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koi ha yomu mono kataru mono
楽しかったー!雑誌で読んだときからあっという間に世界観に引き込まれて、単行本化を楽しみにしていました。
この作品はとにかく、受が攻のことを大大大好きなのが可愛い!
パワハラで精神を病んでいた受が攻の講談に救われ、自身も講談の世界へ。
敬愛する攻の下でメンタル快復した受は、実はイケメンで人を惹きつける陽キャ君。
これに対して、攻は関西にありがちなさっぱりした顔立ちなのかな?の講談一筋の陰キャくん、という取合わせが面白かった。
陽キャな受に押されがちな攻、でもいざというときは受を守ったり傍についてやったりしているのが『カッコエエ』。
惜しむらくは、二人の初夜が描かれなかったこと。童貞?素人童貞?の攻がそれなりに経験のある受を頑張ってリードして、受がめろめろ〜(絶対なってそうw)になってる姿が見たかった…!
艶っぽい濡れ場を描かれる作家さんなので、えっちシーンももっと長く堪能したかったです。
作中に出てくる講談をググりながら読み進めましたが、実際に講談を聴いてみたくなりました。特に怪談の講談!
講談という文化を継承していこうとそれぞれに努力する二人の姿も眩しく、続編出ないかな〜と期待してしまう作品でした。
主人公の進也と同じく、青嵐の講談に一気に引き込まれるかのようでした。
落語には少し馴染みがあったものの、講談には普段あまり馴染みがなかったものですから、今回の作品は一体どんなお話になるのかなあと探り探り読み進めていたのです。
いやはや見事。序盤で一気に心掴まれました。
最初から最後まで面白い。すごく面白かったです!
読み始めたら止まらなくなってしまって、気がついたらあっという間に読み終えていました。ああ楽しかった!
講談師としてのお話も面白いですし、何より青嵐と進也のキャラクターがツボにはまりにはまってかわいいやらなんやらで、自然とこちらの評価になりました。
京都弁・長屋・あまり見かけない職種・読ませる文章・嫌味のない前向きさ・人情味のある世界・あたりのワードにピンとくる方は、もしかしたらお求めのものが見られるかもしれません。
こちらの作品単体でも問題なく読めます。ぜひ。
パワハラを受けてぼろぼろの状態だった進也がこれほどまでに魅力的な青年になるだなんて、ページをめくってすぐには思いもしませんでした。
それもこれも、傷だらけなことに気が付いていない彼の心と体に青嵐が語る物語がするすると沁みるように入り込んで来たからなんでしょうね。
もう、この進也という青年に好感しか持てなくなるんです。
かわいい。とにかくかわいいです。あざとさ0、純度100%の天然ものの愛らしさというんでしょうか。
青嵐の講談をきっかけに講談師の世界に飛び込んだ彼の成長を追っていく形になりますが、こんな青年応援せずにはいられん!と思えるような非常に魅力的な人なんですよ…!
そんな彼が憧れ慕う、同い年の兄弟子・青嵐も種類が異なるかわいらしさがある人でですね。
これぞツンデレな人なんですけど、ぶっきらぼうながらもとにかく面倒見が良くて、兄さんと慕ってくる進也のことをなんだかんだでかわいがっているのが透けて見えるんです。
高身長で三白眼の体温が低そうな青年が弟弟子にお菓子を手作りしてあげている事実。なんてこった。
そんなあなたもすごくかわいいと思う…なんて思いながら、同い年の彼らの成長と恋路を楽しく追いました。
2人ともかわいくてまっすぐで素敵な関係。
どちらが受けで攻めなのかが途中まで本当にわからなくて、その辺りも個人的にはポイントが高かったです。
いやしかし、キャラクター設定良し・ストーリー良しに加えて、お仕事描写も分かりやすく、馴染みのない職種でも興味を持たせて楽しく読ませてしまう久我先生がすごいです。
毎回本当に知識量に毎度驚かされています。
作中の講談を調べてみたくなりましたし、彼らの講談を本当に聞いているかのようでした。お見事です。
成長ものとしても、お仕事ものとしても楽しめて、なおかつ恋愛面ではきっちり萌えられる素敵な作品でした!
とってもかわいい2人だったなあ。
凄く良かったです!
限界社畜だった主人公・進也が講談師として成功していくサクセスストーリーとしても楽しめ、【猫のようなツンデレ兄弟子×にこにこ懐っこワンコ受け】2人のピュアで可愛いラブストーリーとしても大満足な一冊でした♡
わんこ受け、めちゃくちゃ可愛いですね!
もう、兄弟子の青嵐に尻尾ぶんぶんで「兄さん、兄さん」と懐く進也が可愛くて仕方ない……!
