悪役の一途な愛に甘く溺れる

だから、悪役令息の腰巾着! ~忌み嫌われた悪役は不器用に僕を囲い込み溺愛する~

dakara, akuyaku reisoku no koshiginchaku! ~ imi kirawareta akuyaku ha bukiyou ni boku wo kakoikomi dekiai suru ~

だから、悪役令息の腰巾着! ~忌み嫌われた悪役は不器用に僕を囲い込み溺愛する~
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神12
  • 萌×29
  • 萌11
  • 中立3
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
6
得点
132
評価数
39
平均
3.6 / 5
神率
30.8%
著者
モト 

作家さんの新作発表
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イラスト
小井湖イコ 
媒体
小説
出版社
アルファポリス
レーベル
アンダルシュノベルズ
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784434330759

あらすじ

鏡に映る絶世の美少年を見て、前世で姉が描いていたBL漫画の総受け主人公に転生したと気付いたフラン。このままでは、将来複数のイケメンたちにいやらしいことをされてしまう――!? 漫画通りになることを避けるため、フランは悪役令息のサモンに取り入ろうとする。初めは邪険にされていたが、孤独なサモンに愛を注いでいるうちにだんだん彼が過保護になってきて――? 正反対の二人が唯一無二の関係を見つける異世界BL!

表題作だから、悪役令息の腰巾着! ~忌み嫌われた悪役は不器用に僕を囲い込み溺愛する~

膨大な魔力を持つ悪役令息の公爵家嫡男
治癒能力を持ちBL漫画の主人公に転生,侯爵家嫡男

その他の収録作品

  • 番外編 斜め横から見た彼

レビュー投稿数6

人生をきりひらく!

良いお話でした。
BLマンガの総受け主人公に転生したフランが鉄壁の盾として悪役令息のサモンを選び…。

サモンを大切に更生していくフランも、フランやその家族に見守られすくすく成長していくサモンも良かったです。
サモンに前世の自分を重ねて、絶対的味方なところも。
そしてなにより明るくてチョロくて天真爛漫なフランを好きにならずにいられないよ〜。

サモンの家族関係が肝なお話なのかな?
とうとう来たその日をサモンがあっさりやり過ごして、びっくり!
もう家族に未練はないんですね。そこまでフランがサモンを満たしてたんですね!

片想いや想いが伝わらないところが切なかったですが、ほどほどな長さで良かったです。

孤独で苦しむサモンを救い総受けを回避し学園生活を謳歌し、ついには外堀も埋められ。
こんなんこの結末しかないでしょ!な終わりでしたね。

最近は異世界転生ものだとスケールが大きく国盗りや陰謀やらが多かったので、こんなふうに丁寧に二人の成長と恋物語を読むのも新鮮でした。

0

逞しくちゃっかりした受け

面白かった。
BL漫画の総受け美少年に転生してしまった受け。セクハラ地獄な未来を憂いて、将来悪役ポジになるぼっち攻めの腰巾着としてまとわりついて無自覚に攻めを絆していく。

誰もが自分の美貌をチヤホヤする中で攻めは塩対応でキモイとまで言われて、逆に大歓喜しちゃう受けに笑った。攻めに何を企んでいるのか聞かれて白状するシーンも好き。「人を近寄らせない君の怖い雰囲気が魅力的で。不人気なところもいい。君の傍にいれば人除けになるかと思った」正直に言えば言うほど悪口のオンパレードになっちゃう笑。

その後「貴様の面倒くらいは見てやろう」と受けの企みを了承してくれるんだけど、本当にずっと面倒を見てくれる世話焼き過保護攻めになるのが良かった。受けを甘やかしすぎるので受け自身が甘やかすなと怒っちゃうレベル。そうやって受けの人生の必需品になって受けファミリーにも溶け込んで外堀全部埋めて囲い込んでいく攻めが好き。そんなに強く執着しているクセに受けに恋心を知られて嫌われないように一生の親友兼騎士ポジションをキープする気だったのは健気。「貴様がおじいさんになっても世話を焼き尽くしてやる」って台詞が好き。あと攻め視点から見た受けが圧倒的な光でキラキラと輝く宝物のような存在なのも萌えた。気持ちを隠したい攻めと、自分の恋心に気付いてアプローチする受けとのすれ違い展開も面白かった。

