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unicorn ni michibikareta saki ni ita no ha oujisama deshita
今回はフロス・プルヴィア国の第三王子と
ユニコーン付き装飾品を譲られた青年のお話です。
曾祖母の形見と共に攻様の国に降り立った受様が
攻様の唯一となるまでの顛末と
本編後の続編編短編を収録。
受様の曽祖母は故郷を離れた日本に嫁ぎますが
長く鎖国状態を続けた祖国の地は
二度と踏めませんでした。
曾祖母は亡くなる前に
祖国から唯一持ち出した大切なペンダントを
自分の代わりに祖国に連れて行って欲しいと
受様に譲り渡します。
2人の姉ではなく受様に譲られたのは
"ペンダントの中にお馬さんがいる"といった事に
起因するのですが
実はそのペンダントにはユニコーンが付いていて
受様は初彼とのキスをペンタントのユニコーンに
邪魔される事となります。
その上
"純潔を守れ""我を祖国の仲間のところに送り届けろ"と
せっつかれることになるのです。
受様は新卒で入社予定だった会社の吸収合併で
採用が取り消されてしまったため
実家の造園業の手伝いをしていましたが
顧客に後継者のように思われて姉婿に申し訳なく
手伝いもままならずで暇を持て余す事となります。
思い切って曾祖母の国を訊ねる事にするのですが
到着早々長フライトによる乗り物酔いと手荷物の紛失という
ダブルパンチを喰らう事になります。
そんな受様に声をかけてくれたのは
パイロット服に身を包んだ華やかな美丈夫で!?
曾祖母の形見を譲られた受様が曾祖母の国で出会った攻様との
ファンタジックな恋物語になります♪
受様に声をかけてくれた美丈夫が今回の攻様になります♪
攻様はこの国の第三王子で
日本人の乳母から日本語を学んでいたため
困り顔の受様に手を差し伸べてくれたのです。
長く鎖国をしていた王国では何かと人手が足りず
今回航空機免許を持つ攻様はパイロットとして駆り出され
受様と出会うことになります。
しかも攻様には曾祖母のペンダントにつく
ユニコーンの弟が付いていたのですが
純潔を失った攻様との意思の疎通はできず
力も枯渇しているらしいのです。
祖父母のユニコーンは
ユニコーンが隠れ住む里に行きつければ
力が再生されるはずとの事で
まずは受様の曾祖母について調べることになります。
曾祖母の過去と王族とユニコーンの関りを追っていく事で
受様と攻様の距離が近づいていく中て
受様が攻様に絡めとられていく(笑)展開なので
特に大きな危機に襲われたりするわけでもなく
わりと読者の予想を裏切らないほんわかテイストの
溺愛モノで楽しく読ませて頂きました (^-^)/
受様が天然気味なので
攻様の腹黒度があまり目立ちませんが
ユニコーン付きなのに童貞じゃない攻様は
意外と海千山千なんだろうなと見えないところで
妄想が膨らむお話でした。
なんか、ユニコーンに憑かれちゃったんですけど。
はぁ〜、これぞBLなロマンチックでキャッチーで読みやすく王子様まで出てくるキラキラしたお話でした。
主人公春夜が亡き異国出身の曾祖母から譲り受けたペンダント。いつか祖国へ帰らせてあげたいと願い続けたのが叶い…。
ユニコーンの精が可愛くて口調はお爺さんみたいで。春夜の純潔を守らせようと邪魔ばっかりして楽しいです。
ユニコーンの郷を探して本体に精を戻してあげるお話かな?そこに春夜にメロメロベタべタになる第三王子アストラと、彼を好きすぎるイギリス貴族アーネットとのゴタゴタと。
作者さんの作品を読むのは何年ぶりなんですが、読みやすくて癖もなくて、王道のお話にスッと入って堪能できました。
素直で可愛い男の子とキラキラ王子様とちょっぴりファンタジーが、BL初心者さんやベテランさんの箸休めにもなるのではないでしょうか。
ちっちゃいユニコーンがとっても可愛い!(*´˘`*)
甘くてロマンチックで、攻めは本当に「王子様」でカッコよく、安心して読める素敵なお話だった〜!
大きな事件とか、緊迫感のある展開は、特になし。そこに物足りなさを感じる方もいるかもしれません。
今は不穏な空気にハラハラするよりも、溺愛・あまあま・安心安全(?)の海に溺れたい気分だったので、全く問題なし◎
存分に溺愛の海に浸りました✨
以下、簡単なあらすじです。
子供時代、フロス・プルヴィアという国出身の曽祖母からペンダントを譲り受けた主人公・春夜。そのペンダントには白いユニコーンの「ユニ」がついており、春夜だけがその姿を見、会話をすることができます。
祖国に帰る夢叶わず亡くなった曽祖母。22歳になった春夜は曽祖母の国へ旅行に行ってみようと思い立ち、出発すします。ところが空港で思わぬロストバゲッジのトラブルに見舞われ、困っているところに手を差し伸べてくれたのが、この国の第三王子・アストラでー
と続くお話です。
まず、表紙のちびっこミニユニコーンちゃん達が、かわいい!
その角で春夜をつんつんする描写なんか、脳内で想像すると可愛さにニヤニヤしちゃいます。
で、ユニコーンを見るためには「純潔を守ること」が必要、という設定が面白い!
その点、アストラ(攻)が既に色々済ませててユニコーンが見えなくなってる…っていうのは、ちょっと残念;
初めて同士でわたわたする様子が見たかった。。格好いい王子なのに、閨で色々もたついてたら格好つかないかもしれないけど。これは完全に個人の趣味嗜好です笑
アストラが見目麗しい王子なので、二人の初めての時のキスシーンのイラストが本当に綺麗で、うっとり見惚れちゃいました。
ユニが弟と共にユニコーンの郷(さと)に帰ってしまい、涙ぐんで寂しさを募らせる春夜だけど…ユニがいなくても、ペンダントからユニの加護を感じながら、これからはアストラと共に歩んでいくのねーと、ふんわり幸福感に包まれるラストと読後感でした・:*+.
疲れた心を甘ーい、優しいもので癒したい時に、おすすめの一作です✨