が住んでいた山の中で生活。元獣医の知識と魔力で、鹿を助け、幻獣を助け といった様子。まあそうなるわな。キャラは際立ったものを感じられず、転生まきこまれ一般人という印象でした。

攻めはキャラがはっきり分かるんだけど、受けはキャラ不明なのと、最初お話についていけなくて(虎獣人から再度魂飛ばされるところ)、ちょっと読みづらかった一冊でした。クーは可愛かったんだけどな。

3

愛を知ったドラゴン天使の恋

真の姿は天使、身体はドラゴンな俺様攻め。
俺様で傲慢な性格は確かに感じるのに、どことなく優しくて甘えん坊なところが滲み出てるデレ感が可愛いです。

本人は全くそんなことを意識しておらず、無自覚に雅之への好意を露わにする態度にムッフッフ…( ̄∀ ̄) 元獣医師の雅之が動物たちを保護し、治療を施しながら甲斐甲斐しく世話をする姿に嫉妬し、自分も構って欲しいとばかりにアピールするあざとさに笑ってしまいました。


日本から異世界転生してきたのは、この世界の獣人や魔族に都度魂を移しながら生き繋げてきた元獣医師の青年。その傍らには、ちっちゃい竜…元は天使族の天使オレールが侍っています。
雅之の魂が入った身体は瀕死状態の者が多く、魂が移ったとて生き長らえるには非常に厳しい状態です。そこでなにをするか。空っぽの身体に魔力を流すため、中出しセックスをする、これが最も有効な治療法です。
注目すべきは、"中出しセックス"という卑猥なエロワードも、この世界では快楽とは別のカテゴリーにあるということ。いわば点滴みたいなもんです。
セックスはあくまでも"作業"、もしくは"治療"という概念の元、2人は幾度となく身体を繋げますが、情と恋が伴うようになってしまっては、それはもはや治療なのか…?という疑問が湧き起こるのは当然でしょう(笑)

魔力を流すためのセックスは治療ですが、魔力をあまりにも流すと雅之の身体にはあまりよくない。じゃあ、魔力を長流さずにセックスしよう、と言うオレールのその言い分は、ただ雅之とセックス行為をしたいからだけ…つまりは雅之とくっ付いていたい・離れたくない=好きの理論が成り立ってしまうのです。
オレールには愛情表現としてセックスをするといった概念がなく、無意識に雅之を求めてしまっていることを本人がよく分かっていません。「もう一回」と雅之を求めるこのセリフのひと言だけで、オレールの本能的な好意が全開って感じがしてめっちゃニヤニヤしました(//∇//)


オレールの雅之への愛情がグングン上がっていくのが何と言っても楽しいですね!
愛とは無縁そうなオレールに、愛の感情を教えたのは他ならぬ雅之。中身は天使でありながら、天使っぽくない無慈悲さを備えていた彼も、恋をするとこんなにもトゲがなくなり丸くなるのかと驚きでした。
治療に必要な魔力技術をサポートするなど、雅之の仕事の相棒としてのチーム感もよく、雅之に絆されていくオレールの感情変化は見どころです。

そんな2人の間にいる幻獣・クーを始めとする脇キャラの存在もなかなか楽しくて、作品にいい刺激を与えてくれています。
特に雅之と同じ日本から異世界にきた理人は、気になる存在です。
どうやら今作は、理人と闇王アロイスのスピンオフらしく、知らないまま読んでしまったけどちゃんと内容は理解できました。オリジナルの方も近く読んでみたいなと思います。

愛を知ったドラゴン天使の恋、とっても素敵な読後感でした♪

4

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