もし叶うなら、恋人になりたい。

6番目のセフレだけど一生分の思い出ができたからもう充分

6banme no sefuredakedo isshoubun no omoide ga dekitakara moujuubun

6番目のセフレだけど一生分の思い出ができたからもう充分
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神69
  • 萌×217
  • 萌4
  • 中立4
  • しゅみじゃない8

63

レビュー数
11
得点
429
評価数
102
平均
4.3 / 5
神率
67.6%
著者
SKYTRICK 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
渋江ヨフネ 
媒体
小説
出版社
アルファポリス
レーベル
アンダルシュノベルズ
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784434346484

あらすじ

「――本当は貴方と恋人になりたい。」平凡な学生である幸平は、幼馴染の陽太に片想いをし続けている。地味な幸平とは違って、陽太は顔が良く人気なモテ男。5人もセフレがいると噂されるほどの彼に、高校の卒業式の日に告白した幸平は、なんと6番目のセフレになることができた。それから一年半。大学生になった幸平は陽太と体だけの関係を続けていたが、身体を重ねたあとに必ずもらう1万円札を見ては虚しさに苛まれていた。本当は陽太と恋人になりたい。でも、陽太には思いを寄せる女性がいるらしい。悩む幸平だったが、友人たちの後押しもあり、今の関係を変えようと決心するが……

表題作6番目のセフレだけど一生分の思い出ができたからもう充分

20歳、大学2年生
20歳、大学2年生

レビュー投稿数11

一途に想い合う幼馴染の尊い物語

まずタイトルから良い意味で裏切られて、繊細な心理描写が丁寧で、登場人物たちが魅力的で、涙あり、大満足の一冊でした。

幼馴染の陽太と幸平が純粋で、一途で、とても尊い2人に泣けました。
2人の拗らせっぷりがひどかったけど、温かく、幸せな気持ちになりました。

陽太は特にギャップ萌えでした。
タトゥーに美人、背が高くモテるし、口数が少ないとなると、いろいろな噂が一人歩き。とにかく本当の気持ちが見えない。
溺愛要素はチョイチョイ見え隠れしていましたが、陽太目線での語りで明かされる本音が、あまりにも可愛くて、卒倒しそうでした。
幸平のことを考えただけでドキドキするようなロマンチックな陽太。
自分の幸せよりも、幸平の幸せを願える強さ、何としても幸平を守る姿ががカッコ良かった。
こうちゃん呼びを独占したがったり、とにかく笑ってしまうくらいかわいい。


一方の幸平の幼少期が辛い。弟を守り、生き抜くことで精一杯の幸平。
弱音も吐かず、我慢を重ね、なんとか生きてきた。
弟の進学のため、自分のことなんてなりふり構わず頑張ってきた幸平。
子供が大人の顔色を伺って生きている姿が切なく、でもその環境があったから、2人の絆はより深くなったのだろう。
告白する勇気と、苦しくなるほど好きになる気持ち、溢れる想い、読んでてグッとくるものがありました。


2人を応援する友人達もとても良かった。


陽太の執着溺愛ぶりが堪能できたこと、陽太の惚けぶりをきちんと受け止める幸平、この2人のやり取りに、癒されて、幸せな気持ちになりました。
素敵な作品でした。

0

究極にすれ違いまくった先にあったのは、、、

幼なじみ同士、タイプの違う2人。

この設定だけで、個人的にはもう萌えるのですが、まさかの攻めには5人セ○レがいて、受けは6番目のセ○レでもいいから、攻めと関係を続けたいと意を決して告白。

本当は、攻めにはセ○レなんて存在しないのですが、誤解が誤解を呼んでお互い超拗れまくっていました。
受け視点で話が進み、途中から攻め視点に変わり判明した真実。

もう少し、攻めに少しの勇気があれば、、、
と、終盤の受けの友達と同じようなことを思ったまりあげはさん。


けれど、攻めがタトゥーを入れた件や、どうして誤解されるような振る舞いや噂があったのか、など。
知れば、ただ純粋な受けへの愛しかそこにはなかったので、タイトルに惑わされず拗らせ純愛大好きマンは読んだほうがいいと思います。

あと、受けの生い立ちも今どきの毒親ガチャ外れた子なので(SKYTRICK先生はそういう受けが性癖なのでしょうか??)、不憫受け好きな方にもオススメです!

