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koumuin de antai no hazuga, jikobukken tantou ni idou shimasu
面白かった〜!! オカルトバディものです。
攻めは口調はぶっきらぼうな感じだけど、頼れる甘々年上おじさま(40代ぐらい)。
非BLものなのかな?と思いますが、主人公・偲のハートがトクトクいっていたので自分の中ではこれは恋認定(。-∀-)♡
わんこ男子も好きですが、リアルわんこも大好きな犬派の自分としては
表紙のミックス犬・小雪ちゃん(主人公・偲の親友!)に癒されまくり、その活躍っぷりにきゅんきゅん&興奮しきりでした。
霊が視えてしまう体質の主人公・偲。
区役所勤務の彼は「事故物件係」へ異動となり、区に寄贈したいと申し出のあった空き家を見に行きます。
するとそこで霊に襲われ、危機一髪のところを不動産会社社長兼、
祓い屋の天堂に救われる。
のちに再会してからは、バディとして一緒に訳あり物件の謎を解明していくことになりー
と続きます。
偲の”視える”体質も大変だし、後に分かる、ある人物の”憑かれやすい”体質も一苦労(なんてもんじゃないかも;)。。
いわゆる”霊感”というものが全くない自分がちょっと寂しいけれど、ありがたいことなのかもなあと思ったり。
事件の起こる家、怨念の残る家が何軒か出てくるのですが、その中でも
「霊とは必ずしも”亡くなった人”とは限らない」…と分かった、とあるお宅でのポルターガイスト現象のお話が印象的でした。
身勝手な父親が反省し、必死に謝る姿になんとも言えない気持ちに。
二人が和解できたのは良かったけれど。。
母親が亡くなる前に、なんとか気付けなかったのかな、、息子・斗真くんの憤り、後悔、苦しみはいかほどだっただろう…と、なんともやるせない思いがしました。
で、終盤、悪意の塊である霊から偲を守ってくれる二人…いや、一人と一匹の心強さよ!!・:*+.
小雪(表紙のワンコ)の忍への愛がー…!家から離れられなかった理由にも納得。
もう、胸いっぱいになってしまう。。わんこ…好き…
そして間一髪で救い出してくれる天堂のカッコ良さは言わずもがな。
「人に甘えるってことを覚えたほうがいい」「おやすみ、偲」と甘く囁いて休ませる姿、もういわゆるスパダリってやつでは?私の中では堂々のスパダリです!!♡
直接的なラブ描写はないけれど、すみずみまで十分に萌え要素を吸収堪能できるバディもの(小雪ちゃんも入れて”トリオ”かな)、大好きな一冊になりました。
藤崎都さん初読み(BL作品も未読)。富士見L文庫のバディものはハマる作品が結構あるので読んでみた。オカルトといっても怖さはなく、軽く読めるさらっとしたお話。バディの距離感や二人の描き方はBLすぎた。
霊感が強いらしい主人公の偲が、事故物件係のお仕事に勤しむ。昨今の社会問題を上澄み程度取り入れて、偲の綺麗事たっぷりなセリフでまとめ上げ、あっさり解決。
あまりにも簡単に気持ちを入れ替えたり反省したり浄化されたりが描かれるので、問題の深刻度に見合っていなくて、何とも言えない気持ちになる。
主人公のピンチに現れる天堂の振る舞いは、これがBL作品であれば何とも思わなかったかもしれない。
一般作品として読んでいると、思わせぶりなセリフや態度にスキンシップ、過保護すぎる構いっぷりなど不自然で、BLの攻めムーブ以外のなにものでもない。最後にまとめて全てを解決する都合の良すぎる展開は、呆気に取られてしまった。
偲視点での天堂の描写や天堂への想いを綴る心理描写はただのBLで、バディものの雰囲気は味わえない。何冊か続くなら関係性萌えができそうな期待はあるけど……。読み続けたいと思える惹かれるストーリーはないかな。
最初からBLのつもりで読むレーベルの作品ならこれでも納得、という内容だった。