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shinigami to shinjuuya
面白かったーー!キャラ・ストーリー全てが好みすぎて、めちゃくちゃ楽しめました。
「一緒に逝こう」と霊を誘惑して成仏させる〝心中屋〟こと死にたがりな除霊師・伏原と、曰く付き物品を収集し、〝死神〟の異名を持つ古物商の吉岡。
他の同業者が匙を投げるような質の悪い悪霊も、たった一晩で成仏させてしまう…性格も性質も正反対な最強バディに激しく萌える、オカルトBLです!
本格的なホラー描写にゾクッとしつつ、飄々として掴みどころのない吉岡さんと、そんな吉岡さんをツンツン態度で受け流す伏原君のコミカルなやり取りにクスッと笑えて、ホラー展開もそこまで怖くならずに楽しめました。
と言うか正直、伏原君の除霊シーンがエロくて怖さどころじゃなかった……!
「いいよ、おいで」とか「一緒に逝こう」とか…幽霊を誘うシーンの色気が凄いのなんの。
〝幽霊と寝る〟異名は伊達では無いですね……
そして、幽霊の希望により23歳にしてDK制服を着せられる伏原君は立派なお色気要因で、その着替えシーンを食い入るように見る吉岡さんに、思わず笑っちゃいました。
そんな吉岡さんは、喪服のような黒スーツ&黒ネクタイで革手袋。そして、その手には玄翁(藁人形を打つ金槌)。
この出で立ちに私の厨二心が擽られて、擽られて……
もう、モデルのようなスマートな姿で玄翁を振り回す様子に、めちゃくちゃ滾りましたね!!!!!
少年漫画に出てくる〝食えないキャラ〟大好き人間の性癖をゴリッゴリに抉ってくる、素晴らしい攻め様でした。
普段は飄々として気障な吉岡さんですが、実は世話焼きで無気力な伏原君を常に心配し、〝心中屋〟な伏原君を死なせまいと隠れて必死に手を打つスパダリ感が堪りません…!
一方、そんな吉岡さんを「うぜぇ…」と嫌う伏原くん。
吉岡さんには常にツンツン冷たい態度ですが、後半では形勢逆転!
死にかける吉岡さんへの怒りや、幽霊への嫉妬心を露にする様子に萌え転がりました……
ツンツンからのデレが凄い……
デレ全開で甘える伏原君は、無自覚煽りの天才です……!
本格ホラーも楽しめるストーリーは申し分なく、除霊仕事を通してゆっくり距離を縮めていく凸凹バディな2人の関係性に大変萌える作品でした。バディ萌な方に是非!
面白かった〜!キャラ文庫さんのフェアに合わせて購入したこちら、大好きなお話でした。
幼い頃の悲惨な事件に囚われ苦しむツンデレ受け・伏原(ふしはら)と、なんでも人以上にできてしまい劣等感?何それ?という無双攻め・吉岡。
なんでも出来るが故にできない人には共感できない、何にも執着しないという攻め(こう書いているとただただ、嫌味な奴〜!笑)が、ただ一人伏原だけには執着し甘やかし手に入れようとする姿に、たまらなくゾクゾクして萌えたー…!
主人公・伏原が、様々な悪霊退治の依頼を、なぜかいつも現場に後から現れる吉岡と共に解決していく(羽目になる)心霊バディものです。
伏原が依頼で訪れる現場に、なぜかいつもいつも現れる吉岡。
後半、吉岡本人の口から明らかにされる事実に胸キュンでした。受け君を追いかけて追いかけて追いかける攻め、大好きなやつ…!刺さる…
そして、自分の気持ちを認めるまでに長い長い時間がかかった伏原だけれど、いったん「ツン」の仮面が外れると、素直になったその言動が最っ高に可愛くて…!
思いっきり可愛がりたくなる吉岡の気持ちが分かりみ大きすぎる。ツンデレ君の振り幅最高です✨
伏原の暗い過去は読んでいて悲しくなるものだったけれど…
これから先いくら伏原が暗いところに落ちそうになっても、隣に吉岡がいればきっと問題ないよね、と明るい未来と安心感をグッと感じさせてくれるラスト。
爽やかな読後感に大満足の一冊でした・:*+.