2

壮絶?なまでのすれ違い両片想い

幼馴染なのに、その関係性をほとんど知られていない2人の、壮絶なまでのすれ違い両片想い。
告白から付き合うのかと思いきやセフレから始まる現在軸と、ふたりに確かな繋がりがあった幼少期、だんだんすれ違う思春期が受け攻め視点で行ったり来たりする構成。
え?攻めくんそんなキャラなの?と笑ったり驚いたり、あまりに不憫な小学生時代にホロリとしたり…感情も行ったり来たり。
現在と過去の面子が入り乱れて起こる事件は、過去への決別かな。その後の幸せでかわいいふたりににこにこしちゃいます。
わりと登場人物が多いのだけど、個人的には時川くんが好き!

1

二人の幸せを祈ってやまない。

タイトル買いでしたが、読み始めたら思っていた感じと違うぞ?となり、途中何回も泣き、辛く苦しく、頑張れ頑張れと応援し続けながら読了しました。
ちょっと時間が前後したり、視点があちこち行ったり、あれ?今どの辺の時間軸?みたいになることがありましたが、トータルすると自分の好きな内容てんこ盛り作品でした。
可哀想な子供が寄り添い合って幸せを夢見ていたのに、ある日突然片方が離れてゆき(後に誤解と言うか表現の失敗だとわかりますが)それでもずっとずっと互いに互いを想いあい、トラウマとも対峙してゆく。
切なくて辛くて、でも強くて優しい作品でした。
幸せな子供じゃなかった方には、刺さる作品だと思います。

5

【コウちゃんが作るはずだった幸せな家族、全部なかった世界にしていい?(陽太)】


エロス度★★★

おやおやおやおや。本当はずっと両想いであったのにセフレ関係からスタートしてしまうすれ違いがかわいいですね。

陽太と幸平が紡ぐ祝福の恋物語・・・開幕。

幼馴染み同士の両片想いという要素だけでも美味しいのに幸平の健気さや攻めの陽太視点からわかる幸平を大切に想う気持ちが尊さMAXで刺さります。

幸平のことを思った行為が裏目に出てしまう陽太の不憫さ、噂を真に受けてしまっていた幸平の勘違いがもどかしかったですが、相談役になってくれる友人たちの存在、終盤の展開にはグッとくるほどに胸が熱くなりました。

4

勘違いが膨らんですれ違う2つの恋

今回は幼馴染の攻様と受様のお話です。

攻様への告白でセフレとなった受様が恋人となるまで。

小学校の頃
"ごぼひら"とあだ名された大人しい受様は
ある日、体の大きな同級生6人に皮をはぐと称して
服を脱がされかけます。

そんな受様の助太刀に攻様が颯爽と現れて
同級生に飛び蹴りをかまし、受様も給食袋を振り回すも
結果的には6人には勝てませんでしたが
2人は次は勝つと作戦を練って友情を深めました。

しかし20才の大学生になった今では受様が
攻様の幼馴染で親友だったことは
高校が同じ友人達も知りません。

というのも受様は
中学の半ばから攻様に無視されるようになり
学校を休みがちになって高校に上がる頃には
沢山のピアスを開け、肩から腕にタトゥーが彫られ
悪い噂の持ち主となっていました。

しかしながら攻様は誰もが見とれるほどの美貌でもあり
校内では常ににこやかで声を荒げたりもしないので
恐れられながらも憧れられる行内で話題の人でした。

受様は幼い時からずっと攻様が好きでしたが
攻様は他大学へ合格していたので
卒業式の日に告白する事を決意をします。

勇気を振り絞ったずっと好きだったと告白すると
攻様は男の幼馴染から告白されると思わなかったのか
かなりの時間黙り込みますが

「俺とシたいって意味で?」と言ってきたことで
攻様の6人目のセフレとなるのです。
セフレとなった受様の恋の行方とは!?

WEB小説サイト「アルファポリス」掲載作を
加筆改稿しての書籍化で誰もが惹かれるイケメンな攻様に
長く片思いしている受様の恋物語になります♪

タイトルの"6番目のセフレ"と言うフレーズと
攻様のタトゥーイラストが気になって手にしましたが
思っていた展開とは全く違った恋バナで
いい意味で裏切られた1冊でした (^-^)/

基本的に受視点で進みますが
巻頭から受様の恋の終わりから始まって
過去回想から現在へという進み方をしつつ

攻視点での過去回想と今も進んでいくので
徐々に両片思いのすれ違いであることが見えて来ます。

受様は告白で攻様のセフレ1人となり
"付き合ってもらっている"意識なのですが

受様に好きになってもらうために今の攻様になった攻様は
受様からの告白=恋人な感覚であり
モテメンとされている攻様の一途さとヘタレさの
ギャップにニマニマさせられました ヾ(≧▽≦)ノ

