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冗談だよ、ばか。何もいらない。おまえがいれば
moto aijin to toshishita no inu
とらのとら先生、私が最近ハマってる作家さんです。
この作品、ぜひ書籍化して欲しいなと思います。
雰囲気がとっても良いんですよ。レトロな世界観がオトナで、隠れ家的で、この令和の時代にあってどこか昭和な時代も想起させる匂いが芳醇で、すっかり魅了されてしまいました。
それというのも、文章に色気があって、叙情的な文字の旋律が美しい。 BL小説なんだけど、一般小説でも十分に通用するような趣きです。
38歳の男が初めて恋をした、純情な恋の物語。表紙やタイトルは、アダルティな感じなのに、何だそりゃ。可愛いじゃないか……そんなギャップも楽しくてますますこの作品の世界へ没入コースまっしぐらです(笑)
相手は政治家の愛人をしてきた社会経験が無い美しい男。偶然のようで運命にも思える出会いをきっかけに年下ワンコの猛愛が始まり、フラれてもフラれても諦めないハートの強さに拍手でした。
アラフォーで初めて恋をするとこんなにも真っしぐらになれるのかと、ついに巡り会えた自分の運命を逃すまいと突っ走る男の姿がなんとも泥臭くて、でもそんなところがカッコいいし可愛いんです。
スマートな立ち振る舞いじゃないけど、そんなアピールも本気度が伺えて素敵。38歳になるまで誰にも恋をしなかった男がこんなにも本気になってしまう元愛人の男とは一体どんな男なのか、攻め視点のフィルターを通して見えてくる恋のお相手の魅力を探るのもとても楽しい物語です。
2人の間に共通する名前のルーツと、このレトロな世界感の色味とがマッチしていて、作品におけるトータルプロデュース力が完成し尽くされていてすごいなと思いました。
文字を追っているのに、色や匂いや空気感までもが伝わってくる作品全体から滲み出る味わいにどっぷり。コーヒーを淹れるサイフォンのコポコポ音、喫茶店のマスターが食器を磨くカチャカチャ音といったそんなささやかなBGMまで聞こえてきそうな臨場感の虜になりました。
文字は読むものじゃなく、感じるもの。五感に響いてくる作品の世界観をぜひ味わい尽くして欲しいです。
すっかりワンコにも板についた朱鷺の忠犬ぶりと、そんな忠犬に絆されてしまった瑠璃との日常の BL感も、しっとりと品のいい甘さで素晴らしかったです。
ユーモアある会話センスも良い!全てが大満足の読後感でした。
攻・朱鷺 38歳(年下、健気、ワンコ)
受・瑠璃 43歳(年上、包容感、聖母、誘い受け、妖艶)10歳上の男の愛人をしていた。
いい意味で緩急がない。なのに読み入る。途中で読むのを止められない。没入感がある。心理描写がギッシリだし上手いしで飽きない。
ハラハラするシーンがないから、安心して読み進められる。しっとり満足に読める。
光景がじっくり浮かんでくる。
年齢がアラフォーなので、落ち着いている。
38歳の朱鷺が、瑠璃の前では子供っぽくなる。ことある事に瑠璃にワンコ扱いされて可愛い。
朱鷺が、瑠璃の昔の男のことをボロクソに言うところが好きw
初エッチのとき、余りの興奮で入れる前に射精しちゃって、それを瑠璃に舐められて更に硬くして。本気で好きになった人の前だと童貞のような身体になってしまう朱鷺と、無意識に煽る瑠璃。
ゴムがなくなってから、生でしてる時の会話がエッロいです。
表紙の空気感そのままのおしゃれな文章で、一気に読んでしまいました。
200ページ前後なので読みやすいと思います。
攻めの朱鷺と受けの瑠璃の会話がコミカルで面白いです。瑠璃は美人で飄々としていてコーヒーを淹れるのが上手でかつ世間知らずな元愛人という設定てんこ盛りで堪らないです笑
大きなイベントや出来事はないけれど、瑠璃の掴みどころのなさに、2人はくっつくのか?とページを捲る手が止まりませんでした(どうなるかはぜひ読んでみてください)
現代bl好きとしては、街並みの描写などが細かくて没入感があり大満足です。
オススメです!ぜひ読んでみてください!