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oshi koushaku no yamiochi wo soshi shitara, kyuukon saremashita
真宮先生の既刊『ビッチング・オメガと夜伽の騎士』が好きだったので作家買い!
今回は、小説作品の推しである攻めの死を回避するために、小説世界へ転移した受けが救済ルート確立の為に色々と奮闘する…というお話。
よくある転移モノですが、今回は夢を見ている間だけ小説世界に転移できる…と言う、バーチャル世界と実世界の狭間で行き来できるイメージでしょうか?
クマのぬいぐるみを抱きしめて眠る受けを想像すると「めっちゃ可愛いな♡」と思わずニヤけました笑
そして、夢の中でヒナタが頑張れば頑張るほど、本来のストーリーと離れていくので「どうなるんだ!?」と続きが気になり、一気読み!
推しの為に夢の中でシナリオを変えるなんて、コレぞ正に「夢小説」なのでは…???などとオタ界隈の哲学について思い馳せてしまいました。
が、今作の受け・攻め共にキャラクター属性が自分の萌えには刺さらなかったようで、ラブシーンでそこまで萌えず……無念
受けは所謂〝推しの為なら何でもします!〟なオタク属性。言語に長けていて知的キャラなのは良かったですが、特に個性は感じずでした。
一方の攻めは「計略を巡らせ、親族を失脚させてわずか13歳で爵位を継いだ苦労人で策略家の若き公爵」と説明されていたので、一癖ある食えないキャラかと期待しましたが、至って普通のスパダリ様で個人的にあまり面白味がなく……
(スパダリ好きな方なら楽しめるかな?)
本筋の「推しを救う為に奔走する主人公」のストーリーは面白かったのですが、BL的に萌えたか?となると、個人的に好みの属性では無かったので★3評価にしました。
スパダリ攻めを救う為に頑張るオタク君が好きな方には刺さるかと!
みずかね先生なのでマストバイ。攻め受けとも「好き♡」って思うタイプのキャラではなかったので中立にしました。本編300P弱+あとがき。
推している小説で、推しキャラが闇落ちしそのまま死ぬというストーリを読んだ陽向。ショックで寝てしまったその日に、不思議な夢を見たと思ったら、その推し小説の中にモブキャラとして入り込んでいて・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
リッキー(受けを小説の中に誘い込むくまのぬいぐるみ)、エドガー(王太子、攻めの親友)、コリン(エドガーの婚約者)、攻め父、大賢人、悪党ぐらいかな。
++攻め受けについて
攻めはちょっと言葉足らずなところもあるキランキランイケメン。エドガーと親しいから、言わなくっても分かるやろ とちょっと省いてしまう感じ。(エドガーがちょっとアホたれというか鈍感なので、どちらかというと悪いのはエドガーだと思うんだよな・・)それでエドガーとすれ違って追い込まれて闇落ちしてしまうというのが元の筋書きだった方です。受けに一目ぼれ?なんだろうな。ストレートに好き好きしてまして、色っぽいところでも「これどうやって脱がせるんだろう」って楽しんでましたよ、エロ親父か。
受けは外国語学部のオタク要素ありな大学院生さん。webで見つけた英語の小説のキャラが目のまえに表れたもんだから、言葉にならないですよね。早口情報量たっぷり推しへの愛語るシーンがあり、そこはくすっと笑えました。健気さんとかではなく、うーん普通の語学力がわりとある学生さんというところでしょうか。
推し愛あふれる箇所はシンクロするし、攻めは麗しいんですけど、なんだか萌えるところが無くてさらっと読み終えてしまった一冊でした。(にぶちんエドガーに押しかけられて迷惑顔の攻めの表情はすっごく楽しかったです!)
大好きなWeb小説のモブとなり、推しの死を回避する!
好き要素ばかりだったので、配信を楽しみにしておりました。電子版です!
推しの死ー。その展開に衝撃を受けていた受けのヒナタくん、Web小説のマスコットキャラ、くまのぬいぐるみであるリッキーに導かれ、モブとして小説の世界へ。
転移直前、リッキーにプロフィールを尋ねられ、言語専攻の大学院生であることなどを話したからか、小説内で彼は「東方の国出身、王立学術院の学生。時々宮廷で通訳」という立場のモブに。小説のメインキャラは王太子や公爵など、立場のある方々なので、通訳で宮廷パーティーに参加してるモブでも接触の機会がある。そんな手厚い状態で、ヒナタの異世界生活スタートです!
モブである自分の行動で、小説の展開が変わっていると気づき、これなら推しの死を回避できるのでは…?と希望を持つヒナタ。Web小説で先の展開を知っているという強みから、推しの死に繋がるかも?なフラグを次々と折っていきます。
読んでておもしろいなー!と思ったのが、ヒナタは現実世界と小説世界を行き来できるってことと、自分がいるより過去の出来事は、リッキーから与えられた本で読めても、未来が不確定になってるってことですね。ヒナタの行動で少しずつ小説と展開が変わります。
現実世界と小説世界では時の進みが違うので、現実世界に戻ってるあいだに小説世界の時間はどんどん進んでいって。
とある出来事をきっかけに、現実世界に戻ったヒナタくん。再び小説の世界に戻った時には推しの危機が近づいていて。
そして物語の真実が明かされます。
いやー、面白かったです!ヒナタくんが推しと出会った時にオタク特有の早口トークになるとこですとか、推しに口説かれ「解釈違いです!」となるところとか!
ヒナタくんの推しの公爵様が、初対面からヒナタくんに友好的なので(フフッ。一目惚れかしら!)と微笑ましく思ってたんですが、そんな簡単なお話ではありませんでした。あれがあれしてそんな流れと、公爵様の直感であの行動だったんだな、と!
マスコットのくまぬいリッキーもかわいくて。面白かったです!