それでいて、爽やかイケメンで老若男女問わず可愛いがられる人たらし。
講談師見習いとして、一生懸命ちょこまか動き回る様子も凄く可愛かったです。
そして、大好きなツンデレ攻め……!
懐っこい進也を「うるさっ」と冷たくあしらいながらも、進也が辛い時やしんどい時はさり気無く気遣い、ソッと寄り添う姿は正に〝猫〟
一定の距離感を保ちつつ、進也を見守る不器用な優しさにキュンとします♡
前半は進也視点、後半は青嵐視点の両視点で楽しめるのも嬉しいポイントですね。
特に、後半の青嵐視点が進也への愛が溢れていて堪りません……!
尻尾ぶんぶんで「兄さん大好き♡」オーラ全開の進也をクールにあしらう青嵐。しかし、そんな進也が可愛くて愛おしくて仕方ない様子がしっかり描かれていて「これだからツンデレ攻め最高なんだよな〜〜〜…!」と思わず悶えました笑
シリーズ物と知らずに購入しましたが、こちら単体でも全く問題なく、講談の世界が丁寧に描かれているので知識が無くても楽しめるかと!
講談師としても恋人としても成長する2人に、「私も頑張ろう」と励まされる一冊でした◎
初読み作家様でした。
「講談師」がテーマのBLって漫画でも小説でも聞いたことがなく、どうしても読んでみたくてコミコミさんで購入。
めっっっっっちゃくちゃ良かった。。。
普段は”溺愛(・それに執着が付くのも良し)攻め”さえいれば、受けキャラはよっぽど酷い性格じゃなければオールオッケー!で、攻め重視なんですが。
こちらの作品は、受けの進也の魅力が際立ってた…!!もうねー、一途で健気でいじらしいワンコなんですけど、、明るくてイケメンで、男らしさも感じるんです。
最近不憫受け・か弱い受けの出てくる作品を立て続けに読んでいたから、余計そう感じるのかもしれないのですが。
攻めより受けの方が印象強くて素敵ーって思うなんて、なんか新たな境地というか、自分でもびっくりです。(あっでも攻め様も十二分に素敵な無愛想溺愛攻めでした…♡)
内容の方もお仕事ものとして骨太で、しかもちゃんと恋愛面でもドキドキ、切ない気分や幸福感も味わえて…最高、の一言に尽きます。
あと個人的に激萌えなのが関西弁!!!(京都弁、なのかな、、?多分…正確に分からなくてすみません;)攻めは奈良出身、受けは京都出身で舞台は大阪。
方言BL大好きなんですよね…2人の終始関西弁での会話が、癖に刺さりまくりんこでした。
あとですねあとですね。2人の初キスシーン、たっまんなかった…!
進也、ようやった!ええぞ、進也!と心の中でエセ関西弁で拍手喝采。
講談について全く知らない状態で読み始めたのですが、冒頭の講談シーンから、涙。
いや、読み始めてまだ2、3分だったんですけれども。
パワハラに疲れ果てた主人公が、偶然入った場所で聞いた講談(赤穂浪士の1人とその下男のお話)に涙するシーンです。
進也のように号泣ではなかったけれど、涙がこぼれました。
号泣する進也にスッと手ぬぐいを差し出す青嵐(せいらん)の挿絵も、本当に素敵・:*+.
関西の講談師のお話でしたが、講談って、東西でも違いがあるんですね。知らなかった!
東京では小拍子は使われない、とのこと。きっとその他にも色んな違いがあるんだろうな。
消耗品の張り扇は講談師自らが手作りする、というのにもビックリ!(これも東西の違いがあって、東京は紙の張り扇、上方は皮の張り扇が多いとか。)
普段全く触れることのない講談の世界。小説を通して存分に感じることができ、満足感が半端ないです。
そうそう、「偏屈、マイペース、ナチュラルボーン上から目線」と周囲から評される、攻め(笑)”ナチュラルボーン上から目線”ってウケる。なんか、BLの世界にはいっぱいいそうな属性ですよね…( ̄∀ ̄)
「講談師」の世界を垣間見るお仕事ものとしても、健気一途陽キャワンコ受け(情報多い)と無愛想溺愛攻めのBがLするお話としても、
最っ高に面白くてページをめくる手が止まりませんでした。
あと、読むと絶対講談を聴きに行きたくなる!読んでる途中に、「講談 どこで見られる 初心者におすすめの話」とかのキーワードでググってしまいました。
これからどんどん寒くなるこの季節だったら、やっぱり赤穂義士伝かな?家族を誘って、ぜひとも行ってみたいです♪
梨とりこ先生挿絵だったので購入。お久しぶりの久我先生だったのですが、いやーん、キャラにツボってめっちゃ楽しかったです!先生有難うございます!嬉しい!しっぽぶんぶんわんこが大好きな方でしたら是非是非。ほんま可愛いんですよっ!雑誌掲載分150Pほど+その続き60Pほど+あとがき。超超超名作「頬にしたたる恋の雨」の関連作になりますが、単独読み、無問題だと思います!