兼守先生なのでマストバイ。面白かった!渡海先生の、こういうちょっとおっかない異能もの?といえばいいのかな、好きです!忘れなさそうと思ったので萌2にしました。オカルト色ありますが、暗い所は大嫌いなビビりの私でも読めましたことをご報告しておきます♡本編250p弱+あとがき。いいんですよ、攻めが。
曰く付きの物件等を訪問し、その理由となっている怪異を何とか昇天させることを生業としている真希(まさき)。怪異に話しかけ「一緒に死んでやるよ」と慰めることからついた二つ名が「心中屋」。その日もある物件で怪異と話していたら「死神」という二つ名を持っている吉岡が現場に割り込んできて・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
受け母(故人)、怪異とその関係者ぐらい(笑)健康的な感じしないと思いますが、攻めが陽キャなんで、まったく気にならないです。
++ 攻め受けについて
受けはある事情により死にそびれたと感じている方。だから未練を残している霊なんかに「一緒に逝こう?」などと囁いちゃうんです。本人自覚なしだけどどうやら色香あるらしく大抵の霊魂はいちころ、あっさり昇天しちゃう。ただ本人はほんとに一緒に逝きたいと思ってるのに残っちゃうから「またかよ・・・」的がっかり感満載なんです。生きていく意思薄いので、勿論生活力ゼロ。美人なのに残念すぎるっていう状態。
攻めは細身マッチョで、なんか持っているのか、何もしなくても何でもできちゃう天才、神に愛された系の方なんですが、霊能力は無し。うっかりヤバイところにいっても本人は無傷で生き残り、その他には死人が出るというシチュが重なり、ついた二つ名が「死神」。細身イケメン、ハイブランドの黒いスーツ着たらランウェイ歩いて♡と言いたくなるような方のはずなのに、得物は玄翁(大振りの金づち)(爆笑)。閉じ込められてもぶん回して壊して出てきちゃうwww キャラクターも陽性なんで、この方だからこそ出せた軽い味わいというか、前向きな印象というか。良かったんです、このキャラ。
攻めのキャラが好きで、その恋心にいたく「うんうん」とシンクロできて、お話も面白かったので、読んで良かったわーと思った一冊でした!オカルト大丈夫な方、ぜひぜひ!
今回は死神と呼ばれる古物商と
心中屋の二つ名を持つ拝み屋のお話です。
死にたがりの受様が攻様と関わる事で生き方を変えるまで。
受様はいわゆる拝み屋や祓い屋と言われる
除霊を生業としています。
受様への依頼は神主や坊主や他の祓い屋が匙を投げた案件で
破格の報酬である事が多く
今回も建て替えのために屋敷を解体しようとしたものの
何かしらのトラブルで濃い字が全く進まないと
不動産屋から依頼を受けてやってきたのは
3年前に主が死んで幽霊屋敷と呼ばれる館でした。
全てに分厚い埃が積もり、空気も黴臭い中
最後に辿り着いた書斎にて
受様は屋敷の持ち主らしい赤黒い影の男と対します。
受様がとうに亡くなった男に
「一緒に逝ってやろうか」と手を差し伸べていると
黒いスーツの男が現れ、霊を吹き飛ばしてしまいます。
この男こそが今回の攻様です♪
攻様は貴公子然とした美丈夫で
曰く付きの者を趣味と実益を兼ねて収集し
好事家に売りつける古物商をしています。
攻様は古物商を本職としますが
霊障のある骨董品をその場から持ち去る事で
結果的に災いを遠ざける形となり
拝み屋の類として依頼を受けることが多く
たいていの人が嫌がるような依頼が
受様同様、攻様にももたらされているようで
よく現場がかち合う事がありました。
攻様は受様のように霊が見える訳ではありませんが
霊にとっては忌避したい存在らしく、力の弱い死霊なら
近づくだけで消し飛んでしまうのです。
今回も攻様の出現で霊は消えてしまいますが
部屋の空気は冷ややかなままで嫌な感じは消えません。
幽霊屋敷の霊は先の男性だけではないのか!?
受様達は依頼を完遂できるのか!?
