騎士団長は異世界バーで恋に落ちる

kishidanchou ha isekaibar de koi ni ochiru

騎士団長は異世界バーで恋に落ちる
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
2
得点
5
評価数
3
平均
2.3 / 5
神率
0%
著者
魚形青 

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イラスト
伊東七つ生 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784041154458

あらすじ

堅物騎士団長×恋に臆病なバーテンダー転移者。異世界ほのぼの恋酒場。

敬愛する祖父が残したバーでバーテンダーを務めていた薫だが、叔父が店の土地を勝手に売却したせいで、立ち退きを迫られる。天涯孤独で行き場のない薫が絶望していた翌朝、ドアを開けると見知らぬ異世界に店ごと転移していた。何故か言葉も通じるので、訪れた客に得意のカクテルを出してみると、ワインと蒸留酒しか知らなかった異世界の人々に大ウケ。さらに店で酒を飲んだ男女が多数恋が実ったことで、「恋が成就するお酒」と話題になる。しかし、噂を聞きつけた騎士団長が妙な魔法を使っているのではないかと取り調べにやってくるが、違法性はないはずなのに、それ以降、何故か毎日のように店に通い始めて…?
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レビュー投稿数2

異世界転移でテンヤワンヤ

はじめましての作家さんです。あらすじと表紙に惹かれて読んでみました。

主人公薫が現代日本で絶対絶命のピンチなんと明日で潰されるはずのお店、バーツバメごと異世界転移!

そして異世界で現代のバーのカクテルで文化革命か?と思いきや…。
なんだか薫が異世界人たちに振り回されすぎて気の毒です。勝手に恋の魔法を使ってると言われ審問されたり、魔法が効かなかったと言いがかりをされたり。

なんか、思ってたのとちがう…。

勝手に恋の魔法にかかった騎士団長アロイスがとても良い男でした。が、彼のおかげでトラブルや窮地も多く。

そもそもなぜアロイスが恋の魔法(そんなものはない)にかかったのか?
あんまり説得力を感じませんでした。

勢いや説得力が物足りなかったかな。
でもお店ごと異世界転移は面白いですね。

薫は祖父の言葉を異世界でやっと実現できましたね。

0

もうちょっと色々、深掘りが欲しい。祖父のバーごと異世界トリップした先で…

現代を生きるバーテンダー × 異世界の騎士団長。

魚形先生のあとがきにもあったように、先生のお酒愛と情熱が伝わってくるお話でした。
いろんなお酒の作り方、必要な材料など、読んでいるとこちらもカクテル片手に
優雅な時を過ごしたくなる。

でも、でもなあ…

うーーん。
レビュータイトルにも書いたんですが、攻め受けのキャラとか、
恋に落ちる理由や過程とか、薫(受け)の悩みや葛藤、その克服を
もっともっと深掘りしてじっくり追いたかったな、と。。

働いていたホテルのバーで客に迫られたあげく”上客に迷惑をかけた”とされ
別部署に異動となり、ホテルを辞めた苦い経験を持つ青年・薫(受け)。

今は祖父の遺したバーで寡黙なバーテンダーとして働いているものの、
狡猾な叔父に土地を奪われ、立ち退き期限が来たタイミングで突然
バーごと魔法の存在する国へ異世界トリップ。
そのバーに現れ薫の作った酒を飲んだ騎士団長・アロイス(攻め)から、
「恋の魔法に落ちた」と求愛されー

と続きます。

人付き合いが苦手で、お客様とのコミュニケーションも万全とは言えなかった
薫が、必要に迫られてお客様サービスを向上させていくようになるのですが。
うーん、その過程がとてもアッサリしていて、感情移入とか共感とかする前に
サラッと終わってしまっている感じ。

もっとじっくり、薫の成長と変化を追いたかったなあ…と思いました。

そして!!
騎士団長アロイス、素敵な寡黙スパダリなんですけれど、
いまひとつ萌えきれないし、「なんで薫のこと好きになった??」というのが
最後の最後まで疑問に思えてしまい、入り込みきれませんでした。

攻め受けどちらのキャラも、何かこう…インパクトに欠ける感じ、、
薫は騎士団長の顔に惹かれて一目惚れっぽいけれど、
異世界で苦労して頑張っているとはいえアロイスが薫に惚れる理由は特にないような
気がして、もやもやが残ってしまいました。

そしてあと、最後の幕の引き方というか、まとまり方がとても性急だったのも
「うーん」となった理由です。
伯爵家との繋がりって、そんなに簡単に切れるものなのかな…
条件を満たしたとはいえ、もう一悶着ありそうじゃない?と燻る不完全燃焼感。

異世界の人たちとの交流や受けの変化、恋心を抱く過程、そういったものを
もう少し深掘りしてじっくり読ませてもらえたら、グッと萌える感じだったんじゃ
ないかなあ、、

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