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takurami to dekiai
や……やらかした……!!((((;゚Д゚)))))))
この作品、シリーズものだったんですね。しかも第5部突入とのこと。
あらすじにそんなこと書いてなかったから、普通に一巻完結ものだと思って購入しちゃいました。どうりで話が色々と飛躍してるわけだ……読み終わってからオーマイゴッドでした( ;∀;)
でも購入して後悔してるかと言ったらそうではなく、途中からのストーリーだったけど、結構読めたことに驚き。それはそれで面白かったです(笑)
過去に何か色々あったらしいというのは置いといて、組長の櫻内とその愛人こと『姐さん』の高沢との間にあるラブは、誰もが知るところのアツアツぶり。お互いに嫉妬し合う仲の良さも、不穏な陰りというよりは愛を確かめ合うための前戯的な意味が強かったように思います。
夜の営みを盛り上げるための媚薬的な意味にしかならないヤキモチは、緊張感が張り詰めるヤクザ間の抗争の中での息抜き的に楽しめましたし、これまでの2人の歴史を私は知らないけど、誰かとの仲を不安視する余地すらない彼らの相思相愛な関係は、途中からいきなり読み始めた私にもビンビン伝わってきました。
5部目ともなると、かなりヤクザ間のイロイロな事情も複雑だと思うのに、内容的にあまり難しくなかったのが好印象でした。サラッと過去のことにも触れてますし、文章自体もヤクザの世界観にガチガチに塗り固められた敷居の高さも感じることなく読むことができたのは良かったです。
終始2人のラブラブを見せつけられたって感じなので、タイトルにある「溺愛」をたっぷりと堪能しました。
姐さんと呼ばれる高沢の存在はすごく異質に感じましたが、類稀なる狙撃スキルで大事な人たちを自分の手で守ることができる、まさに背中を預け合う姿がとても素敵だなと思いました。
大事な人に守られるだけじゃなく、自分も守る。姐さんであり、相棒でもある対等な関係がとてもカッコよかったです。
香港マフィアとの絡みが次巻以降大きく動いていきそう。今後のストーリーに注目です^ ^