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jujin no kyukon
帯の期待通りにあまいお話でした。
割と王道かな。分かりやすい文章とストーリーの流れが目に心地よくサラッと読むことができました。
でも、甘いストーリーの序盤はしょっぱい。主人公・エリオルは王族でありながら側室の子ということでその境遇は不憫なものでした。満足と言えない彼の生活に変化があったのは、獣人の子ども・ジュードを拾った(助けた)こと。
誰にも内緒で一緒に過ごしていくエリオルとジュードでしたが、別れの時が訪れます。そのとき2人は番になりました。
そして14年後…と時は流れていきます。
この作品には「番」はあるけど、オメガバースではありません。エリオルは人間、ジュードは獣人で、異種間でも番えるという世界観です。
14年後、エリオルを伴侶に欲しいと願うロードリア国からの要請に応え嫁いでいくエリオル。そこで出会ったのは、かつて一緒に過ごしたことのあるジュードでした。
彼は実はロードリア国の国王で、幼き日に番ったエリオルを迎えに来ました。なんともドラマチックでキャーキャー♡な再会になりました。
はい、こっからはジュードの溺愛ターンに突入です。
ジュードはエリオルを正妃に迎えるために国王になった程、エリオルのことを想い続けていました。それまで一緒にいられなかった時間を埋めるように、エリオルに絶えず愛を注ぎこむジュード。エリオルも当然それを受け入れるかと思いきや、そう簡単にはいかず…
エリオルの自己肯定感の低さが、正妃になることにセーブをかけています。
嫁いできて番であるジュードに出会った嬉しさはあれど、自分みたいな人間が伴侶で良いのかと悩むことでいっぱいなエリオル。幸せなのに幸せじゃない気持ちの半々で、ジュードがたくさんの愛情をエリオルに向けていたとしても、不安ない気持ちを抱いたままです。
エリオルが心からジュードに寄り添っていきたいと強く願うまで、ちょっと時間がかかるかな…。ここは温かく見守っていって欲しいところですね。最後には幸せな結末が待っていますのでここは我慢です。
甘い作品は大好きなので、楽しく読むことができました。悲しくて切ないシーンはあるけど、かえってそれが甘さを引き立たせています。
14年前のあの子が…まさかの国王だったというドラマチック展開はドッキリンコ。まさに王道のシンデレラストーリーでした。
ようやく結ばれた2人は幸せの絶頂。エリオルを苦しめるものから守りたいとするジュードの気持ちが素敵すぎました。カッコいいです。
そんなカッコいい国王も、天然無自覚エロ可愛いエリオルの前では全面降伏。欲望を抑えきれずに激しく抱いちゃうジュードの苦悩が面白かったです。
こちらは「獣人の最愛」とは関係ありません。てっきり続編かと思ってました。
うーん、主人公エリオルが不憫で。仕方なく生かしているがなんの価値もないのだと、母に何かあるたびに鞭で打たれたり、使用人にも蔑まれ…。4歳頃からずっと辺境にある屋敷に軟禁され部屋も出るのを許されず。
ならなんで産んだの?そもそも母親の素行の悪さでこうなったんだよね?なんでそこまでエリオルが辛い目にあって価値がないと扱うのか?そこが納得いかないままでした。
7歳の時にジュードと出会い寄り添うような触れ合いが唯一の人生の幸せな出来事で。
そして14年後…。
エリオルが命じられるまま流されていくのが、立場の問題なのか本人の問題なのか…。
何もかもジュードに助けられ支えられ守られ。再会できて良かったんですけど、いきなり始めちゃうし…。
なんか主人公は流されるままで、ジュードに再会してからは幸せだけど、僕でいいのか?な葛藤ばかりだし。エリオルがもっと骨のある人物だったらまた違ったかな。
もう天野作品は買わないように「獣人の最愛」は中立にしていたというのにまた購入してました。きっとコミコミスタジオさんのツイートやDMの購買意欲の誘い方が上手いんだと思います。実際に蓮川愛先生のイラストは素敵だったし、あらすじもお話の流れが想像出来るけれど凄く好みでした。
私は読んでる途中で一度評価をするんですが、その時は萌2にしていました。エリオルを迎えに来たジュードと再開する場面に、凄くワクワクした記憶があります。そして案の定な宰相の嫌味に、自己肯定感の低いエリオルがグルグル悩むのは天野作品の受けにありがちなので、その辺はスルー出来ました。
ただね、このジュードが出来た男でしてちゃんと宰相とエリオルが再び逢う機会を設けて謝罪させてるし、信用のおけない専属侍従は解雇して身元の確かなミケーレという少年を新たに配属してるんです。
だったら何が不満と言われるか知れませんが、かなり大事な場面が端折られていたんです。
ジュードが新たに雇った龍族のナルカという家庭教師のおかげで、エリオルはかなり前向きになっていました。
それなのにジュードが発情期を番と初めて一緒に迎えるという大事な時期に、エリオルが拐われてしまうんです。この拐い方もかなり謎でエリオルは城の3階の部屋にいる筈なのに、近衛兵とか誰も気が付かなかったのかと不思議でした。
そして、エリオルが拐われた先で危機に陥った時にジュードが駆け付けるんですが、余裕満々だった賊がジュードを見て急に怯え出すんです。
ジュードは見事に賊を倒してエリオルを助けだすんですが、凄く短い時間の間にどうしてエリオルの居場所が分かったのかは言及されてません。そして、拐われた時に一緒にいたミケーレは無事だったのでしょうか?
