キス・イン・ザ・ダーク

kiss in the dark

キス・イン・ザ・ダーク
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神14
  • 萌×24
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

146

レビュー数
5
得点
86
評価数
18
平均
4.8 / 5
神率
77.8%
著者
gooneone 

作家さんの新作発表
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イラスト
一夜人見 
媒体
小説
出版社
フリードゲート
レーベル
FG Mercury
発売日
価格
ISBN
9784434349331

あらすじ

鍼灸院で働きながらつつましく暮らしていた全盲の青年 北川 輝は、体調不良の老人を助けたことをきっかけに、極道で日本最大の勢力を有する清家会とつながりを持つことになる。何も知らぬまま清家会の有力者である三崎という男性と心を通わせ、その深い優しさに惹かれていく輝。だが、純粋に愛を育む二人の前には様々な障害が待ち受けていた……。
盲目の青年と極道の男が紡ぎ出すロマンティック・ラブストーリー!

表題作キス・イン・ザ・ダーク

37歳、清家会橘組系三崎組組長
26歳、全盲の鍼灸師

その他の収録作品

  • エピローグ
  • 書き下ろし番外編 消したい記憶

レビュー投稿数5

極道の過保護な純愛

表紙が暗めトーンで極道、全盲、本の厚み!から重厚暗めな物語かな?と見えますが、読みやすく重すぎず、とにかく甘々です!

表紙がすごく美麗〜!ここに全てが詰まってますね。タイトルも秀逸。

37歳極道である攻め三崎が、26歳受けの輝に恋しちゃって、介助の仕方を勉強したり輝の作る焼きそば食べたり、嫌いなピーマンお代わりしたりw、とにかく受け大スキな溺愛あまあま過保護攻めでした!

抗争や極道の容赦なさはあるのだけど、輝の前ではほぼっほぼ見せない。極道であることも初めは秘密でした。

輝は生まれつきの全盲で純粋で優しい子。
性的なことは何も知らなくて、時代小説が好きだからって閨事や同衾と言い出したのはさすがにやり過ぎでは…て気がしましたが(笑)

本当にまっさらな子なので恐くないように口頭で説明しながら、一つ一つステップ踏んで、徐々に慣らして初夜を迎えます。
極道の組長、めちゃくちゃ優しく丁寧で慎重。

初々しすぎる受けの反応と攻めの愛撫と説明に、読んでるこちらがイケナイ場面覗いちゃったような気になりましたwww
受けの射精など丁寧に描かれている分、攻めの射精はアッサリ描写な気がして…もっと攻めがガッツイてる感じも読みたかったなぁと思います。(自制のきく大人な男)

伏線も回収され1冊できちんとまとまっている丁寧な作品だと思いますが、萌えには繋がらなかったので萌2とさせていただきました。

2

キス・イン・ザ・ダーク

表紙が素敵で、このキャラクターのイメージで読み進めることで、内容との相乗効果ましましでした✨
輝くんの体の状況をとてもよく調べてくださっていて、周りの人の、特に、三崎のやさしさに気づくことができて、心が温まりながら読みました✨
クリスマスにはもってこいの、素敵で甘々な作品です✨オススメです!

3

キス・イン・ザ・ダーク

何も知らない輝くんに手取り足取り教える三崎さんが最高にカッコ良いです!

2

甘さとシリアスの両局面からアプローチする物語の濃密さが神

何じゃコレ、最高すぎるだよー!!(´⊙∀⊙`)

極道の男と全盲の青年。このカップリングを聞いただけで、期待感で超ヒーハーなんですが、2人が巻き込まれていく暴力団の抗争がすんごい。ヤクザ関係の知識は、テレビや小説で見るだけの知識しかない私のオツムでも非常に分かりやすいです。
でも、内容が薄いというわけでもなく、重要なシーンはしっかりと重めの仕上がり。そこそこのページ数がありますが、めちゃくちゃ読みやすかったです。