霊との心中を望む受様と古物商の攻様の
オカルトテイストの恋物語になります。
霊障事件を解決していく中で
受様の事情や攻様の想いが明らかになっていきます。
受様が心中屋と呼ばれる理由となっている
霊と共に死にたいという思考は
彼の母親に起因されていて哀しいです。
受様の目には破天荒で傍若無人に映る攻様ですが
受様に見えるのは彼の装った一面であり
依頼を解決していく中で
死んでしまった人々と残された人々の想いと
攻様が抱く切なる願いにジンとさせられました。
渡海先生のオカルト系は
結末が予想できないお話が多いのですが
今回もこう来るか!? な終着点で
たいへん楽しく読ませて頂きました。
厄介な霊を自分も一緒に逝く気持ちで触れ合って除霊する伏原と現場から遺品を収集する吉岡の物語。ちょっと変わったテーマで面白かった。伏原がなぜそれほど自分も一緒に霊と逝こうとするのか、それには悲しい経験があるんですが…。
吉岡の鈍感力?と伏原に対しての想いとか伏原が生きることに対して抱える気持ちとか…色々色々あるわけですが、最後はああ…良かったなぁ。伏原がそんな気持ちになれて良かったなぁと感じる場面が多々あり…吉岡しっかり掴まえといてな!!とすっきりして読了☺️
暑いしホラーっていいかな、、とキャラさんのフェアで購入!
”憑き物ごと愛してよ”を読んだときに、渡海先生ってオカルトうまいんだな〜って設定もなんだか変で面白かったしかなり好きな作品でした。そして今回は、兼守先生のクールでスタイリッシュなイラストが気分をかなり上げてくれました。
というわけで、オカルト事件簿とバディものとしてはとても楽しめましたが、BLはやや薄かったかもな〜というわけで萌的にはそんなに高くなかったんですけど、作品としては面白かったです。
”強運”ってなんなんだろ?ってゆーのも考えちゃいました。攻めさんが、あまりにも強運すぎて無感動(?)な人生を送ってて、ある時呪い殺されそうになってから人生観がガラっと変わったっていうエピがやたら印象的だったんですよね。うんうん、そういうもんなのかもしれない…って、ホロスコープのハードアスペクトの解釈みたいで深い。「曰く付き」って悪い意味でしか見てなかったけど、そのくらいのクセがあるほうが人もモノも愛着湧くのかもしんないですねw「曰く付き」の受けってかなりクセ強な設定ですよね。高級スーツを着た”死神”も強々なビジュアルイメージなんで、こーゆーの実写ドラマ向けだよな(普通にバディものになるが…)と思ったり、、
本格的に怖い描写もあるので、ホラー好きさんの夏休みの読書にオススメです。
「憑き物ごと愛してよ」とか今まで読んだことのある渡海奈穂先生の作品の数々が好きだったのですが、どうやら今回は期待し過ぎていたかもしれません。
兼守美行先生のイラストも素敵だし、カバー裏のあらすじも面白そうだったし、ホラー大好きなので期待していたんです。
ですが読み進めるうちに伏原の事が好きになれない事に気が付いてしまい、途中から苦痛になって来てしまいました。主人公を好きになれないって、作品を読むのにこれ程の苦行は無いんですよ。
それは彼の考え方とか、彼が囚われている人物についてでした。最初のうちは容姿だけで伏原にとってどんな人なのか匂わせるだけでした。これが母親ならつまらないなぁと思ってたらドンピシャで凄くガッカリしました。途端にチンケなお話に変わったような錯覚に陥ってしまったんです。
こちらは書き下ろしでしたが、雑誌で読んでいたら購入しなかったと思います。
それと伏原が引き受けた除霊の仕事も、この長さに詰め込み過ぎだと思いました。確かにホラーが多いのは面白いし、吉岡への伏原の気持ちが変化する上で必要でした。
でも、終盤の2人の思いが通い合うところが唐突に感じたのも確かで、書くべき焦点が合っていなかったからではと思いました。
なかなか伏原が自分の気持ちを認めようとしないのでエロが少ないのは良かったんですが、上記の理由でこのカップルに思い入れが無いので飛ばし読みしてしまいました。
それからちるちるさんのあらすじにある「災厄レベルに強い守護霊を持つ青年の純愛!!」とありますが、どこから持って来て吉岡が「災厄レベルに強い守護霊を持つ青年」なんですかね。作中の彼の言葉と矛盾してるし、カバー裏のあらすじを載せるべきだと思いました。