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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
うーん……主人公・リンの置かれた境遇があまりにも過酷なため、読んでいてしんどいシーンが多かったです。
ロイに買われてからは、ロイからもロイの部下からも使用人からも溺愛され過保護に世話を焼かれまくっていますが、そんな甘い話じゃない。
リンが異世界で奴隷となってからの六年間、虐げられ人間としての尊厳も奪われて生きてきたので、ものすごく重いトラウマを抱えているし、ちょっとやそっとじゃそれが癒せないのもわかる。
前の主人なんか本当のクズですし。
ただ、ロイの家では奴隷を管理するための首輪こそ着けたままではあるものの、待遇は奴隷ではない。
むしろ丁重に丁重に過保護に生かされている。
しかしリンの心は頑なに凍ったままなので、ずっと考え方がちょっと卑屈……いや、あそこまで虐げられてきたならそれが当たり前なんだろうし、卑屈なんて失礼だと思うのですが……。
でもどれだけ親切にされてもリンはずっとちょっと生意気というか捻くれた物言いを心の中でしていて、それが何かうーん……親切にしているロイ達が不憫になるというか。
終盤でロイと想いを通わせてからはだいぶマシになりますが、根本的に心情がちょっと生意気というか何というか。
逆らう気はないけど根っこが素直じゃない感じ……?説明が難しい。
いやリンの境遇を思えばね、仕方ないんですよ。
重々わかってますが、リンが心を開くまでがあまりに長過ぎて読んでいてしんどい。
ロイがすぐに首輪を外さなかったのだって、逃亡防止と自死防止のためですし。
リンが自死する可能性があると、ロイは見抜いていたから。
夢遊病で夜な夜なや屋敷の中を歩き回り、途中でパニックになって苦しむリン。
ロイは毎晩その後を尾行して見守り、リンが苦しみ始めたらそっと声をかけたり、どうにもならない時は魔法で眠らせたりしてくれてた訳ですよ。
そんな主人、普通いないよ……。
例えば旦那さんとか恋人とか、そういう関係であったとしても、毎晩そんなことをしてくれる人ってどのくらいいるんだろう。
面倒だからと部屋に鍵をかけたりもせず、見守る役目を他者に任せることもなく、毎晩付き合ってくれてたんですよ。
そんなロイの愛情に向き合わず、死のうとするとは……。
リンにも同情して心が痛くなる場面が多々ありましたが、ロイも不憫過ぎる。
あと無理だったのが、リンとの性行為を部下に手伝わせるシーン。
攻と受がお互い以外の第三者とやらしいことをする描写がすごく苦手なので、このシーンもちょっと無理でした。
あのシーン要る……?
強引ではあるものの、真摯にリンに向き合おうとするロイは割と好きなキャラクターでしたが、とにもかくにも読んでいてしんどかったです。
タイトルやあらすじから想像してたのと随分違うお話でした。
なんか根本的に違う、な感覚がずっとあって。それを引きずったまま読み終わりました。
12歳で異世界転移してしまったリンが出来損ないと蔑まれ奴隷として死ねずに生きてきた辛い6年間。回想の形で描写がありそこまで長くはないので大丈夫かと思いきや…。そんな形で現れるなんて〜。
鬼人のロイに奴隷として買われ大切に大切にされるのですが…。
理屈や思考や倫理観が違いすぎて。ロイがそこを埋める努力はするのですが、人間の扱い方みたいな本をボロボロになるまで読むという、う〜ん。
まだ1巻だからか読んでるこちらの期待をそらすというか。所詮リンはロイの道具なんですよ。所有物。
リン視点であさっての方に大切にされてるようで、ロイはリンを気に入ってはいてもペット扱いなんですよ。人間の情緒も何もわかってなくて抱き枕と精力発散の対象で。
なのでリンとしてはこれまでの地獄の日々よりはマシなのに、慣れるとだんだん自分の存在意義が揺らいでく。
読み手としては、あ!やっとまともなご主人様が現れた、これでリンは幸せになれる!と思ったら人間の尊厳すら尊重しないという。