何かあったら攻めの名前を出すちゃっかりした受けのキャラクターも好きだった。めちゃくちゃ腰巾着なスネ夫仕草。総受け主人公の治癒能力も金儲けに使う気満々。

0

攻めの執着が強すぎる、すれ違い両片思い

舞台や魔法や「悪役令息の腰巾着になる」という設定がすごく面白くて、ワクワクしながら読みました。
受けの家柄や前世の記憶のことが明らかになってすぐに学園の話になったので、他の攻めキャラが複数出てくるのかとも思いましたが、当て馬くんが1人出てきたくらいで、他はほぼ名前のないモブくんでした。
総受けや愛されが好きな私にはちょっと物足りなく思いましたが、その気持ちを忘れるくらい、攻めの執着が強すぎました!
あんなに執着されていたら攻めの気持ちにももっと早く気づきそうですが……そこまでの経緯が特殊だったので仕方ないのかもしれません。
すれ違いから両思いになる過程はキュンとしました!

せっかく魔法のある世界だったので、攻め以外の魔法とかアクションシーンももっと見たかったです。
設定を生かしきれてなかったのが惜しいと思い☆4にしました。
BL的な萌えには大満足です!!

0

設定が勿体ない

いや、本当はもっと高く評価したかったよ。
設定が面白いから頑張って好きになろうとしたけど、
もうツッコミどころが多すぎて無理でした。すみません。

総受けキャラの運命から逃れるために悪役令息を攻略するって、
ものすごく魅力的なスタート地点だと思うじゃない?
でも急になんか学園モノに変わって、あれ?ってなりました。
せっかくのファンタジー世界は何処に?

まあ、ここはハリポタのようなスクールライフが楽しめるかも―
と思いきや、日本とあんま変わらないじゃんw
しかもやたらと「魔法なんちゃら」が出てきてもう笑うしかない。
魔法ステッキ、魔法時計、魔法植物、魔法樹…
ただ「魔法」って付け足せば何でもアリって思うなよw

あと魔法システムがよく分かりませんでした。
魔法って制限とかルールがある方が面白いのに、
万能すぎると逆に意味がなくなる。

しかし1番の問題児が… 主人公のフラン。
正直に言うと、めちゃくちゃ嫌な性格でした。
都合がいい時に自分の容姿を利用するナルシストは別に構わんけど、
サモンにだけはそれを使って欲しくなかった。
彼を親から庇うシーンとか良かったのに、台無し (-_-)
前世で親友を手ひどく振ったせいで周りからいじめられたトラウマも、
結局ストーリーに影響なかったし。
サモンも友達だと思っていた人から告られてどう思うのだろう、とか―
そこはもっと気にして。
「僕は美人だからサモンだってイチコロ!」という自信がムカつく。

後半の出来事も物足りなかったです。
てっきり「ブラウドがサモンを殺す」フラグが回収されると思いきや、
なんだ?あのあっけない終わり方は?

ここまで辛口なのに中立にしない理由はサモンです。
勿体ないぐらいイイ男でした。
でも初エッチの切っ掛けが「小学生の弟に嫉妬したから」が、
ちょっとドン引きw

表紙のビジュアルも素敵!しかし押絵がないとこが残念。

1

転生した世界の未来を変えるために

今回は公爵家の嫡男と侯爵家の嫡男のお話です。

前世を思い出した受様が未来を変えるために攻様に近づき
攻様が受様の伴侶となるまでの本編と後日談短編を収録。

受様は魔法が発達したルーカ王国の膠着家嫡男ですが
8才の時に前世を思い出します。

この世界は前世でBL漫画家の姉が描いていた世界で
受様は漫画の主人公である絶世の美青年で
イケメン貴族達に迫られる総受キャラだったのです。

受様は完結前に事故で死んだため、
誰とくっついたのかはわからりませんが

成長して魔性の美青年になると
多くのイケメンにもてはやされるため
女性達からも陰湿な嫌がらせを受ける事にもなり
虐めとセクハラ三昧の未来が待っているのは確かです。

また未来、最も受様に執着するキャラが現れるに至り
受様は未来で受様を殺そうとする悪役令息を
味方につけようと思い立ちます。

彼こそが漫画で唯一受様に惚れず
王国一の財力を持つ公爵家の嫡男で
唯我独尊な一匹狼である攻様です♪

受様は早速次の日からる攻様と友達になる為
魔法学園の実技授業で「ペアになろう」と声をかけますが
すげなく冷たくお断りされてしまいます。

はてさて受様は未来を変えることができるのか!?