パワハラにより心も体もぼろぼろになっていた時、偶然誘われて入ったところで講談に出会った進也。すっかり引き込まれ、その時の講談師である青嵐のおっかけをし、ついには青嵐の師匠に弟子入りし・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
青右衛門(攻め受けの師匠)、同門の講談師たち、同じ長屋に住む他の芸人たち、常連さんたち、生方(プロデューサー)、人気歌手さん(後半)、パワハラした関係者などなど。基本、みんな温かい方たちなんで、読んでいて嬉しい。
++攻め受けについて
いやこれは攻め受け書いたらあかんよなと思うので、ちょっとぼかして書こう。
兄弟子の青嵐。最初講談を聞いていた進也(パワハラで疲れきっていた)が号泣したのをきっかけに、講談に対する考え方がちょっと変わったのですが、それまではある種類の講談しかしたくない!と頑なな一面があった、講談一筋男。三白眼でおっかない表情したら怖そうに見えるらしいですが、とりこ先生の挿絵で、私はうっとりしてます・・・・めちゃ好き。面倒見いいんですが、素っ気ない様子を見せたり、ほめるんだけど照れちゃって耳の先っちょだけ赤くなったり、あああ可愛いやん、こいつーーーーーーーーーーっと悶える。
かたや進也。こいつは上目遣いされたら全員抱きあげるに違いない捨て犬(おめめくりくり、しっぽぷりぷり柴犬)。高校野球していたイケメン、人間的に後ろめたいところ何一つ無しなまっすぐ人間。今時貴重やろ、こういうタイプ。こいつが可愛いんですよー兄弟子にも負けないぐらい。卑怯にも、感極まると所構わず号泣するんですよね、で、「にいさん、すきだーーーーー」とかってガシって抱き着いてくる。ああ可愛い・・・こういう無自覚人たらし男大好き。
攻め受けのキャラが両方好きで、お話も楽しかったので、萌2にしました!いやー久しぶりに久我先生のご本読んで楽しめて、めっちゃ良かったです!
夢中で一気読みでした。
胸にぐわ〜って迫りっぱなし!
久我さんの芸人物のシリーズ?は全部は読んでないのですが見覚えのある名前がいくつか出てきました。
進也が可愛すぎてどうしてくれようか!
泣いたり笑ったり追いかけてきたり褒め殺したり、天然でイケメンの自覚がなくて素直で…と数えたらきりがないです。
こんな進也だから青嵐も師匠も商店街のみなさんも助けて可愛がってくれるんですね。
もう進也が青嵐にまとわりつくのが可愛くて!兄さん兄さんって。全身で好き好きオーラ出してて。
そんな青嵐のクールで三白眼で面倒見の良いところも萌えます。
進也や青嵐の成長や講談師たちの切磋琢磨や業界の将来や、人情とか恋とか嫉妬とか。読み応えたっぷりでした!
お互いファンに愛想良くするのを心配したり嫉妬したり。カッコいいんだから気をつけろ、いやいや兄さんの方が!ってエンドレスですね(笑)
はぁ〜、最後の方でちょっと勢いが落ちた気もしますがスカっとして泣けてとっても良いお話でした。
青嵐× 進也
個人的には、この作品、
講談に興味ない人(私も含めて)には、ちょっとキツイと思う。
講談のシーンではなくても演目とかが結構出てくるから
恋愛物語だけ楽しもうとすると、ついていくのが大変かもしれない。
仕事に疲れ果てて体も心もボロボロの状態でになった進也が、
偶然聞いた講談師・青嵐の講談に深く感動し、心が救われ、
思い切って講談界に飛び込んで、
青嵐と兄弟弟子になるという始まり。
講談師として青嵐に対等に見てもらいたくて奮闘する進也。
その一途さが最高。
微妙な態度で、恋心が見えない青嵐、
心の隅々を覗き込むような言葉が魅力的で、
実は優しくて進也のことをちゃんと見てくれてる。
書き下ろしは彼の視点で、彼の情熱的に内面が見ることできる。
同年代の兄弟弟子の設定がツボで、
2人の関係が、
淡々と進行して、純粋な愛情に変化していく過程も、
その後の恋人としての日々も、
2人の間に流れる繊細な感情も、
心にじんわりと微糖のように染みわたった。
梨とりこ先生のイラストが、物語の雰囲気にぴったりで、
2人の恋をさらに色濃くしてくれて、素晴らしいです。