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koi wo fuujita sokkin to ai ni kizukanai ouji
先生買い。スピンオフで、元シリーズのカプも出てきたなーと思ったら、元カプ(受け)が全部持っていった感のするお話でした(爆笑)。フィンレイ、つよ(笑)。元シリーズよんでいたほうが絶対楽しいのでぜひぜひ1作目からどうぞ。本編240頁ほど+あとがき。
学生時代から王太子(攻め)の側にいて、王太子妃が愛想を尽かし逃げた今となっては生活のあれこれまでしっかり支えているライアン。王家の後継者が少ないことから、攻めが側妃を迎えるように命じられたことを知り、ショックを受けたため、長らく帰っていなかった領地に一度戻ることにして…と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
攻めの息子、嫁、母、国王♂とその愛人♂、フレデリックとフィンレイ(受けの両親みたいなもん)、受けの双子の弟、執事やら情報屋やらに、悪党、ぐらいかな。
++以下、感想あれこれ
攻めは王太子だけど、かっこええーとかつよーーーいとか、凛々しい★とかは、無くて!無いんです!
そう、初期のフレデリックみたいな感じだなあ。目がハートになっていたフィンレイがいたので、フレデリックは、あーかっこいいのねと納得していたのですが、今回は違う。
朝起きるのに起こされないと起きないし、嫁とは仲悪く疎遠ではっきりしないし、何こいつ、どーすんの?なんてこいつが良い訳?と思ったんです。
受けは世話焼きかーちゃん系?豪快なマンマ系ではなく、繊細尽くし系文官。王太子だから役目だから、側妃迎えるのもやむを得ないよね、と何とか自分を納得させようと頑張る方。まあ、そう上手く行くわけ無く、メンタルダウンしそうになって、領地へ一回退避する方です。
攻め受けともインパクトそんなになく、ふんふんと読み進めていたら。
最後にきたよ、領主夫人最強フィンレイ(笑)
フィンレイは偉大だ…と思った一冊でした。ほんとその一言に尽きます(笑)
名倉先生の新刊は欠かさず読むほど、大好きな先生です。
こちらの新刊、街子マドカ先生の挿絵と知り、書影を見て歓喜しましたし、
あのフレデリック×フィンレイのシリーズ(初恋王子シリーズ)のスピンオフと知り
本当に楽しみにしていました。
が、いざ読んでみると、
読めば読むほど攻め・ヒューバートに萎えていくお話だったような…( ; ; )
今回のこちらは、フィンレイの義理の息子・ライアンが主役のお話。
で、お相手のヒューバートはフィンレイとは母違いの兄弟。
こちらのスピン元、実は2冊目までしか読んでいないのですが(シリーズ続刊も小海の新刊と一緒にお迎えしたので、これから読みます☺︎)、
たしか1作目でフィンレイに猟銃の扱い方を教わっていた、あのちびっこライアンが主役!?と分かり、うわあ〜と感激✨
そんな彼の切ない片想い…と、期待高まるお話の始まりだったんですが。
いや、攻めが妻帯者で子持ち、なのかーーーー!!!!!
「これ以上読み進められない!」というほどの地雷ではないものの、
序盤にこれが分かった時点でかなりしょぼん、、となりました。
はっきり言って、萎えた。。
息子・フィリップが出てきた時、思わず「えっっ」と声が出ました。
受け側に感情移入して読むので、子持ちの攻め、はちょっと自分にはレベルが高かったです。。(フィリップはとても可愛い。ひたすら可愛い。)
で、このフィリップに対する愛情の注ぎ方、育て方などもヒューバートよりも
ライアンの方がより愛が深い感じがしたのも、モヤつきポイントだった…
それよりも何よりも、一貫して秘めた愛を貫く受け・ライアンに対し、
ヒューバートは自分の中にある気持ちに気付くの遅すぎ鈍すぎ!!!!
あと頼り甲斐なさすぎ甘えすぎ…
序盤も序盤の「朝起きられなくてライアンに起こされるのを楽しみにしている」
描写のところからなんだかモヤモヤがおさまらなかったのですが、
それがずっとずーっとラストまで続きました。。
やーーーーーーっと自分の気持ちに気付き、長期休養をとって離れていった
ライアンを連れ戻しに追いかけてきても。
(直後に起きたとある事件のせいで)「やっぱり俺たち離れていよう!」と気持ちが一転。
いや、愛するライアンの身を守るため、傷つけないため…っていうのは、
ここはかろうじて理解はできるのですが。
その後!