だんだんロイにとってリンが重要でかけがえのない存在になっていきます。が、でも奴隷だよね?首輪したままだよね?な疑問もあり。
リンが健康をやっと取り戻したら、とうとう長年の望みを叶えようと…。
幸せかと思ったけど、やっぱり何のために生きてるかわからなかったんだよね…。
ロイがとても良い鬼人なんです。が、人間とは種族的にとことんズレてるのがいきなりの性描写やあちこちにあって。
最後の最後にようやく?と思いきややっぱり性描写では一方的で。
この根本的なズレが続編で変わっていくのでしょうか?萌えられずです。
なんか長くなってしまいました。
きれいに完結していますが、1巻とあるのはこれからもこの2人の物語は続いていくというわけですね。なるほど、こりゃ楽しみだ^ ^
最近は1巻のナンバリングもないまま続編が続いていく作品をよく目にしていたものですから、巻付けしてくれるのは有り難い。どんな展開がやってきても最初から心構えができるってものです。
ですが、そんな考えは杞憂に終わりました。とてもスッキリとした読後感で、ハッピーエンドの景色が広がっていたからです。
この世界に召喚されてからというものずっと奴隷として虐げられてきたリンが、ようやく心も身体もロイに明け渡して超ハッピーなエンディング。ここで終わる作品と言われても不自然じゃありません。
とすれば、ここからがリンがリンらしくあるための物語のスタート地点ということでしょうかね( ´∀`) 2巻がどう進むのか期待でワクワクしています!
ロイの屋敷に奴隷として引き取られるまで身も心もボロボロだったリンが、ロイと心を通わせ精神に巣食っていたトラウマを解き放っていくストーリーなのが、この1巻。鬼の屋敷ということもあり最初はビクビクしていたリンの気持ちに変化が生まれていく過程が見どころです。
とは言ってもですね、ロイが最初から性的な誘惑をプンプンさせてリンを抱き潰すんですよ(笑)魔力が膨大なロイの魔力をリンの空っぽな身体に流すのが目的で小姓につかせたのに、あれ、これ小姓の域越えてない?みたいなお触りやセックスをリンに仕掛けてきます。(鬼の倫理観と人間の倫理観は違うらしいので、ここは軽くスルー)
合意ではないので、見ようによっては性奴隷かも分からない接触ですが事後の甲斐甲斐しいお世話と溺愛がセットになった行為なので、一応セーフかな〜…みたいな感じではあります( ̄▽ ̄;)
だってね、鬼と人間の身体の強度がまず違う。リンとのセックスがあまりにも気持ちいいからと、下半身の骨が砕けるまで好行為をするとはこれ如何に。怖すぎる……でもこの屋敷の人たち、全然焦ってない。まったくあなたって人は…みたいに呆れられて終わりなんですよね。
リンが床に伏せると、リンの身の回りの世話をしたり、回復アイテムを渡したりして気遣っているロイだけど、そこじゃない(笑)出血するほど噛むなだし、骨折んなって話なのに、その後の世話次第でOKみたいになってて、抱き潰しては世話を焼くの繰り返しになってるのがちょいシュールでした。
でも、お世話の仕方が当主なのに一生懸命で可愛いんだこれが。ギャップがありすぎてつい笑っちゃいました( ̄∀ ̄)
まーでも最初は冷めた感じでロイと関わっていたリンもどんどんセックスに快楽を覚えていくようになりますし、それこそ同意でOKでしょって感じの甘さをたっぷり含むようになっていきます。
途中、悲惨な奴隷時代の飼い主との再会でリンのトラウマが暴発しましたが、ヤツはロイにきっちりと半殺しの刑に処されたのでホッ。あの商人の男が2巻以降登場しないで欲しいなとは思いつつ、ロイをはじめ屋敷のみんながリンを守ってくれたのは涙でした。
普通の奴隷にはしないことをこの屋敷の人たちはする。それはもうリンのことを猫可愛がりしてくるので、そんな温かい環境でゆっくりと心の傷を癒していくリンから目が離せませんでした。
ロイとも心を通わせやっと自分らしい姿を取り戻したリンが、2巻以降どんな姿で私たち読者の前に現れるのか楽しみです♪