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moto juui ha isekaide nakamiga tenshi no doragon wo hirou
真の姿は天使、身体はドラゴンな俺様攻め。
俺様で傲慢な性格は確かに感じるのに、どことなく優しくて甘えん坊なところが滲み出てるデレ感が可愛いです。
本人は全くそんなことを意識しておらず、無自覚に雅之への好意を露わにする態度にムッフッフ…( ̄∀ ̄) 元獣医師の雅之が動物たちを保護し、治療を施しながら甲斐甲斐しく世話をする姿に嫉妬し、自分も構って欲しいとばかりにアピールするあざとさに笑ってしまいました。
日本から異世界転生してきたのは、この世界の獣人や魔族に都度魂を移しながら生き繋げてきた元獣医師の青年。その傍らには、ちっちゃい竜…元は天使族の天使オレールが侍っています。
雅之の魂が入った身体は瀕死状態の者が多く、魂が移ったとて生き長らえるには非常に厳しい状態です。そこでなにをするか。空っぽの身体に魔力を流すため、中出しセックスをする、これが最も有効な治療法です。
注目すべきは、"中出しセックス"という卑猥なエロワードも、この世界では快楽とは別のカテゴリーにあるということ。いわば点滴みたいなもんです。
セックスはあくまでも"作業"、もしくは"治療"という概念の元、2人は幾度となく身体を繋げますが、情と恋が伴うようになってしまっては、それはもはや治療なのか…?という疑問が湧き起こるのは当然でしょう(笑)
魔力を流すためのセックスは治療ですが、魔力をあまりにも流すと雅之の身体にはあまりよくない。じゃあ、魔力を長流さずにセックスしよう、と言うオレールのその言い分は、ただ雅之とセックス行為をしたいからだけ…つまりは雅之とくっ付いていたい・離れたくない=好きの理論が成り立ってしまうのです。
オレールには愛情表現としてセックスをするといった概念がなく、無意識に雅之を求めてしまっていることを本人がよく分かっていません。「もう一回」と雅之を求めるこのセリフのひと言だけで、オレールの本能的な好意が全開って感じがしてめっちゃニヤニヤしました(//∇//)
オレールの雅之への愛情がグングン上がっていくのが何と言っても楽しいですね!
愛とは無縁そうなオレールに、愛の感情を教えたのは他ならぬ雅之。中身は天使でありながら、天使っぽくない無慈悲さを備えていた彼も、恋をするとこんなにもトゲがなくなり丸くなるのかと驚きでした。
治療に必要な魔力技術をサポートするなど、雅之の仕事の相棒としてのチーム感もよく、雅之に絆されていくオレールの感情変化は見どころです。
そんな2人の間にいる幻獣・クーを始めとする脇キャラの存在もなかなか楽しくて、作品にいい刺激を与えてくれています。
特に雅之と同じ日本から異世界にきた理人は、気になる存在です。
どうやら今作は、理人と闇王アロイスのスピンオフらしく、知らないまま読んでしまったけどちゃんと内容は理解できました。オリジナルの方も近く読んでみたいなと思います。
愛を知ったドラゴン天使の恋、とっても素敵な読後感でした♪