同高から進学した暴言の多い同級生
バイト仲間で同学部の思慮深い同級生
同じ中学で攻様と親しかった毒舌の後輩
同高校から攻様と同じ大学に進学した同級生

脇キャラも多彩で2人の絡まった恋愛事情に
過去の出来事が巧みな伏線となっていて
攻様のストーカー事件や受様の父の拉致事件を経て
2人が両想いになるまでとても楽しく読ませて頂きました。

4

心が揺さぶられたり熱くなったり、素晴らしい物語を読んだなぁと思います。

幼なじみも、ちゃん呼びも、両片想いも、正直萌えない。全てこれまでの自分の萌えの範囲外でした。
表紙絵と高評価に釣られて、読んでみた結果。

…すごく良かった。心に染みた。(泣いてる)
ありがとうございました…と言いたい。

タイトルが表すとおり6番目のセフレに甘んじてそれで充分と言っちゃうような健気な受け視点から始まります。
健気は良いけど行きすぎるとグダグダ悩むばかりで面白みがない。序盤は正直、まさかずっとこのトーンで話が続くのか…(苦行?)と思ってた。(ごめんなさい)

ところが、攻め視点が入ったことで明かされる衝撃の事実。
受け視点での攻めと実際の攻めのギャップが大きくて本気で笑えた。なんだコイツ可愛い奴じゃん~~~。
良い具合の親友のツッコミと、スルー力に長けて常に受け一筋なマイペースさ。2人のやり取りも好きでした。

そして盛大なすれ違いだけの過去話ではなく、お互いの家庭環境や幼少期の思い出、2人の過ごした時間が深くて辛くて救われて。
暗くて寂しい中にもポッと明かりが灯るような、そんな過去の共有。染みました。

すれ違いまくっていた2人が秘密兵器で一緒に闘って勝利を収めたシーンは拍手喝采。
心が揺さぶられたり熱くなったり、素晴らしい物語を読んだなぁと思います。

セフレ時代の2人でいてもクールで冷たい平坦な空気感から一転、
気持ちが通じた後の2人(特に攻めの)ぽわぽわ~とした、ちょっと浮かれたパステルピンクな空気と甘い雰囲気が感じられてその対比も良かったです。

やっとお互い素直に話せるようになって本当に良かった。なんだか少し幼なじみと両片想いの良さが分かった気がする。
読み応えのある心に響く作品でした。ありがとうございました!

8

とても良かったです!

最初は、受け視点で何て不憫なんだ!と読み進めていくと、
攻め視点に移り、えっ?って吹き出す言動が書かれていて、もうビックリ楽しくて。。
交互に視点が変わるので、ここでこう思っていたのか!と答え合わせのように分かり、とても良いです。
笑いあり、そして胸がぎゅーって切なくなり、お互いを想い合う気持ちにホロってきました。読了感がとても素晴らしい作品です。
この作家さんの作品を読むのは3作品目ですが、こちらが1番気に入りました!
オススメします☆

10

表紙買いでしたが

本屋さんでたまたまお見かけして購入!
感想としてはとっても良かったです!面白いぐらいすれ違う2人。友達には素直になれるのにとだいぶヤキモキしました。コウちゃんは少ないけど素敵な友達に恵まれていて作中でもだいぶ助けられていました。陽太の友達の謙人も陽太の事を凄くわかってて頼もしい友達でした。
コウちゃんも陽太も優しすぎるゆえにどんどん拗れてしまって、果ては事件にまでなったけど気持ちが解ってからの確認や溜め込まずちゃんと話すということができるようになって良かった〜!甘〜な陽太がとてもかわいい。特典の小冊子が読みたいので紙でも買います。

12

No Title

6番目だと……?!ってなって読んだらこのふたりの盛大なすれ違いの歴史がもりもり詰まっていた……物語は幸平目線と陽太目線。幸平のターンを読んでいたら陽太に怒りばかりわくんだけど陽太のターンで「……?!」となったのでした。

陽太ヘタレすぎて笑ってしまった!笑い事じゃないがでもそのヘタレさも可愛らしい。幸平の気持ちに寄り添い、一緒にいてかれが幸せであるように、その行動はとてもいいんだけどまさかの言葉足らずすぎてずっこけた。陽太実はすごく優しい子なのにね〜。花壇係やりたかったんかい!

あのタトゥーの意味を幸平に教えてあげて欲しいな
2人とも苦労してきたからこれからは幸せに暮らして欲しい……

18

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