umeair
ano shouwa kara modorenai
『あの夏から戻れない』の番外編、J庭56の新刊のこちら。
本編のおどろおどろしさ、背筋のゾクっとするような怖さはなく、
シュールでコミカルなお話が面白かったー!
おだまき様の嫉妬により、並行世界の一つ、昭和の時代へと強制的にトリップさせられてしまった二人。
なんとか戻ろうとする夏生(受)ですが、柊(攻)はトリップしたことに気付いていないのか、妙に馴染んだ様子を見せてー
と続くお話です。
トイレットペーパーのロールをカラカラすると、オルゴールの音が鳴る!?
そんな時があったのですね。
鳩時計とか口の中でパチパチ弾けるお菓子とか、なぜやたら音を鳴らせようとするのか…と困惑する夏生の姿に、笑っちゃいました。
あと、駅の「伝言板」!!そういえば、自分の小さい頃、見たことある記憶がーー…!と興奮。
たしかみんな、チョークで伝言を書いていた、ような…?
いつの間にか消えてましたね…携帯、スマホの時代には必要なくなりましたもんね;
そんな時代に飛ばされてしまった二人は、果たして元の世界線に戻れるのか!?と
ドキドキしながら見守りました。
ラストの柊のセリフがまた、意味深。
「ナウい」って言葉がこれほどぞぞっと感じるとは…!
で、びっくりした&嬉しかったのが、宮緒先生作品の”あの”執着攻め達が、
ちょろっと登場するところ!
あーちゃんの犬・「渇仰」の達幸、
”愛しき小鳥小鳥小鳥…!”の小鳥狂・「魔神皇子の愛しき小鳥」に登場するクロノゼラフ、
そしてもう一作、自分は読んだことがないのですが「華獣」の犲凱焔。
おだまき様、この三人の執着攻めには相当イライラさせられそう…お気持ち、お察しします笑
思いがけない時代へとトリップしてしまった二人の、「あの夏」の続きのお話、
存分に堪能しました✨
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