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chinkon guardian
中華ダークファンタジーノベル、最終巻です。
本編は4分の3くらいで、残りの100ページは外伝(短いお話)を4編収録。
いやあー、苦しかった。読むのがたいへんでした。
1巻は気楽に読めるのですが、2巻でスケールが壮大になります。
中国の神話の世界に詳しいと苦労しないのかもしれないのですが、私は初耳だったりおぼろげだったりと物知らずなため、2巻でどうにかこうにか読み砕いていったところが3巻で「実は嘘でした、本当のところは……」とやられると、もうここで「えーっ」となってしまい、一気に気持ちが萎えまして。あとは文字面を追いページをめくる苦行。自分との戦いでした。
本当に、中国の神話を知っている人なら楽しめるかもしれないので、こちらのレビューは話半分にしてください。
神話の世界と現代をつないでいく、スケールの大きなお話です。途中で恋愛要素がほぼ無くなります。
それをとりかえすように、本編ラストやら巻末の外伝は甘々です。
黒猫の大慶(ダーチン)、蛇娘の祝紅(ジューホン)、えせ坊主の林静(リンジン)、アウトローっぽい楚恕之(チュー・スージー)、怖がりのコミュ障新人郭長城(グオ・チャンチェン)など、特別調査所の皆さんが個性豊かで楽しいので、こういってはなんですがBL要素よりもこちらの皆さんの方をたくさん見たかった。そういう意味でも1巻が楽しかったです。
本書は中国ドラマ「鎮魂Guardian」の原作小説ということで、私はドラマは未視聴ですが、どうやら原作とドラマはだいぶ異なっているとのこと。
どんな仕上がりなのかとても気になります。この神話部分がどう描かれているのか。わかりやすく描かれていたら私のこのモヤモヤも解消されるかもですし、特調のみなさんの活躍がメインでもそれはそれで楽しいと思われます。