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愛している。『永遠に――』
zenzense kara kimeteita konsedeha hanayome ga otoko dattakedo zenzen kinishinai
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
神の寵愛は規格外
わぁ〜……(￣▽￣)
タイトルはポップな感じだけど、中身は全然ポップじゃないギャップ（笑）
一応、溺愛ものです。
一応、執着ものです。
一応、ヤンデレものです。
＂花嫁＂であるケリーのことを相当に愛してはいますが、一方通行の愛情であり、相愛ではありません。それ故に、ハッピーエンドかと聞かれるとさてどうでしょうか…。
攻めのラドネイドと受けのケリーとではとる立場が違うので、一概にハピエンストーリーかどうかを当てはめるのは無理がありそう。だって、ラドネイドからすると、最高にハピエンの物語なんですもん^ ^
分かりやすい攻めの溺愛と、その愛を一身に迎え入れる受け。双方の想いが通じ合ったラブラブエンドを期待している読者さんからすると、思っていたのと違うと感じる方もいるかも知れません。
そういう意味では、読む人を選ぶストーリーだと思います。
ラブラブなシーンはなく、グチャグチャなシーンはあります。
セックスシーンはありますが、ふむ……果たして２人の接合シーンが、私たちが普段目にしているセックスシーンと言えるのかは疑問です。内臓まで喰らい尽くしちゃうような激しい欲情を抱いていますので、ほんのちょっと力加減を間違うだけで、あられもない状況になってしまうので。
溺愛と執着も限度を過ぎれば、こんな風な愛情を向けられるものなのね。と、闇神の激重な愛を理解するには十分な描写でした。
かなり攻めた内容に最初驚きましたが、読み終わっても驚いています（笑）
甘々な話に定評のあるアルファポリスさんの話っぽくなく、どちらかというとキワモノ系？のストーリーでしたが、これはこれで面白かったです。
ケリーの気持ちに寄ると可哀想さが増すので一旦置いとくとして、ラドネイドの一途さは結構健気でいじらしいですよ。ケリーへのアプローチの仕方を念入りに考える姿は、可愛いとこあんじゃんって思ったりもしましたし。
このストーリーをストレートに受け取っちゃうと、見ようによってはホラーにも受け取れますが、角度を変えると映る景色が変わり楽しく読み入りました。
何言ってもヘコたれないラドネイドのマインドに何度も笑いましたし、返しがウィット効いていて上手い！^ ^ 会話のやりとりがクセになる面白さでした。
闇神の寵愛が規格外すぎて、久しぶりに興奮した一冊です（笑）
みんな大好き「執着攻め」…だけれど、お話は好みが分かれそう
「緑土なす」のみやしろちうこ先生の新刊。
緑土〜を読んだ時、正直文体に少々クセがあるな…と感じ、
慣れるまで時間がかかったのですが、
それでも夢中で読んだ大好きなシリーズです。
ということで、新作のこちらも迷わず購入。
…えーと、えーと、大好きな「執着」攻め、で一途ではあるんだけれど、
お話についてはものすごく好みが分かれそう、、かな。
というのが、読後まず第一に浮かんだ感想です。
一部グロ表現あり（四肢がちぎれたり、脳内を掻き回されたり…）なので、
苦手な方はご注意ください。
あと「好みが分かれそう」なのは、結局最後までこの二人が本当に”愛し合って”
抱き合うことなく終わったから、、
いつになったら絆されるんだろう…？と考えていたら、
そんなことは起こらず（一部絆されてはいるのだろうけど）、
攻めに対する怯えを抱えたまま流されて体を重ね…という感じでお話が終わっていました；
（ただ、攻め・ラドネイドにはケリーを傷つけたいという意思はなく、健気ではあります）
（※以下核心に触れる部分についての記載ありの内容となりますので、
未読の方はご注意ください；）
新作のこちらも、「さすが、みやしろ先生！」と思ってしまうような、
ものすごい執着攻めのお話。
タイトルどおり、「前々世」からの執着です。（で、人外）
前々世に、青年に嫁ぎに来たとある娘に一目惚れし、その体を奪ってしまった
闇族の気高いお方（攻）（念の為、ちょこっとぼかしてます）。
娘に逃げられ、失望するも200年後に一念発起、転生した魂の居場所を突き止め、
その20歳の青年騎士・ケリーを追いかけつかまえるため、2年間周到に準備をし
再会を果たすのですがー
と続くお話です（超ざっくりです！あと本編は受け視点メイン）。
受けのケリー視点で進む、序盤の再会（ケリーにその意識はなし）シーン、
再会を喜んだ本来の姿のラドネイドに文字どおりグチャグチャにされ、
精神を病んでしまうケリーがなんとも気の毒、、
人智を超えた存在に愛されてしまったがゆえに、
騎士として願った「国の繁栄」は叶えられたものの、占い師の言った通り
それは”自分を犠牲にして”叶えられることとなる。
なんといっても、その執着具合というか、計画的に懐に入り込んでくる
やり方が怖い!!
自分が（意図的ではなくても）めちゃくちゃにしたせいで病んでしまった
ケリーを心配し、「何か食べさせなくては」と侯爵家の館に押しかけ
そのまま居座り、泊まりこんで連日愛の言葉を囁き、甲斐甲斐しく世話を焼く（出会ってまだ2回目…）。
ケリーに持ちかけられた縁談は自分の魅力で相手令嬢たちを
恋煩い状態にさせて終了、「ケリーの結婚相手はもう決まってるから」とにっこり。
（怖いっ!!）
だんだんと体と精神を病み、意識朦朧としてただただ流されてゆくケリーが
気の毒で、、（2回目）
まあでもね、なんといっても相手が悪かった。人を超えた存在だから…
そんな存在に目をつけられてしまったら、逃げられようもないですね。
ただ救いというか、自分の中で「萌え」があるなあ、と思ったのは、
自分が壊してしまったことを一応反省し、自分なりに色々頑張っているラドネイドの
一途健気さを感じたから。
もうちょっとこう、安心感で包み込んであげて欲しかったわ…とか、
物理的に近づき囲い込む方法よりも、心通わせる方法を考えようよ…とか
色々思うところはあるんですが、人じゃないからしょうがないかあ、と諦めの気持ち。
そもそも前々世もレ◯プから始まってますしね。。
作中の「けりぃ」「ケリィ」って呼び方に、ぞわわわ…!と毛が逆立ちます。
人として短い寿命しか持たないケリーが、
今世での人生を終えた後。
その後の魂も、決して離してくれはしないんだろうなあ…と
遠い目になると共に、次に一緒になる時はもう少し手加減して抱いてあげて欲しい、
安心感も与えてあげてね、、と願わずにはいられないラストでした。
なんていうんだろう、、ヤンデレ、ともちょっと違うような？
とにかくスケールの大きすぎる執着溺愛。
大切に思われていることだけは間違いないので、
ケリーよできる限り健やかにあれ…と願うばかりです。
評価、、「萌」か「萌2」で迷ったのですが、
なーーーんか引き込まれて読んじゃう怪しく不思議な魅力があって、
「萌2」とさせていただきました。
あっ、あと、挿絵がすごく少なく感じました。（電子版で拝読）
良い終えてからもう一度確認しましたが、2ページぐらい…、、？
美貌のラドネイドの姿が見たいのに、ページをめくってもめくっても
出てこなくて序盤、あれ〜？と思ったりしました；
