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kyuuketsuki to yukai na nakamatachi
新装版2作目。
1作目に続き今作でも細かな表現が時代に合わせて変化していて、旧版をお持ちの方は読み比べてみても楽しめるかもしれません。
そして、挿画を担当されている下村富美さんのイラストも旧版ver+1部リニューアルされて収録されています。
スマートフォンを掴んで一生懸命に飛ぶアルの愛らしさったら!
アルと暁がよく訪れるスーパーの店員視点の書き下ろしも微笑ましくて、にこにこしてしまうな素敵なお話でした。
やっぱり何度読んでも面白い作品ですね。
日本語がまだ拙い状態のアルと、アルに対しては素っ気なさに拍車がかかり、ちょっと怒りっぽくなる暁のやり取りを盛大に勘違いをした津野に肛門科へと送られる暁の図…これには毎回笑ってしまいます。
そんなクスッと笑えるシーンもありつつ、まだ恋とも言えない状態のアルと暁の奇妙な同居生活がゆっくりと変化していく様子がちらりと見られる巻でもありますね。
エンバーミング描写も個人的にすごく好きな巻です。
人との間に壁を作り、いつも無愛想な暁にも臆することなく真っ直ぐにぶつかっていくアル。
アルという人は明るく朗らかだけれど、その一方で誰よりも孤独を知っている人でもあって…だからこそ人の感情に人一倍敏感なのかも。
アルが何気なく言う一言一言に胸があたたかくなったり切なくなったりと、言葉づかいの愛らしさとのギャップもあってなのか、妙に心に残るものがあります。
そんなアルと暮らす暁も、超絶ぶっきらぼうではありつつもなんだかんだで優しくて情が深い人です。懐に入れるまでは長くても、1度懐に入れた相手には優しいんだよなあ。
こちらの巻は分かりやすく恋愛感情が描かれているわけではありません。むしろほぼないに等しいです。
でも、この2人の関係性がなんだかとても心地が良いものになっていく予感しかしないんですよ。
恋になりそうな予感がするというのにまだならない、ほんの少し香るだけの状態をじっくりと楽しめるシリーズかなと思います。
次巻の刊行も楽しみです。
Hollyさんの作品が新レーベルで出版されるのは名作の多いレーベルだっただけに本当にありがたいです。他の作品にもこういう機会があればいいなって思いました。
というわけで、作家様買いなのですが、もともと旧レーベル時(あと同人誌…)に読んだときはそこまで面白さを感じなくて途中で挫折してたのですが…改めて読んだらめちゃくちゃ刺さりました…。BLレーベルでも独特の世界観のある先生なので、一般レーベルの作品でもその軸にあんまりブレがないのは流石としか言いようがないです。
1巻よりBL度数高くなってる気がします(アル⇔暁)。なんつーか、露骨にラブラブしてるやつも好きなんですけど、じんわりと、得体のしれない感情が生まれつつあって、お互いにそれと気づかないけど、行間からラブの気配が感じられるようになるという、ふたりの関係性の湿度の変化を堪能できる巻でした。
基本コミカルなので笑えるんですけど、室井のお母様の場面とか、アルの周囲に対する優しさとか、そういう描写に涙腺を刺激させられてしまい、最終的には無意識のイチャイチャが始まってる奇妙な同居生活が続くっていう流れが、笑→泣→萌っていう感じだったのです。
そして、忽滑谷ファンの方は(私はそうなんですが…)、コミコミさんの特典小冊子はマストバイ!です。このシリーズで続きそうなんで、きっと同梱がない場合でもわざわざポチってしまいそうです…。
新書版は未読です。
文庫版からの読者です。なのでこの先どうなるのか知らずに読んでます。
もうすっかり蝙蝠アルと人型アルとの生活が日常になってる暁。
アルからのスキンシップが少しずつ増えてるのも麻痺しちゃってるよね。寝る前に目元にキスされるのもされるがままの暁。
やめろ!このバカ!とか口悪いけど、押し切ればなんとかなるかもしれんと思わされる。
喧嘩してロッカーの上にいるアルを引きずりおろそうとしてアルの下敷きになってお尻しこたま打って病院行くエピソード面白かったw
1巻で全裸のアルと暁のツーショットを見てから2人はゲイカプだと思い込んでる津野に病院連れて行ってもらったら肛門科に運び込まれて暁お尻の内診されちゃったりしてさー。
前半は、日常パートであれ?この作品って特に事件は起こらないの?って思ってたら急にやってきました。そして今回もアルくん大活躍&大惨事。
人前で脳みそとろりするぐらいの重傷負ってるのに暁が自宅に連れ帰って2日で完治するんだもん。
フィクションだから許される事態だよねw
こんな感じで毎回アルくん殺されかけるの?
エグいな〜。
でも、アルが弱ってる時の暁優しいからな〜。
寂しいから一緒に寝たいって言うと同じベッドで寝てくれるもんね。
学生時代の暁、ゲイ雑誌のグラビア仕事してたってどんな程度だったんだろうか?お尻くらいは見せてたのかな?股間を手で隠したりとか?
暁の過去が気になります。
書き下ろしのお話、面白かった〜。
2人がよく行くローカルスーパーのレジ係橋下さん視点です。美少女Tシャツを買う瞬間を見届けた方です。橋下さんが新装開店記念で差し出した秋葉原Tシャツは着る事があるのだろうか?橋下さん、猫耳Tシャツの方がいいって言ってたのに秋葉原Tシャツにしたって事は猫耳は売り切れたのかな?
2巻は暁の魅力が炸裂した巻でした。
それどころか、とにかく総モテです。本人はそんな事態を1ミリも望んでいない。だからなのか余計にモテ期でした。
分かる。暁がモテるの分かる。荒くれてるけど実は優しいし、美クールだけど熱いし真面目だし。
(やむにやまれず)コウモリ飼ってるし、美的センスも必要とされる技術職。自分のこと語らないからミステリアス。
そりゃモテますわ。
2巻では、困っている人をほっとけない暁につけこむ人が多数現れて、読みながらやきもきすることが多かったです。
最もイライラさせられたのがアルでした。「ぼく?」などと目を丸くされそうですが、そのたどたどしい日本語がまたあざとい。コウモリ可愛いから余計にずるい。
そもそも不法滞在者だという自覚が無いんですよ。目立ったらいけないし、コウモリになったり人間になったりコントロールできないのに、なぜそんなリスクを冒してまで撮影スタジオに行くのか!
というわけで、アルの浅はかな行動に目くじらを立てつつ、暁に切ない眼差しを向け続ける室井に同情しつつ、暁のモテに大きく頷き、暁と忽滑谷の関係性に思いを馳せた2巻。たいへん楽しかったです。
1巻も2巻もアルが身体的に無残な目に遭っているのですが、続巻もずっとこうなのでしょうか。気になります。
そして、裏表紙のあらすじや帯のテンションにはやはり慣れず。