条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
goshujinsama no yuiitsu no neko gorutovarude no ikenie
めちゃくちゃ面白かったです!
皆さまのレビューを拝見し「焦れったくて悶えるような両片想いBLが読みたい!」の気分だったので購入。
焦れったい2人の見事なすれ違いをヒリヒリ堪能し、終盤からの怒涛の展開にページを捲る手が止まらず一気読み!
まさか、こんなに壮大なお話だったとは……!
皆さまが仰る通り、めちゃくちゃ焦らされました笑
もう、攻め様が鈍感すぎる!!そして、受けちゃんも謙虚すぎて〝お互いに言葉が足りない〟状態に。
お互いを大切に思い「幸せになって欲しい」と願っているのに、2人とも〝俺が幸せにする!〟と言う気概が無いんですよ……こんなに想いあっているのに……!
カーバンクルの攻め様は、本来なら誕生と同時に持つ筈の魔石を持たずに生まれた出来損ないの為「自分と一緒になってもユオラは幸せになれない…」と思い込み、
一方、受けのユオラは下位種族のケットシー故に上位種族のカーバンクルと一緒になれる筈が無い…とハナから諦めていて、読みながら何度も「何でやーー!!!」と叫びたくなりました笑
そんな感じですれ違いながらも、ユオラへの執着心をヒシヒシと感じるイグナート視点をニヤニヤ堪能♡
包容力高めのスパダリ攻めかと思いきや、頑固で思い込みが激しく非常に面倒臭い男…こう言う一癖ある攻め、大好きです!
そして、終盤からの怒涛の伏線回収と、全ての謎が解き明かされる展開に思わず鳥肌が……!
決して揺るがない、2人の深い絆に胸が熱くなりました。
ただ、やっと2人の想いが通じ合い「ラブシーン突入だ!」とワクワクしていたのに、事が性急すぎて濡れ場に色気を感じず……ページ数の問題でしょうか??
「私のユオラ」と言いながら抱くイグ様はとても良かったのですが、取って付けたようなエロに少し萎え…
とは言え、壮大な世界観で読み応え抜群の一冊でした!
壱師先生の次回作を楽しみにしております♪
※中盤にモブレっぽい描写があるので苦手な方はご注意を!
(未遂ですが、下着を脱がされるシーンがあります)
こちらの作品がデビュー作ということで、もちろん初読み作家さまでした。あとがきを読むかぎり作者さまの書きたかった萌を詰めたお話だという事は伝わって来ました。ちゃんと書きたかった事は表現出来てると思いました。
お互いに思い合っているのに言葉が足らないばかりにすれ違う両片思いは好みでしたが、何度か少しやり過ぎだと感じました。特にイグナートの鈍感さとユオラの愚鈍さに時には苛ついてしまって、たまにやり過ぎで不自然さも感じました。
後半になって明かされるイグナートとユオラについての秘密は見事だったと思いました。
ただ、残念だったのはその書きたい内容に筆力が追いついてない事だと思いました。こればかりは経験と慣れだと思うので、これからの作品に期待して星4(萌2)にさせていただきました。
初めましての先生で、ルビーさん信じて購入。あーなるほどそうきたか!と思いましたが少々もどかし過ぎて「いー」となってしまったので、中立よりの萌にしました。本編210ほど+あとがき。健気どファンタジーや、にぶちん攻めが好物な方でしたらオススメてす。
ケットシー(猫型獣人)だけど赤子の時にカーバンクル(ドラゴン系一族)の名門ゴルトヴァルデ家の奥様に拾われ、育ててもらったユオラ。今ではケットシーのアイトシュタット王国とゴルトヴァルデ共和国の間に一人住まわされアイトシュタットから差出された人質のような扱いになっています。ある日、主と心に定めているゴルトヴァルデ家三男のイグナートから「ケットシーの王子と結婚することになった。これからは自由だ」と告げられ…と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
レヌ(攻め受けの幼馴染)、ヴーレン(攻めの婚約者)ぐらいでは。
++攻め受けについて
受けは直球ど健気さん。敬愛する主イグナートにいつまでも仕えていたいと願い、主の悩みを解決したいと密かにあれこれ頑張っている方。生活に困らない程度の魔力あり。容姿がキラキラとかいう記載はないですが、無垢ピュアピュアな感じです。(もちろん童貞、性行為一切なし)
攻めがなあ………
ストレート黒髪ロン毛に紅い瞳のキランキランイケメンなのはバッチリ大好き。声を荒げるタイプではなく穏やか系で、ユオラに「私のユオラ」などと優しく言うタイプ♡ええやんええやん!
なのに。
結婚するねん、だからもう自由やで、でもできれば目の届く所に住んでほしいわ、ってどゆこと?????
