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どうしよう。この人本気で俺のことが好きなんだ……
hachioujihime
フォロワーさんのレビューで面白そうだったので。コミカルな中に切なさあり受けの内面的成長ありで感動。
ロリータ服を作り弟の幸彦に着せる千里は勿論、受け入れる幸彦も歪みに気づいてたのかな。
女装した幸彦に一目惚れする樋崎、幸彦が戸惑うのは解るけどストレートに素直な想いを伝える樋崎に心掴まれたと思う。樋崎の言葉には心を鷲掴みにされた。幸彦ではなくユキに恋する樋崎にもやもやする幸彦が切ない。バレてダメかと思ったけど幸彦じしんを見てた樋崎に感動。樋崎は幸彦をよく見てて姉との歪みからも解消する手助けしてくれて、その大きさが素敵だった。
実はSでえちの時は意地悪になるのも良かった
主人公の幸彦〔受〕は姉のストレス解消であるロリータ衣装作りで作った衣装を着せられています。
ついに姉は女装した幸彦を連れて八王子の街へと繰り出します。
この八王子っていうのがいいんですよねー、原宿でもない、渋谷でもない八王子なのがいい!!
女装姿で冷や汗モノで姉と八王子の街にいた幸彦は、よりにもよってバイト先の上司達と出会ってしまいます。
話の流れで、バイト先の社員・樋崎〔攻〕と女装姿のまま一緒に過ごす事になった幸彦。
口がきけないという事にして、手に文字を書いたり携帯で文字を打って何とかやり過ごそうとするのですが、なんと樋崎が女装姿の幸彦に惚れてしまったというのですよ!
それから何度も会う内に、樋崎はどんどん垢抜けていき、会社での無愛想っぷりが嘘みたいに優しくて、幸彦は彼が好きなのはあくまでも女装した自分なんだ…的に段々と辛くなってきます。
そしてついに自分だと告白するんですねー。
この話、メインカップルもいいんですが、姉がいい味出してます。
最初は喧嘩ばかりしている男とカップルになるんですが、この姉が実に素直じゃなくてそこが何とも言えず可愛いんですよ。
NLですが姉カップルも良かった!
メインカップルだけなら萌なんですが、姉カップルがひじゅーに気に入ったので評価を一つ上げます。
とても評価に悩む作品です。
また改めて読みたいと思える一方で、
イマイチかな・・・と思ってしまうのです。
冷ためな攻が、勘違いでやさしくしてくれるなんて、
個人的には、たまらない展開です。
ただ、受の姉の存在がどうも足をひっぱります。
よくBLに登場する女性像に感じますが、男っぽく
「世間の表も裏も分かってます」みたいなキャラが
全く好きになれません。
それにしても、冷たい男性が自分にだけ
砂糖のように甘くしてくれるなんて、美味しすぎる展開です。
そこだけ目当てに読むとしても、損はないかと思いますよ。
女装姿を会社の先輩に見られ、あまつさえ惚れられてしまった!ときたら、どうしても某痛い作品が浮かんでくるが、この作品のいたるところにその別作品を連想させるシーンがあったから、とてもとても勿体なかった!
女装は、受の姉がストレスがたまるとミシンでフリフリの大作を作られ、着せられてしまうという、受の趣味ではない。嫌がってはいるが、姉には逆らえない弟の苦難である(笑)
受のバイト先で登場する先輩は2人いるが、この1人が攻。もう1人が受の姉と後半深く関わってくる。そのせいで、受はロリータ服のまま攻に預けられるのだが、この辺は本当に笑いが止まらなかった。
残念なのは、攻のキャラクターが今ひとつ明確に伝わってこなかったこと。アキバ系の、純朴で磨けば光るタイプかと思いきや、後半いきなりの豹変ぶりには少々ついて行けない部分があり、前でもう少し補足してほしかった。
書き下ろしは姉や幼い頃を振り返りながらの少し切ない話。
あと女装のイラストが少なくて残念。文章で細かいところまでくわしく描写してあったからよけいにイラストで見たかった(笑)
『八王子姫』って何で? って思ってたら、そうか、そういうことでしたか。たしかにビミョーなお姫さまだな。
女装と言えば、木原さんの『美しいこと』を思い出します。
『美しいこと』は自ら女装をして、見られることを楽しんでいましたが、このお話の幸彦は、姉・千里のストレス発散の捌け口として、ロリータの女装をさせられています。
千里は小さな頃、祖父から「女が勉強などしなくてもいい」と罵られたことで、男に負けまいと突っ張っています。その反動で、レースやフリルでフリフリなロリータ服を作り、弟の幸彦に着せてストレスを発散していたんです。
それが高じて、ついにロリータ服を着せた幸彦を外へ連れ出したのです。ロリータ服が浮かない場所ならまだしも、地元の八王子に連れ出したんです。知り合い等出会わないよう願っていましたが、幸彦のバイト先の上司・恩田と樋崎に出会ってしまうのです。
職場では何事にもめんどくさそうにしていて、冷たい態度しか取らない樋崎ですが、ユキの前ではとても優しいんです。背が高くて歩く速度も早いのに、ユキに合わせゆっくり歩いてくれたり、カフェでの注文もわざわざ聞いてくれて代わりに注文してくれたり。
しばらく一緒にいたんですが、千里が迎えに来る時間になると、「君に、恋しました。僕を覚えていて」と直球勝負!
