ボタンを押すと即立ち読みできます!
ouse wo kasanete
初読み作家。
過去作の賞歴を調べると、
エブリスタ、アルファポリス、小説家になろう、フジョッシーに作品投稿をしていて、fujossiで受賞歴があった。
「君はもう黙ってここで愛でられていろ」
優秀賞 「オフィスラブ」BL小説コンテスト
・・加筆修正されたものがAmazon kindleで読める。
今作は、Unlimitedで読了。
もともとfujossiに置かれている作品に加筆した電子版。
「[書庫企画ルクイユ] 超短編作品(5,000字未満)集まれ!」に2019年に参加した作品で、元のタイトルは「逢瀬」
ヘタレ攻め×誘い受け
お互いにセフレで割り切ろうとしていて、気持ちを確かめることが出来ずにいる。
元は5000字未満の短編が、こんなに膨らむのか、と、創作力に感心。
もっと面白い良い作品を創作できそうな人だと思う。
短文のままでも、起承転結と伏線がちゃんとしこまれていて、
文は全体に明るくてテンポが良い。
両片思いの切ない気持ちが一場面で語られるので、まるで舞台を見ているみたいな雰囲気で、胸がきゅんとしました。
最初の告白からその先のお誘いまで、全部受けが積極的にリードして出来上がったカップルです。互いに互いを思いやっての切ないすれ違いが大阪弁で語られていきますが、それがとても切なくて、いい感じなのです。
ヘタレ攻め×誘い受けとあらすじに書いてある通り、攻めがなかなか自分の気持ちを言い出せないのですが、そのじれったい感じが好きな人には刺さると思います。
わたしは面白かったです、おすすめ!
短編だし、サクッと読んじゃおーと思って読んでみました。
うーーん…お話がやっぱり短いので描ききれてない描写が多々あって、評価が難しいけど「中立」にしました。
これは完全に好みの問題ですね。私が攻めの寛人が好みじゃなかっただけのことです。
お話としては私の好きな現代もの。
お互いが付き合っていて好き同士なのに、セフレみたいな関係になってしまっているというお話です。
付き合ってるのにセフレとは何ぞや。って感じなんですが、寛人が智哉に溺れまくるのを恐れて地元から離れた大学に進学・就職するんです。しかも智哉に相談もしない。……意味わからんって感じで読んでいくと、遠距離になっても寛人からは智哉にアクションは起こさず、全部智哉が寛人にグイグイ来てるって感じです。当然智哉は不安になるんですよね、自分たちってセフレなのかなって。
一歩寛人は、智哉が遠方なのに関わらず、遊びに来てくれるのを嬉しがってます。内心で思うだけで言葉にしないのが腹立ちます。
口語調でお互いの視点から交互に語られているので、結構臨場感があります。ストーリーも、おっ?と思うくらい面白いのに、寛人が面倒くさすぎて自分勝手でウジウジしていて、私の好みじゃなかったです。
それで智哉が別れようって切り出してから狼狽えて、別れたくない。なんでそんなこと言うの?と、急に引き留め始めて。はぁ〜?あんたの今までの態度だよって感じです。
そこからは別人のように別れたくない理由を語り始め、智哉への想いを語る語る。
あんたねー!初めから伝えとけよって。
大事なら捕まえとけよ、ウジウジ面倒くさいヤツ。と、言葉悪いですが(オホホ)思ってしまいました。
智哉も受け入れて欲しくないと思っていたけど、それだとバッドエンドですからね…物語が成立しないよね(笑)最後はハッピーエンドなので、一応は!一応は読後感良しな感じです。
作品の雰囲気とかストーリーも好きな系統ですが、攻めの寛人のウジウジが好みじゃなかったので中立にしました。これからはちゃんと気持ちを伝えやがれ。