イラスト付き
shishitei no kangancho
はぁ……読み進めることの息苦しさよ。゚(゚´Д`゚)゚。
ラシッドの伴侶として、また宦官長として順風満帆な生活を送るイルハリムの身に起きる誘拐・拉致事件を筆頭としたシリアス展開がめちゃくちゃシンドイ……
前の巻もそうだったけど、続編もやっぱり陰謀に巻き込まれるカタチで連れ去られてしまうイルハリム。何で彼はこうも狙われやすいのか、読んでるコッチは気が気じゃありません。連れ去られてからの陵辱シーンの濃さがね、もうね……読むに耐えない。
今巻はイルハリム自身に与えられる陵辱強姦シーンは前巻よりかは少ない(皇妃という立場的にラシッドへ配慮した?)けど、謎の蔓玩具を挿入されるわ、あわや挿入か…の寸前まで行くわで、ラシッド以外の者による辱めのシーンからは逃げられません。快楽に弱い身体を誇張するには充分な反応を見せてくれるイルハリムなので、無傷ってワケにはいきませんが、ラシッドという愛する伴侶が居ながらにして身体が辱めに従順なのはあんまり見たくなかったです。
拉致した相手に執着されたが故にイルハリムのお仕置きの待遇は良い方だったと思います。現に、約束を守れなかった者や裏切った者に対する仕打ちは鬼畜です。
こんなに詳しく書かないでくれなくても良いのにと思うほど陵辱シーンの中身がエグい。イルハリムを拉致った暴君の逆鱗に触れた過激懲罰は、メス堕ちダークサイドへの世界が怖すぎでした((((;゚Д゚)))))))
しかしながら。そんな罰を受けたサブキャラな彼らも最後はしっかりと幸福の世界線にいるのですから、作者さんの救済力には恐れ入ります。良かったねとは思うけど、陵辱シーンのインパクトが強過ぎてチラチラと頭に浮かぶので困りました…
ラシッドの存在感が最初と最後だけっていうのが少々勿体無かったかな。
冒頭のラブラブな2人にニンマリしたのち、すぐに誘拐されたのでラシッドの出番は最後までありません、その終盤も、別れに繋がる切なさを含んだものということもあり、テンション的には下がり気味ですが、最後の最後にやってきた大どんでん返しにはシビれました!!
これでこそ溺愛王のラシッド♪ イルハリムと離れたがらないワガママも、ここでは大正解のド執着です。イルハリムの気持ちもちゃんと分かった上での獅子帝の決断は、クライマックスに相応しいキタコレ展開でしたヽ(´▽`)/
あまりにもエンディングが良すぎて読後感最高なので、この余韻を大切に過去の陵辱シーンをとりあえず一旦忘れたい(笑)陵辱痛い系はあまり好んで読まないけど、作者さんが素敵な結末を演出してくれるだろう安心感を頼りに購入して良かったです。
ラシッドの息子も何だか父と似たような道を行きそうで、いつか二世スピンオフがきたら良いなと期待しています^ ^