一緒にはいられない…と言いつつも愛という名の誘惑?に負けてライアンを抱き、
「やっぱり愛してる!離れられない!」と一晩で意見を翻して
「一緒にいよう!」となる。
いや、ちょーーーーっとご都合主義すぎんか、と読みながら思わず
「おいっ」とツッコミを入れてしまった…
そんな事件の後の思いのすれ違いも乗り越え
一緒に暮らすことができる算段はつくものの。
結局、ライアンはこれからずっといわゆる「日陰の身」になるわけですよね。。
「伴侶」として表立って社交界に出ていくことはできない。
ずっとずっと片想いしていた相手のそばにいられるとはいえ、
それって本当に「幸せ」と言えるのだろうか…と、読み終えた後、遠い目になって
しばらくぼうっと考えてしまいました。
ヒューバートが襲撃された事件も、浅慮な犯人の起こしたもので
すぐに読み手にも犯人や動機の予想がついてしまい、特に意外性はない。
(なのに作中では攻め受け共に「どういうことだ!」と色めきたってるところもモヤモヤモヤ)
事件の際、攻め受けよりもカッコ良さが一際際立っていたのはフィンレイで…
自分の中での今作の圧倒的主役は、フィンレイ一択。
萌えを見つけに行こうとしたのだけれど、一番萌えたのがフィンレイだった。。
終わり方を見れば確かに「ハッピーBL」ではあるのですが、
萌えよりモヤっと感が勝ってしまう、なんともいえない読後感でした。( ; ; )
スピン元のフレデリック×フィンレイカプがとても好きなので、
スピン元シリーズを読み返して萌えをたっぷり吸収したいと思います…!
『初恋王子』のスピンオフ・ライアン編。
えー!?子どもの頃の姿知ってるけど、こんなに美しく育ったとはビックリです。
良い子のライアンの恋を応援したい気持ちはあるけど、最初からずっとモヤモヤ…。
攻めのヒューバートって子どもいたのかー。…で、萌え度20%減
側室を2人娶る発言で、更に萌え度50%減
攻めに子どもがいようが、側室がいようが別に構いません。私がモヤつくのは、ライアンに恋してるくせに無自覚で地雷踏みまくってるからです。
結婚して子どもをもうけ、夫婦仲は最悪で離婚寸前。最初から義務的な子作り、むしろ妻がいるとライアンに会えないから別居になってラッキー。いや、ヒューバートが結婚すると知ったときのライアンの気持ちを思うと、コイツはよ…って感じだし、無自覚故にやたらとスキンシップとってくるしで、タチ悪い。
妻不在で、息子とライアンと自分しかいない離宮の居心地サイコーと思ってるヒューバートにイラつきました。政略結婚とはいえ、妻も可哀想だし、ライアンもいいように扱われてる感じがするし、ヒューバートの無自覚は罪深いです。
で、国王に側妃を娶れと言われて、ヤケになって良家の娘を2人娶るとな。
まだ自分の気持ちに無自覚なので、こんな暴言吐けるヒューバートに、更にイラっとしました。王子だから仕方ないけども、どこに萌えみを感じればいいのやらで、読むテンションがダダ下がりでした。
国王・アーネストはちゃっかり同性の伴侶とイチャラブしてるのに、ヒューバートに子供を作れという厚かましさにもモヤる。私ってこんなに性格悪かったっけ、と思うくらい色んなポイントにイライラしまくってて大変でした。ふぅ〜……
無自覚攻めにモヤりながらも、側妃候補の娘たちが襲われたりと、事が物騒な方向へと進みます。
元を辿れば、ヒューバートの無自覚な行動に端を発するんですよね、実は。首謀者が悪いんですけど、ヒューバートも無関係とは言えません。
ライアンへの恋を自覚していたら……とタラレバをこの期に及んで言うのはナンセンスかも知れないけど、ずっとストーリーが間違った分岐を進んでるようで、背中がかゆいんですよ。なんかスッキリしない。
で、思いが通じ合ったと思ったら、別れましょう発言。いい加減にしてくれ……
事情があるのは理解できなくもないけど、理解したくないわこんな気持ち。
最後は好きだからやっぱり離れるの無理!ってなって、最後まで振り回す王子サマに、もう私にはモヤる気力など残っておらず…。なんか、すごい色んな展開あって疲れました。
一応ハピエンで終わる物語ですが、こんなにモヤりまくっててハピエンなのかよく分かりません。
『初恋王子』シリーズのライアンが主人公のストーリーとあって、楽しみにしてましたが、正直ライアンをこんな男の元へやりたくない(笑)アーネストも相変わらずな感じで苦手。
そんなわけで評価は中立にしました。