WEB小説サイト「アルファポリス」掲載作を
加筆、改稿しての書籍化で
BL漫画の主人公となった受様と悪役となる予定の攻様の
異世界転生ファンタジーになります♪

悪役令息に転生するお話はよくありますが
相手が悪役令息設定なのは初めてかも!? というのと
月末にでるモトさんのお話も気になっていたので
手にした1冊になります。

受様は嫌われ者である攻様の腰巾着になる事で
攻様をお誘いを総スカンする盾にしようとしますが

自分の未来をよくするだけでなく
破滅ルートが待ち受ける攻様を更生させ
破滅ルートの回避するWinWinの関係を目指すのです。

攻様はなかなか態度を変えてくれませんが
攻様が頑なな理由を知る事となり
受様の思惑を知った攻様が受様の話にのった事で
少しづつ、2人を巡る関係が変わっていくのです。

攻様に冷たく当たる父公爵の思惑
自身の生んだ次男に爵位を与えたい攻様の義母の策略
受様を溺愛する主要キャラからのセクハラ

受様が自分のエロい未来を変えていこうとするだけでなく
攻様のバッドエンドも変えていこうとするのが
面白かったです。

また設定的に受様が皆に好かれまくりなのですが
受様を守ると約束した攻様が徐々に受様に執着して
独占欲を見せていくのも萌ツボでした。

受様が攻様を伴侶として
明るい未来が予想されての幕引きとなるまで
とても楽しく読ませて頂きました ヾ(≧▽≦)ノ

月末の新刊も楽しみになりました♡

1

悪役令息の激重感情に悶える一冊

悪役令息や闇堕ちラスボスの溺愛変化が大好きなので、さ…最高…と萌え滾る一冊でした!
まず、表紙!愛おしそうに受けさんを見つめる攻め様の優しげな表情が、もう…本編を読んだ後に見ると堪らないですね……
コレが悪役令息になる筈だった男の表情だぜ?信じられるか……?みたいな。

幼少期から丁寧に描かれているので、心に傷を負い、人間不信で威嚇しまくっていたサモンがフランにだけ心を許し、重すぎる感情を隠しながら忠犬のように尽くしまくる見事な溺愛変化に拍手が止まりません!

フランの事が大好き(の言葉に収まらない程の激重感情)なのに、「俺はフランを守る盾だから、この感情は隠さなければならない…」って言う葛藤がね。
折角、フランが〝サモン闇堕ち展開〟を回避すべく隠れて手を打っていたのに、フランの事を好きすぎる余り闇堕ち寸前と言う……最高すぎる矛盾!

一方、受けのフランも自分の美しさを利用する強かさを備えつつ、ちょっと抜けてるフワフワ天然感がとっても可愛くて魅力的なキャラクターでした♡

そして、元々フラン総受けの世界線なので愛され主人公感は強めです。(CPは固定)
そのためか、当て馬のキャラがめちゃくちゃ濃い!笑
事ある毎にフランに接触し、エロハプニングを巻き起こす才能の持ち主・ブラウド様。
挿入こそ無いですが、結構際どい事までしてくるし、サモンの前でも堂々とフランにキスしたりするので、攻め以外との性的な接触が苦手な方はご注意を!

個人的には、彼のお陰で【嫉妬に狂い魔力が暴走する攻め】と言う、俺得すぎるイベント勃発で大勝利◎

本編は文句なしに大満足ですが……
主要人物である攻めのイラストが横顔のみって……ッ

アンダルシュさんは挿絵が無い分、表紙と人物紹介で脳内補完して読んでるのですが、攻め様のお顔が横顔のみって…流石に残念です。
サモン様の正面からのイラストが見たい…!と言うか、ちゃんとお顔が見たかった……:(´ཀ`):

7

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