嫌な予感がしつつ最後まで読み進めたら、案の定結婚式のシーンになってるじゃあありませんか!発狂しそうになりました。馬車の中の発情期セックスとか要らないから、その事をちゃんと書いて欲しかったです。そして賊がジュードに凄く怯えた理由も抜けてました。理由を書かないならば意味ありげに書かないで省いて欲しかったです。
しかも結婚式の国民の熱狂ぶりと子供も生まれるかもしれないと知り、宰相が嫌味を言って来た意味も分からなくなりました。
第一王子なんて名前しか出て来なかったんだから、彼がどうなったかより賊を手引きしたお針子の処分が知りたかったです。
唯一納得出来たのはジュードが「エリオルを酷い目に遭わせた人間はもういないから、安心していい」と言ったシーンでしょうか?それってエリオルの父王とか皆殺っちゃったんだよね!と思いました。
「痒いところに手が届かない」のが天野作品の特徴だと思います。以前はルビー文庫だからだと思ってましたが、同じボリュームにギュッと濃縮したようなお話を発表している作家さまもいらっしゃるので、天野かづき先生の特徴なのだと思います。
これからは天野作品のケモ耳に騙されないようにしたいと思います。
蓮川先生なのでマストバイ。天然寄りな受けや、攻めの耳しっぽ記載は可愛かったですが、さらっと読み終えたので萌にしました。天然寄り受けや、耳しっぽある攻めがお好きな方でしたらよいのかも。本編220pほど+あとがき。
部屋から出ないように育てられているエリオル。ある冬の日に外のつららを見ていたら、庭の隅っこに何かが落っこちていることに気付きます。気になったので拾い上げてみると耳付き獣人のお子様で・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
ローガン(攻めの国の宰相)、マルクス、ミケーレ(受けの側仕え)、ナルカ(受けの家庭教師)ぐらいかな。
++攻め受けについて
受けは母国ではほとんど閉じ込められて生活していた方。両親から愛情らしい愛情も受けてなくて、よくまあ、こんな天然天使に育ったな?と思います。自分からあんまり行動をおこすことが無い感じかなあ。提供される食事が体に合わないタイプのものなのに、変えてくれって言わないで黙って痩せていく(笑)。人を疑うことも無さそう。スレたところがない。攻めさんに「番であることを確かめさせて」と言われると、はいどうぞって項を見せるという天然ぶり。ただ芯が強そうなので、これからも二人で頑張っていけるかも。
攻めはただただ受けを迎えたいがために頑張って国王になって迎えにいく、頑張り屋さん。幼いころの番契約なんだけど、獣人にとって番契約というのは、ほんとに一生ものみたいです。再会した瞬間に好き好きモード発動、さくっとイタしちゃう。あらまー。めっちゃカッコいい攻めとめっちゃキレイな受けだからいいんですけどね。めっちゃ戦闘能力高いとか、政治的に有能というところが分かるシーンはいっぱい無く、受けとのコミュニケーションがうまく行かなかったら耳がへにょんとなったりしているので、どっちかというと可愛い年下という印象でした。
攻め受けともキャラにめちゃ萌えるというものはなく、お話も王道だったかなと思います。小説、ファンタジー初めての方でも読みやすいと思います。
あんなに発情期発情期煽るから
すごく楽しみにしてたのに
あんなんじゃ朝チュンと変わらん٩(๑`^´๑)۶
おいといて
獣人です。ケモ耳万歳。
なんやかんやメイドのワンコが尻尾ゆらす
エピソードが一番かわいかった気がするな。
幼い頃から虐げられてきた受
たまたま偶然助けたケモ耳つきの少年と番になった
しかし少年は迎えが来たと受の元を去ってしまう
それから14年。。
再会して即合体とは天野さんらしいなと思いつつ(笑
今回は比較的最初から両想いなので
山なし谷なしのBLらしい作品だったかなと思います。
意地悪されたのも最初だけで
案外アッサリ終了
跡継ぎ問題も何のその。
最後の楽しみだった発情期イベントも
アッサリ終わって悲しい。
サラッと読了