エリートアルファが愛したのはスパイでした

elite alpha ga aishita noha spy deshita

エリートアルファが愛したのはスパイでした
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×22
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
24
評価数
6
平均
4 / 5
神率
33.3%
著者
神香うらら 

作家さんの新作発表
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イラスト
加藤スス 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784041149089

あらすじ

大手製薬会社のエリートアルファ×美貌のオメガ諜報員

諜報任務で多忙な母親に連れられ、スパイ養成所に預けられた朱鳥は幼少期から厳しい訓練を重ねて実力をつけていった。のちにオメガだと発覚した朱鳥はその美しい相貌と甘いフェロモンをいかし、ターゲットにハニートラップを仕掛ける特殊部隊に配属された。初任務はアメリカの大手製薬会社へ潜入し、御曹司で有能な研究者であるチェスターから新薬の情報を盗むこと。自信満々でチェスターにハニートラップをかけた朱鳥だったが、初めて経験する発情に理性が制御できなくなってしまい――!?

表題作エリートアルファが愛したのはスパイでした

30歳、世界的製薬企業創業者一族の御曹司でエリート研究者、α
22歳、ハニートラップを仕掛ける諜報員、日系人、オメガ

レビュー投稿数4

海外ドラマなBL

神香うらら先生のオメガバース二作目です。
神香先生は外国人×日本人がお得意で、年上スパダリ攻めを書かせたら右に出るものはいないと思っています。
お約束展開といえばそうなのですが、ハラハラせずにいつでも楽しめる安心感があり個人的に推している先生です。
今回は驚きの事実があったりしましたが、そこも楽しく読めました。


攻めはアルファで製薬会社の御曹司。チャラチャラしてなくて落ち着いているチェスター。
受けはオメガ養護施設出身。容姿端麗で優秀なCIAのスパイで、自分に自信があって勝ち気な性格な朱鳥(あすか)。
さまざまなスパイ養成試験をクリアした朱鳥は自分に落とせない男なんていない、と思っています。初めての任務として、新薬の情報を盗むためにチェスターにハニートラップを仕掛けることになって…というお話です。

偶然を装った初対面を仕掛けたり、攻めの製薬会社にアルバイトとして潜り込んだり、色々頑張って接点を作ろうとしてもなかなか距離は縮まらなくて焦る朱鳥。
ようやく出来た二度目の会話で、一生懸命自分をアピールしようとする朱鳥がかわいいなと思いました。

勝ち気だけど、ヒートも恋愛経験もない朱鳥はセックスも未経験。CIAから支給されている男性のラブドールでお尻も開発しているけど、初めてはやっぱり好きな人とがいいと貞操観念はしっかりしています。
ハニートラップには性行為をチラつかせるのが有効だと分かっているけど、チェスターはタイプじゃないし踏ん切りがつかない。いざとなったら躱せると思っているあたり、ちょっと迂闊というか危ない子だなと心配になりました^^;

自分のこと好意的に思ってくれている? と言葉の端々から感じるのに、優しくて真面目で簡単に手を出してこないチェスターに少しずつ惹かれていく朱鳥。仕事とはいえ、そんな良い人を騙すようなことをしている罪悪感に揺れるのが切なかったです。

攻めが欠点のないようなスパダリアルファでめちゃくちゃかっこいいですけど、もうちょっと強引に迫ってほしい! と思うこともありました。
朱鳥の知らない施設の本当の実態、朱鳥と母の関係性など、残りページも少なくなった後半にかけていろいろな新事実があって正直ラブラブ不足かなぁ…?
後半は朱鳥が不憫でかわいそうで…。もちろん、スパダリなチェスターが優しく包み込んでくれてハピエンでしたが、もっと幸せな二人が見たかった〜!
(先生は海外ドラマがお好きだそうですが)FBIのドラマとかだと、朱鳥は被害者のケースで登場する回がありそうな感じですよね。
あ、下着の中での射精はあって満足です。

二人が結婚して、ラブラブ新婚生活を送る続編があれば読みたいなぁと思いますので、検討していただけたら嬉しいです。

0

ハリウッド映画でやるような世界観

舞台がアメリカ、CIA諜報員…つまりスパイの設定も盛り込んだストーリーは、どこか映画の世界のよう。お色気作戦を始めとしたあの手この手のスパイ活動がめちゃ面白かったです。

スパイ活動の意欲に満ち満ちた新米Ω諜報員・朱鳥のキャラクターに魅了されつつ、課せられたミッションをクリアしようと奮闘していく姿が健気でかわいい( ´∀`) 実験用マウスを追いかけたり、アナル拡張訓練に勤しんだりと、スパイが体力勝負なところが所々で描写されていて、思わずクスッとなることが多かったです。
イーサン・ハントやジェームズ・ボンドのようにスマートにとはいかないけど(笑)、がむしゃらで一生懸命なところは朱鳥の魅力でしょう。
ターゲットであるエリートα・チェスターがなかなかに警戒心が強く、製薬の機密情報を手に入れられないことに焦っていく朱鳥ですが、朱鳥の正体を知りつつも彼に惹かれていくチェスターの反応あれこれが良きでした^ ^

スパイだと分かっていても突き放せない
スパイだと分かっていても優しい
スパイだと分かっていても側にいて見守ろうとする
そんなチェスターの態度にニヤついてニヤついて仕方なかったです(〃∀〃)

