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afureru ai wo sosoide
森泉蓮は、食堂でバイトをしている22歳。幼稚園の時に父が、中学生の時に母が亡くなり、今は亡き両親が残してくれた古い家で、もう8年もひとり暮らしをしています。
出前の帰り、美術商のウィンドウの中に両親の思い出の詰まった睡蓮鉢を見つけてしまいます。
自分が生まれたときに父が有名な作家に作ってもらい、家族の思い出の象徴だった睡蓮鉢でしたが、生活に困り蓮が手放したものだったのです。
だから、空っぽだったことがすごく哀しかったんです。
谷島は、両親が残してくれた財産を元手に、投資家として名を馳せたお金持ち。
友人でもあり顧問弁護士でもある深草に、蓮の話をします。「一目惚れだ」と。
そして、蓮の事情を蓮の知らないところで全部知ってしまった谷島は、何とか蓮を守っていきたいと思うようになります。もちろん、愛ゆえですが。
谷島は、若く(20歳の頃で、今は30歳)して両親を亡くしたとき、財産をたくさん手にしましたが、何のために生きているのかわからなくなってしまいました。
両親が与えてくれた愛を、今度は恵まれない子供たちに希望を与えようと思い、生きる希望を見いだしたんです。
台風の近づいたある日、蓮の家は屋根が吹き飛ばされ谷島の自宅に避難します。が、あまりの豪華な自宅を見た蓮は、騙されていたんだ、ウソをつかれていたんだ、ホントのことは話してもらっていなかったんだ、とショックを受けます
谷島はまた蓮を自宅に連れて行き、家族同様の使用人たちに紹介します。
そこで、谷島自身が今まで黙っていたことをすべて蓮に話します。最初に蓮に話すべきだったんでしょうけど、裕福な人に偏見を持っていた蓮に嫌われたくない一心だったんです。
ようやく谷島の気持ちが、蓮の心にも届きます。
同じ作家が作った、蓮の家には睡蓮鉢が、谷島の家には水柱が存在しました。まるで対のような。谷島は「渇いた人があれば、惜しまずに水を与えなさい」と言われ、蓮は「人の気持ちを、余すところなく受け止められるように」と、言われていました。
運命の出会い、出会うべくしてであった二人だったわけです。
愛に渇いていた蓮が、溢れる愛を谷島から注いでもらい、この先どんな花を咲かせていくんでしょうね。