幸彦もだんだんと樋崎のことが気になって仕方がなくなって。
こうなると、女装をしていることを告白するか、ばれる前に別れるかくらいしか選択肢がないわけですよねぇ。
女装を告白したって、樋崎がユキのことを好きなら付き合える可能性はないわけだし、このままユキでいることもかなり無理があるわけだし。
『美しいこと』ででも、告白後がかなり悲惨なことになってましたもんねぇ。
千里のストレス発散のために女装をしていた幸彦ですが、実のところ、千里の陰に隠れていた部分もあったんですよ。姉のいうことを聞くことで、自分の居場所を作っていたというか。
だから、姉に恋人が出来て、自分じゃない違う人の手を取られることが怖かったと言うか、淋しくて仕方がないというか。誰か自分を見て欲しいと思っていて。
いつも『千里ちゃんの弟』と呼ばれ、出来のいい千里と比べられ、幸彦自身を見られてはいなかったんですよね。
樋崎に愛されるようになって、ようやく自分の居場所を見つけた幸彦。樋崎の手を取るのがちょっと怖くて、いつまででも千里を頼っていた幸彦が、ちょっと焦れったかったです。
そんな幸彦のことを、ちゃんと樋崎は理解しているようだから、心配はないですけど
東京都八王子市を舞台にしたボーイズラブです。
都心から1時間ほど離れた田舎町八王子で
姉のストレス解消のために女装をする幸彦。
運悪くバイト先の社員・樋崎に見つかって一目ぼれされちゃうっていうお話。
幸彦は、口のきけない設定で“ユキ”と名乗り、筆談や携帯文字で
樋崎とコミュニケーションをとりデートを重ねるのです。
このデートがよ!八王子から本当に出ないwww
八王子大好きだなっていうのはわかるんですが
八王子をプッシュするなら、もう少し八王子の名所(ないけどw)や
穴場スポットを小粋に書いてほしかったなぁ。
海野さん本当に八王子好きなんですか?
ほんとに駅前しか行かないんだもん。がっかりです。
八王子への愛が足りなさすぎですw
お話自体も、どうもちゅうぶらりん。
姉のトラウマやコンプレックスは
裏を返せば幸彦のものだったり
もう少し丁寧に丁寧に書いてもらえばもっとおもしろかったのに。
樋崎のひとくせある性格が、いまひとつ掴みづらかったんですよね。
この人、イケてるのかどうなのかさっぱりわからなかったです。
冴えないオタクは借りの姿だったとかならまだいいけど
恋をして変わったとしては、豹変しすぎだし・・・
樋崎をオタクとして最後まで書いたほうがよかった。
女装した姫に傅くバイト先のオタク社員という花火を打ち上げたはいいけど
どうも不発・・・そんながっかり感が残りました。
裁縫が趣味の姉のせいで無理矢理ロリータ服を着せられた幸彦。
しかもそんな情けない姿をバイト先の社員、樋崎に見られてしまった?!