受けさんが、あんさんに向ける敬愛の念ぐらい、わかるやろ???なんなん、あんた?鈍感にも程があるっちゅうねん(# ゚Д゚)
と腹立って腹立ってですね…めちゃタイプな攻めやのに。冒頭から続く攻めの斜め上の考えに怒り心頭。お話は「おお」と思うところあって、楽しめたんですけど、攻めへの怒りが消えなかった一冊でした。
こちらが作家さんのデビュー作とのことです。
魔石を持って産まれてくるカーバンクルや、ケットシーと呼ばれる猫獣人たち。魔力を持つ種族間のヒエラルキーのようなものだったり、常に木々が黄金に色付く森など、作家さんならではの独自設定がルビー文庫レーベルらしいファンタジー要素もきっちりとおさえています。
はらはらと舞う黄金の葉が目に浮かぶような、丁寧で美しい情景描写に好感が持てました。きっと綺麗なんだろうな。
お話はというと、出版社によるあらすじの通りと言えばその通りなのですが…もっとシンプルに噛み砕くと、両片思いの誤解と思い込みとすれ違いを両視点で目一杯楽しむ作品かなと思います。
攻めのイグナートも受けのユオラも、お互いのことを大切に想っているのがどちらの視点からも伝わって来て、2人ともすごく健気なんですよ。
これぞ両片思い。これぞ誤解と思い込みが楽しめます。
ただちょっと、気の短い私にはもだもだ部分がいかんせん長く感じてしまいました。気の長い方でしたらもっと楽しめるかもしれません。
というのも、攻めのイグナートがものすごーーく!鈍感な人すぎて萌えるに萌えられなかったんですね。それも真面目な鈍感なので…鈍感っぷりも非常に真面目です。
良い男ではあるんですよ。でも、なぜその考え方になる?と思ってしまうくらい思考回路がカッチコチでして…ユオラが健気な良い子であればあるほど、おのれはなぜ分からんのだとイグナートの尻をぺちっと引っ叩きたくなってしまいました。
物語の展開は想像していたよりももっと壮大で、読み進めながら予想していたものがどんどんと外れていく面白さがあっただけに、恋愛部分にもっとグッと惹かれるものがあればと惜しいです。
終盤は盛り上がりもありつつ、若干駆け足気味なのが気になりました。長い長い両片思いなわけですから、ユオラが愛されて愛されて仕方がない図がもっと良かったのではないかなと思ったり…ドカンと萌えるご褒美がほしかったかも。ちょっと勿体ないなと。
幼馴染のようでもあり主従のような関係性はおいしいですし、あちこちに置かれた疑問が繋がってひろがっていく展開は面白かったです。
丁寧な描写が光る、次回作も読んでみたくなる作家さんの1冊でした。ファンタジーはもちろん、現代ものも読んでみたいです。
受様が攻様の婚約者の策略に巻き込まれた事で
攻様の想いを知り、伴侶となるまで。
この世界は魔力の保有量で種族に格差があります。
受様は猫から生まれたケットシーですが
魔力は高くなく人間よりも少し身体能力に恵まれた程度の
下位種です。
常に搾取される側のケットシーは群れたりしないため、
ケットシーが治めるアイトシュタット王国は
非常に珍しい存在です。
アイトシュタットが存在し続けられるのは
国に入る領地をカーバングルのゴルトヴァルデ共和国に
内包されているからに外なりません。
カーバングルはドラゴンを祖とする上位種で
強大な力を秘めるもの個体数が少なく同族意識が強い上に
温厚で慈悲深く戦いを好まない種族です。
受様はゴルトヴァルデの森に捨てられた孤児で
攻様の母親に拾われて攻様を兄とも慕って共に育ち
長じては二国の領地の中ほどにある森で暮らすことで
アイトシュタットへ侵略する意思の無さを示す
「ゴルトヴァルデの生贄」となります。
受様はそんな暮らし不満はありませんが
攻様は受様に不自由を強いていると思っていて
自らのアイトシュタットの男性ケットシーとの婚姻で
受様に自由を与えようとするのです。
受様は攻様の傍らに同族の姿を見るのは胸が痛く
森から出て他国へ行ってみようと思うのですが・・・
角川ルビー小説大賞の激励賞受賞作で
幼い頃から主と定めた攻様を一途に慕う受様と
生誕時に不吉な予言をされた攻様の恋物語になります。
攻様はゴルトヴァルデ家の三男ですが
カーバングルが必ず持つ魔石を持たずに生まれた為に
忌み子しとして扱われて育ったため
自分を一途に敬愛する受様を大切に思っていたのですが
受様はゴルドヴアルデ家に逗留する賓客にして
攻様の親友を何かと頼っているために
攻様は受様の好きな人=親友と思い込んでいます。
そんな訳がない事は攻様以外の誰の目にも明らかなのですが
こんな2人に攻様の婚約者となったケットシーが絡んだ事で
物語は不運な気配を纏い始めます。
攻様の婚約者は攻様に嫁ぐ事を良しとしないばかりか
策略を巡らせて悪しき未来を引寄せようと
受様を拉致って、攻様を最悪の事態に追い込む展開に
どうなるのかとハラハラが止まりませんでした。
もふもふ系ファンタジーは大好きですし
受様が大好きな攻様の頑張っているのは良いものの
対する攻様の受様に対する思考が斜めすぎです(苦笑)
受様を攻様の未来への歯止めとした展開は
とても面白いと思ったのですが
物語の全容がわかるまで
受様がどこまで苦しめられるのかわからず
あまり楽しくワクワクは出来ませんでしたため
「萌」とします。