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tamura-k先生の作品は「悪役令息になんかなりません!僕は兄様と幸せになります!」のシリーズが好きなので、ヴィオラ文庫から今作が出ると知りとても楽しみにしていました。
子爵令息のジェレミーが第三王子のお茶会で迷子になり、そこで第二王子のアルヴェルと出会うことで彼に一目惚れされて婚約者になるお話なんです。このアルヴェルがとても一途にジェレミーが成長するまで大切に待ってるんです。
そんな中でアルヴェルを勝手に旗頭にしたクーデターが起きると情報が入って、アルヴィルはその首謀者を捕まえる為に2人は離れ離れになるのです。そしてジェレミーは前世の記憶を思い出して、自分は殺されて失意のアルヴェルは違う人物と結ばれる運命を知って、ジェレミーは混乱しつつその場を逃げ出すのです。
そこからジェレミーの逃走劇とアルヴェルの苦悩や心無い世間の噂話が展開されて凄く面白かったです。2人は離れ離れなので最初しか甘さはありません。でもジェレミーの生存を信じて探し続けるアルヴェルの一途さを知り、ジェレミーの記憶の通りに物語が進むのだろうかとページを捲る手が止まらないのです。
例えジェレミーが無事でもこのままではアルヴェルと一緒になる事は難しいほど世界の噂は残酷で、アルヴェルがそれをどうやって解決するのかも見ものなのです。
逃げ続けるジェレミーをアルヴェルは見つけられるのか、どうやってジェレミーの不安を解消してあげるのかとか、かなりスカッとするお話でした。
また魅力的なジェレミーが周りを味方に付けつつ、逞しく成長して行く様子も面白かったです。
エロを期待する人は読むべきではない作品です。