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ummei o machigaeru nante arienai
続きが気になっての購入です。1巻で選ばれなかった方のお話です。それぞれが選ばれた方を好きなので、この先をどう纏めるのか力量が気になったのです。私はこちらの2人のお話の方が好きでした。
と言うのも1巻よりは攻め受けの心の変化が丁寧に書かれていたからです。前巻CPが殆ど登場しないので、2人に集中して書く事が出来たからだと思います。
とくに陽翔(はると)が自分の居場所を見つける為に、騎士団の食堂で明るく頑張る姿が良かったです。またリカード視点もあるので彼がどう陽翔を意識していったのかも分かりやすかったです。
2人の仲を応援する使用人たちや前巻のCPもいて、更に暴走する貴族令嬢がお約束となって盛り上げていました。この貴族令嬢が今巻のヒールでしたが、2人にあまり関わる描写はありませんでした。
それで個人的に突っ込みたかったのが、陽翔が騎士団の食堂を盛り立てた事案なんです。これが成人してて一人暮らしの男性だったら納得でした。アルバイトで接客しかしてなかったのにデザート作りって…。1巻にそんなまめな性格だとの描写はなかったです。
確かに異世界で自分の世界の料理やお菓子で運命を切り開くお話は流行りだと思います。それ故に素人でろくに経験のないDKが大量のデザートを作って食堂で提供するとか、凄いファンタジーだと思ってしまいました。
それから前CPのようにリカードと陽翔には「運命の人」という縛りはありません。なので陽翔が帰れるのに元の世界に未練がないのも不自然でした。
2冊とも読んで思ったのは流行りを押さえてはいるのに、書ききれてないという点でした。
こればかりは量を書いて慣れですね。