朱鳥にヒートがきて不可抗力でセックスしたときなんて、これって朱鳥だからセックスしたよね?って感じがプンプンしました。他のΩのヒートなら多分この男は耐えられたと思う。朱鳥のヒートだから我慢出来ずに身体を繋げたのではと感じるだけの根拠が、チェスターの朱鳥への態度や思いから伝わってきました。


朱鳥たちΩの諜報員たちが在籍する諜報団体の実態解明ときな臭い動きに緊張感が走るシーンもあったりで、話がディープな方面に進むと物語の奥行きがグッと増していきます。それは朱鳥のバックグラウンドとも無関係ではなく、イチ施設がこれまでの朱鳥の心や体を支配していたところに哀しみと虚しさを感じるばかりでした。

2人の想いが通い合っていく楽しさの一方、黒幕の暴きがアッサリと終わってしまったのはちょっと勿体無かったかな。そこんトコもうちょい深く抉って見せ場をつくって欲しかったと思いました。

3

予想外な内容!

すごく楽しみにしてました。
神香さんの新作でイラストが加藤ススさん!
あさイチで電子書籍で買い家事を片付け、さあ集中して読むぞ!と。

オメガのスパイがアルファにハニートラップ!

いつもの神香作品とは趣きの違う始まり方で…。

騙しあいのハラハラ、さすがにバレたか?どうする?と思ってたのは途中まで。
実は本筋はこちらだったの〜!?な展開で。

堅物で警戒心が強いアルファのチェスターが、致そうとする時の堅物らしいお約束の台詞!二度目のエッチでは、あれ?ページ戻った?と思わず確認しそうになりました。

こんなマッチョなアルファなんて好みじゃないと思ってた朱鳥が、チェスターの優しさに惹かれていくところ…。こんなにチェスターが面倒見が良くて朱鳥を守ってくれるのは…。

いつものパンツや攻めの局部の描写ももれなくありです!

なんですがね…。なんかそんなに萌えなかったかなあ。ハラハラはするんだけど不完全燃焼というか、どこがクライマックスなんだっけ?な。

幸せな終わり方で悲しい過去もチェスターのおかげで未来への希望に変わり、いいお話でした。

いつも気になるのがイラストなんですよね。
マッチョがマッチョに見えず、オメガの中でもとんでもなく美しいはずの朱鳥も普通の男の子にしか見えない。

神香さんのお話を読むとアメリカってこんな感じなんだ〜と新鮮です。

3

スパダリα×Ωスパイ!設定はとても萌える。…けど、いろいろ消化不良

神香うらら先生による、L.A舞台のスパイもの。
さらに”現代オメガバース”の世界観ということで、楽しみしかない!という
気持ちで読み始めました。

期待して読み始め、序盤は本当にワクワクしていたのですが、、
ちょっと徐々に面白さが尻すぼみになっていった感が…(評価迷ったんですが、序盤部分本当に惹きつけられたので「萌」で)

というのも、肝心のスパイ行為や”知られてはいけない”という緊迫感、
攻めが恋に落ちる過程にどうにも「??」となってしまうところが多く、
物足りないな、、と感じてしまいました。

以下、簡単なあらすじと感想を。
ネタバレ含みますので、未読の方はご注意ください。




舞台はL.A、コロラドから引っ越してきたばかりのCIAオメガ諜報員・朱鳥(あすか・受)には
狙っているターゲットが。
その対象は世界的な製薬会社のα御曹司である年上の男(30歳)・チェスター。

開発中の新薬の情報を盗むためハニートラップを仕掛ける朱鳥は
徐々にチェスターとの距離を縮めていくのですが、
うまくいっていると思った矢先、相手の罠にハマりチェスターに捕えられてしまいます。

もはやこれまで…!と警察に突き出される覚悟をした朱鳥ですが、
なぜかチェスターは朱鳥を匿うと言い出してー

と続きます。

朱鳥がチェスターに接近し、研究所にもアルバイトとして入り込んでー
という最初の展開は確かにハラハラしたし、さてどうやって情報を盗み出す?&どうやって身バレしちゃうんだろう、とワクワクものだったのですが。

いや、この朱鳥くん、厳しいトレーニングを積んだ捜査官にしては、簡単に捕まりすぎ&スキルが心許なさすぎないか…!?

潜入捜査官としての初仕事、ということで気負いや緊張があるんだろうな、というのは
ちゃんと伝わってくるのですが。。

期待していた”頭の切れる者同士の駆け引き”みたいなものはなく、
あれっと肩透かしを喰らった感じも。

そして二人の恋愛面。
エリート溺愛スパダリα、大っっ好きなんだけれども…!

あんなにΩトラップを警戒していたチェスター、ちょーっと簡単に絆されすぎてないか!?とツッコミを入れたくなってしまいました。

直近で朱鳥と同じ組織の者に騙されているんだから、もっと激昂するもんじゃないかなあ、なんて思いモヤモヤ。

2回ある二人のエッチが、朱鳥のヒートにより始まるのも、なんだかちょっと物足りない。
2回目は心通わせ恋人という立場でのえちではあるのですが…
心通わせ合う過程にいまいち乗り切れなかったのもあり(主に攻めの気持ちに)、消化不良感。

そして朱鳥の所属する組織についても、そんなに簡単に壊滅させられるものなのー!?と、
後半〜終盤にかけての大急ぎのお話のたたみ方に、もったいない〜もっと見せて…という気持ちに。

スパイで現代オメガバースでスパダリα…と萌える要素ばかりたっただけに、
2人の恋愛&ストーリーの急展開に若干ついてゆけず、もどかしい…!

という一冊でした;
「萌」評価なのに辛口になってしまい、すみません。。

3

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