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charao hakushakureisoku ni tenseishita binwankeiribuchou, isekai de toshishita kojirase reitetsu koushakusama ni dekiai sareru
経理部長の転生とはこれまた新しいですね^ ^
無駄と贅沢が嫌いな経理畑の人間が別人格に転生し、その経理力で領地改革や領地経営を立て直していくっていう、人生やり直しと成功譚。おしゃれ番長で贅沢至上主義野郎だった主人公が地味な倹約家に生まれ変わります。周囲の評価がガラッと変わり、皆が驚愕するシーンは何度見ても飽きないし、たんのしーです♪
それに加えて。贅沢から倹約へシフトする主人公・カラムやカラム家族の生活がすっかり健全なものとなり、更には転生前の知識を活用し領地を発展させていく手腕の見事なこと。領地も領民も大切に扱う素晴らしい領主家族に生まれ変わった姿は必見です^ ^
(欲を言えば、領地改革の中身を具体的な数字を出したりなんかしてもっと詳細に描いて欲しかった)
カラムは経理の才能的に、どちらかというとコンサル寄りというか、総合プロデュース力が高いんですよね。使ってない屋敷を賃貸に出したり、質の良い作物を作るために奔走したり、お茶の開発と流通を考えたり。
数字に強いだけじゃできないアイデア力と行動力が持ち味のカラムに、ずっとワクワクさせられっぱなしでした!(=´∀`)人(´∀`=)
ついついカラムの経営手腕に身惚れてしまいますが、忘れちゃならないのがBL展開です。
経営手腕を見込まれて官僚にスカウトされるカラム。そこで、運命の出会いが待っていました。
溺愛ド執着年下上司公爵のぶっとびーな片想いと、アブノーマルチックな歪んだデレにフォッフォッフォ……(〃ω〃)上司・アルテミスのスン表情の裏で、激しくカラムにときめいてるギャップに大爆笑!!!カラムへの恋心でいっぱいなアルテミスの煩悩はヤベーけどエンタメ性があって楽しいです。
クールぶってるのに、唯一カラムへの恋心を知ってる同僚に恋バナ聞いて欲しいとお願いするところとか結構可愛い一面もあり。上司だけど年下なんで、恋愛慣れしてないのはご愛嬌ですが、カラムが絡むと(あ、シャレになっちゃった 笑)、分かりやすい嫉妬と独占欲を見せつけてきます。
監禁も厭わないくらいの執着なので、下手に刺激しない方がいい人物ですが、カラムが元遊び人ということもあり、そっち方面の過去の話が出ると直ぐに嫉妬で怒り狂う沸点の低さには失笑するしかないです。間違いなく、重い人(笑)
こんな激重執着攻めに愛されて、ある意味大変な試練をカラムは背負い込んだようにも見えますが、それもまた2人だけの幸せな愛のカタチ。周囲がドン引きするほどの独占欲を惜しげもなく見せつける上司がいる職場環境ってどうなの……とか思ったりもするけど、周りの同僚たちもなんだかんだで良い人たちばかりです。
他国も絡むきな臭い事件が起き、事件解決に奔走するイースト・エンド財政改革部の面々。他国の事情、底辺貴族の思惑、貴族に対する私怨などなど複雑に入り組む事件の見応えは十分でした。
ですが最後は何だかスッキリしない終わり方…。
また敵が現れて何かしてきそうな読後感です。その場は凌いだだけで問題の根本解決には至ってないのが気になりましたが、続きものではなさそうなのであとは自分の妄想力に頼って消化しときます^ ^
溺愛と執着は間違いなく楽しめるお話なので、お好きな人はぜひぜひ。
や〜、とっても面白かった〜!・:*+.
書店で手に取った時、ものすごい厚みに「果たして読み切れるかなあ…」と若干不安になった、こちらの作品。
実際読み始めたらページをめくる手が止まらず、休んでは読み、休んでは読み…で結局この時間まで読み耽ってしまいました。
レビュータイトルどおり、「ヤンデレ(気味)」「年下ワンコ」攻め、それに「執着」というキーワードにピッと反応する方に、特におすすめです…!
ええと、内容はタイトルどおりです( ̄∀ ̄)
事故死した夏人が目覚めるとそこは異世界で、浪費癖があり女癖も悪い伯爵家のチャラい次男坊・カラム(受)になっていました。
前世で敏腕経理部長だった彼は人が変わったように(実際変わっているのですが)テキパキと仕分け事業を進め、商売を始めます。
すると周囲は皆驚くわけですが、なかでも今まで自分のことを嫌っているとばかり思ってきた年下公爵・アル(攻)が嫌味を吐きながらもカラムに絡んできて、熱い視線で見てくるようになりー
と続くお話です。
まず、生まれ変わった主人公・カラムの思い切りの良さ頭の良さ、なかなかの商売人ぶりが心地よい!
屋敷の不要なものを売り払い、使わない住居は分譲して貸し出すなど手腕を発揮します。前半部分はちょっと「お仕事BL」的な側面も。
で、この作品で一番萌えて「あああああ!」と叫び出しそうになったのは、中盤以降、カラムに遠慮なく愛を囁くようになってきた冷徹公爵アルの溺愛っぷり!(*´艸`)
監禁など危ない行為を妄想したり実際に口にしたりして、カラムを戸惑わせちゃう、ヤンデレ気味攻めでもあります。
特に「抱きしめていいだろうか」の三段活用(?)に萌えすぎて、しおりを挟んだまま今も読み返してニヤニヤしちゃいました( ̄∀ ̄)
こんなに尻尾を振って迫ってこられたら、そりゃほだされちゃうよねえ、という感じ。
このアルの、恋に落ちたきっかけとなるエピソードがまたなんとも胸キュン、甘酸っぱいもので、読みながらなんだか変な声が口から出そうになりました笑
体も小さくバカにされがちだった11歳の公爵様に優しくしてくれた、5歳年上のお兄さん。
その頃から20歳の現在まで、一途に受けを想い続けていたなんて、もうキュンとせずにはいられません。。
こちらの作品のすごいところは、上記のような恋愛面での(主に攻めに対する)萌えとともに、裏で動く陰謀や策略などもきっちり描かれているところ。
キャラクターが増えていろんな国の名前も出てきて若干複雑ではあるのですが。
最初のページにイラスト付きのキャラ紹介があるため、そちらを時々確認しながら読めば、大きな問題はありませんでした☺︎
ただ、結局裏で手を引いていた人物たちにはまんまと……という結末だったため、「悪役はきっちり成敗されてくれい!!」と思っている自分には、陰謀の幕引きはちょっと物足りないような気がしたかな;
「この後どうなるの?」という疑問、不完全燃焼感は少し残ってしまいました。
とはいえ、物語最初に登場した時には不機嫌そうで「冷酷・冷徹公爵そのもの」という感じだったアルの行動がだんだんおかしな方へ変化していき(笑)、「カラムからキスされた!!」と見えない尻尾を振って喜び騒ぐさまを、存分に堪能✨
読後、心地よい満足感の得られる一冊でした◎