馬鹿にされるのが怖くて、とっさに口のきけない女の子のふりをするが、
樋崎はそんな幸彦の正体に気づかないどころか、熱い視線を送ってきて……
攻の樋崎さん。秋葉系どS王子っていうと何がなんだかですが。
とはいえそんな攻は、主人公が一方的に彼を見た目でアキバ系扱いしているだけで、意外と普通の人でした。
や、普通ではないか。
どんな君でも好きだよと言ってくれる樋崎はとっても器の大きな人物。
基本女装モノは苦手なのですが、このお話は楽しかった。
育った環境のせいでそれぞれにちょっとずつ歪んだ姉弟がそれぞれのパートナーを見つける話です。
どんな君でもいいんだよっていう優しさは、ある意味BLの深淵なるテーマの一つだと思う。
人とは違う自分。人より大きな障害を持っている(それは男同士であることとか色々)自己を好きだと言って肯定してくれる誰かの存在。
うーん、上手くは言えないのだけれど。
BLではないけれど、お姉ちゃんと恩田の話ももっと見たかったな。
うーん・・・萌えポイントは沢山あるはずなのに、思ったほど萌えられなかったのが残念です。
シスコンで、姉に逆らえない幸彦(受)。
休日は姉がストレス解消で制作したゴスロリ服を、ムリヤリ着せられています。
その女装姿をバイト先の社員である樋崎(攻)にみられた上に惚れられてしまう。
変人といわれるほど他人に興味がなく、クールな樋崎が自分を女だと思い込んで夢中になっているのを見て、いけないと思いながらデートを重ねる幸彦だったが・・・。
っていうのが、あらすじです。
普段はクール、受けにだけベタ惚れで甘い攻め。
でもちょっとS気味で言葉攻めとかしちゃうなんて、イイじゃないですか!
ですが、この樋崎という男、なんかよくわからんのです。
もとは他人にも自分にも無頓着なタイプで、ファッションにも興味なしのアキバ系なかんじだったのが、幸彦(女装してるときはユキと名乗っている)に惚れてからはイメチェンしてどんどん素敵になっていくのはいいんですが・・・
最終的に、丈短めのタキシードコスプレで髪も染め、青かなんかのカラコンまで入れて待ち合わせin八王子に登場します。。ビジュアル系??
いや、デート相手の女の子がロリ服着てるからって、やりすぎだろ。
これ、笑うとこなのかな、と思ったんですが、本人も幸彦も作者も大真面目。
幸彦は、英国貴族みたいだ~とか、王子様みたいだ~とか、碧い眼(カラコンだから)が綺麗~と、うっとりしてました。
そ、そうかな。素敵かな・・・私にはちょっと分からなくて、あまり作品にのめりこめなかったです。
あと、この作品、裏テーマは『家族(姉からの自立)』かなってくらい、姉が目立ってます。
で、たぶんこの姉のキャラ、好きな方もたくさんおられると思うのですが、私はちょっとイヤでした。
作者が訴えたいメッセージが透けて見えるような、わかりやすい極端な性格(女だからってバカにしないで!男以上にやれるんだからね!!っていう性格)なんですが、それがかえって薄っぺらく思えてしまって。
どうせこんなふうな展開でこんな風に変わるんでしょ、と予想したらその通りになるし。
メインキャラの心情とか作者の狙いとかが、私と合わなかったかな。
設定やセリフに萌え要素はあっただけに残念です。
別に女装がダメなわけじゃないんです。大歓迎!ってほどでもないんですけどね。その点この作品は、必然性という意味では十分理解できます。
ただ、どうも合わなかったんですよ。キャラクターの問題かな、やっぱり。
樋崎(攻)がどうしても好きになれませんでした。もともとS攻が嫌いだというのもありますが、それ以前になんとも掴みどころがないというのか、よくわからないキャラクターでした。
いきなりの変貌振りも意外で面白いとは思えず、ただついて行けませんでしたね。もう少し、樋崎のキャラクターがハッキリしていれば、もっと違ったんじゃないかと思います。
正直、幸彦の姉や恩田の方がよほど印象に残りました。このCPをもっと読みたいという意味ではないですが。
この前読んだ海野さんの「三百年の恋の果て」が面白かったので、既刊も買ってみた!!
が、そういえばシャレードパール文庫の「愛の言葉花言葉」はすごいつまらなかったんだよね…
で、これはというと!
…あんまり~でした;
姉のストレス発散のために、ゴスロリ衣装を着て地元・八王子を歩かされる主人公。
そんな恥ずかしい姿バイト先の社員にみられ、あまつさえ告白されてしまって…
っていう話。
単なるアキバ系にしか見えない攻めが、恋をしてどんどんおしゃれになって垢抜けていく様子とか、実はすごいSだとかってのは良かった気がするんだけどなぁー
でも海野さんちょっとこれからも期待してますvv