輝が三崎組組長・三崎の祖父(組の上の偉い人)の命を助けたことから物語が始まっていて、それキッカケで、三崎からの"祖父の恩人"以上の熱情を向けた猛アプローチもスタートします。
ヤクザではありますが、三崎のスーパーダーリンぶりは王子様そのもの。目の見えない輝のために、介助の仕方を勉強したり、食事に誘ったり電話をこまめにしたりと、とにかく激甘な三崎に腰骨まで溶かされそうでした(笑)

汚れを知らない無垢な輝のことが可愛くて堪らないオーラの圧たるや……さすがは組長。甘さもレベチです。
心が優しく、控えめで健気な性格も三崎の庇護欲をビンビンに刺激するのでしょう。セレブな暮らしをしているであろう三崎が、輝の慎ましやかなアパートで食事をしたり泊まったり。夜は電気も通ってない部屋で携帯の明かりを灯しながら、輝の作った焼きそばを食べるのが楽しみだなんて……愛の重みがすごすぎる。

強面の組員たちを束ねる三崎も、輝の前では恋する1人の男。
表の顔と裏の顔とのギャップが、サイッコウです!( ˃̶͈̀∀˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

両親を亡くして1人で生きてきた輝にとっても、三崎と過ごす時間は特別なもの。目が見えないぶん、三崎の情報は言動や気遣いから伺い知る人となりの部分でしかないわけです。
それ故に、ヤクザに対する先入観がなく、三崎の人柄で恋をしていく輝の想いにキュンとしたり切なくなったりと、感情が大いに揺さぶられました。

惹かれ合っていく2人の恋愛の行方はどうなるのか…ハラハラしながら見守りました。
というのも。2人の甘い恋の育みの一方で、会派内の幹部後継争いが繰り広げられていて、三崎がご執心だということで輝が敵のヤクザに目をつけられてしまうんですよね。
三崎は輝の周辺の怪しい動きから守るために奔走。輝に危害を加えた悪党どもとの対峙、"お仕置き"も、甘いロマンスとは別軸で見どころとなっています。
戦犯たちのその後の顛末にはゾッとしましたが、三崎はやはりヤクザなのだなと実感。ヤクザ世界のオトシマエのリアル描写は、恐ろしく見応えがありました。


甘さとシリアスの両局面から迫るストーリーにとにかく圧倒されました。
大事な人のためならどんなことでもする、といった三崎の執着攻めの一面が垣間見えましたし、愛が絡むと人は鬼にも邪にもなれるのだなという三崎の激しい感情を知るに繋がりました。
輝が助けたジーチャンも良い人で、組と会のトップが輝には甘々という構図もなお面白い。今は恋人だけど、いつかは家族になるかも?なんて未来も期待しちゃいました^ ^

溺愛攻めが大好きな私のハートにトスッと刺さった一冊。大好きな作品になりました。
ストーリーもキャラも、甘さもヤクザ世界の描写も全部が素晴らしかったです。

7

激甘やかし溺愛攻め

一夜先生の表紙&挿絵ということで気になって、pixivでgooneone先生の作品をチェックしたところ、すごく面白かったので(最初に読んだのが運動会…濃いな…)すぐに予約しました。
届いたら、あ、厚い!でも意外とすんなり読めます。時間を作り二日で読了。
たまたま知り合った盲目の鍼灸師と極道の恋物語。
目が見えない故の遠慮や、向けられる優しさがただの親切なのでは…と悩む輝の恋心が切なくて胸がぎゅっとなります。
そして、輝への親愛を隠さない三崎の甘々な溺愛っぷりがたまらないです…
初えっちも、ひたすら優しく優しく絶対に傷つけないと行動で示しつつも欲を隠さない雄みが最高。
最後は、えっ、これで終わり…なの…?
これから三崎はトップに上り詰めるだろうし、その伴侶ともいえる輝の立場も変わっていくだろうし、輝の両親のこととか三崎の生い立ちとか…
これ続篇ありますよね…?あってほしい!まだまだ読みたいです!

2

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