夏屋は、お屋敷の推し作家に執着されました

natsuya ha oyashiki no oshi sakka ni shuuchaku saremashita

夏屋は、お屋敷の推し作家に執着されました
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×23
  • 萌2
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
19
評価数
6
平均
3.3 / 5
神率
0%
著者
髙月まつり 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
こうじま奈月 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784775530207

あらすじ

商店街のはずれにある『お惣菜の夏屋』。怪我をした祖父の後を継いだ夏原 線 の作る惣菜が人気で、常連客が毎日訪れている。  そんなある日、一年ほど前から店に通ってくれているアメリカから来たという超 絶美形が、フラフラと店にやってきた。「かなり腹が減っている」と言うまだ名 前も知らない男に、線が世話焼き好きを発揮し、開店前にもかかわらずメニュー にないサンドウィッチを作ってあげたのだ。しかも、イザークという名のその男 は線たちが愛読している小説の作家だとわかり……!?

表題作夏屋は、お屋敷の推し作家に執着されました

小説家,32歳
惣菜屋の経営者,29歳

レビュー投稿数2

夏屋には"美味しい"が溢れています。

今回は人気小説家と総菜屋の店主のお話です。

受様が常連ながら名も知らなかった攻様の恋人になるまで。

受様兄弟は両親の事故死で
総菜屋を営む祖父に引取られて育ち
受様は祖父の店・夏屋を継ぐことを宣言します。

高校から調理学校をへて調理師となり
祖父の味を引き継げるようになった頃に
祖父が仕込み中に腰を痛めたのをきっかけに
受様が店主として店をきりもりする事となります。

高校生の弟は亡き父に似て評判の王子様な美男子で
受様は周囲も認めるブラコンです。

ある日、早めに開店準備をしていた受様は
受様の弟と同レベルに美形な外国人の常連客に
声をかけられます。彼が今回の攻様です♪

攻様は日本語がとても上手いのですが
寡黙で話しかけない限りあまり話をしないため
受様は彼が1年ほど前に仕事で来日したという程度しか
攻様について知りません。

受様は攻様がまだ総菜がないケースに落胆している様子に
受様は世話焼きな兄貴気質がムクムクしてきて
作りたてのポテトサラダでサンドイッチを作ってあげます。

遅い昼に来店した攻様は総菜をいくつか買い
明日もサンドイッチを食べたいと言いますが
ソレは気まぐれのお節介で継続は出来ません。

攻様も納得はしてくれますがとぼとぼと帰っていく姿が
残念過ぎて受様は放っておけず、来月開催する
新メニュー試食会にくるかと誘ってしまいます。

誘いをきっかけに攻様が人気小説家である事
両親が日本人とのダブルなダブルで日本語名持ちである事
ある大事な用のために来日した事を知る事となります。

以降も攻様は足しげく店に通いますが
ある夜に攻様がやってきた時には既に閉店時間のすぎ
残り物もない状態でした。

風に吹き飛ばされそうな弱弱しさで帰っていく攻様に
受様はどうしようもない罪悪感に襲われてしまい・・・

ある事情で来日した人気作家の攻様と
祖父の総菜屋を引継いで切り盛りする受様の
ドタバタラブコメディになります♪

がっかりする攻様に罪悪感を覚えた受様は
つい自分達の夕食に攻様を誘ってしまうのですよ(笑)

攻様は祖父にも気に入られ、
受様同様ブラコンな弟は対抗意識を燃やすも
攻様が自分の好きなサスペンス小説の作家と知ると
しっかりファンアピールを始めます。

受様にがっつり胃袋掴まれた攻様が
受様にアピールを始めるのは予想通りですが
受様本人は全く自分の気持ちに気付いておらず
弟をヤキモキさせて攻様を悶々させるのに萌えました♡

攻様が日本にやってきた事情を含めて
攻様の謎と秘密が解けて受様が攻様の恋人に収まるまで
とっても楽しく読ませて頂きました。

あとがきの最後まで
美味しそうなお惣菜や食の話題に溢れていて
小腹が空いてたまらない1冊でした (^-^)v

1

美形外国男のアプローチの甘さと惣菜の美味しさ

イザーク ×線

商店街の「お惣菜の夏屋」を祖父の代わりに頼りにされている
29歳の線。
長男としての責任感が溢れる。
イケメンな高校生の弟がいる。

常連客の32歳のイザークが、
父も母も異国の血をひいているから、
その超美形、
エキゾチックな雰囲気には目を奪われちゃう!
しかも、線が大好きな小説家だなんて、
運命の出会い感だね。

線の世話焼き好きが、
まさかイザークの執着なアプローチのきっかけになってしまう!

イザークの突然のキスから、
ノンケな線が
初めて男に感じてしまって泣き慌て、
自慰ながら戸惑う様子が本当にもどかしくて、
その後、
イザークに惹かれていくにも関わらず、
ツンツンっぷりも可愛すぎる!

イザークの男前並外れたテクに、
線の恥ずかしさが全開で、
照れ照れあまあま風呂エッチ見せてくれるのが、
萌え心にも大変嬉しい!

イザークのお屋敷に「隠された秘密」も楽しみなポイント。

全体的に、
線の手作りの絶品惣菜の美味しさが、
読んでいるだけで、
お腹がペコペコになっちゃうくらい!

恋と食の絶妙なバランスが心を温かくしてくれて、
微笑ましい展開の中で、
甘〜いラストが味わえるのが最高でした。

2

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