極道さんは卒園式でもパパで愛妻家

gokudousan ha sotsuenshiki demo papa de aisaika

極道さんは卒園式でもパパで愛妻家
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×23
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
1
得点
20
評価数
6
平均
3.5 / 5
神率
16.7%
著者
佐倉温 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
桜城やや 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
極道さんはパパで愛妻家
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784041131206

あらすじ

東雲組の若頭である賢吾の息子・史の卒園式が迫っていた。賢吾は史から式の付添人に指名され、お揃いのスーツを仕立てて準備に余念がない。だが傘下の佐野原組でトラブルが発生し、賢吾は急遽、京都に向かうことに。式に参加できない可能性があるという賢吾に、史は「ぜったいにいや!」と駄々を捏ね、二人は喧嘩別れしてしまう。組を背負う賢吾の苦渋の決断と史の悲しみに涙する様子に胸を痛める佐知。そんななか、賢吾が負傷し、意識不明との連絡がもたらされ…?

【電子特別版】佐倉温先生の書き下ろしショートストーリーを電子版だけに特別収録!

表題作極道さんは卒園式でもパパで愛妻家

東雲組若頭で次期組長
雨宮医院三代目

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数1

卒園式シーンが泣けます

本シリーズは子持ちの任侠ヤクザの若頭と三代目院長のお話です。

攻様の愛息の卒園式を控え、
東雲組傘下の佐野原組前組長を狙う事件に
攻様が巻き込まれていく騒動の顛末。

攻様は昔ながらの任侠系東雲組の若頭です。
現組長は攻様の父親ながら
実質的に組を率いているのは若頭である攻様です。

受様は攻様の幼馴染で組指定の雨宮病院の三代目です。
攻様が弟を実子として引取る際に受様を巻き込んだ事で
攻様は長年の片恋を実らせ
今では3人家族とて暮らしています。

引取られた時には遠慮がちだった愛息も
今では2人に我儘を言えるまでになり
受様達よりも友人との時間を優先することも増え
少しづつ自立し始めている事を感じていました。

そんな愛息が保育園を卒園する事となり
愛息は卒園式での付添人に攻様を選びます。

攻様は仕事柄もあり保護者の集まりには顔を出さず
普段の愛息は受様にべったりな事もあって
自分が選ばれるとは思っていませんでしたが
攻様自身も付添人となることを楽しみにしています。

ところが東雲組の傘下の佐野原組組長が
失踪している義兄を見つけたと暴走し始め、
攻様が仲裁に乗り出す事に羽目になるのです。

その結果、
攻様は卒園式への参加が難しくなり
愛息に「大嫌い」とまで言われてしまうのですが

組長の義兄は香港マフィアと関係していて
前組長の暗殺まで企てた過去がある為
行かないという選択は出来ません。

果たして攻様は佐野原組長を説得できるのか!?

ヤクザの若頭である攻様とその幼馴染である医師の
夫婦漫才シリーズ最新刊は
攻様が尊家の佐野原組の親子のいざこざに
巻き込まれるお話となります♪

今回は攻様と愛息という親子と
佐野原組の前組長、現組長、組長の義兄を巡る親子の
関係が絡まり合って進んでいく事になります。

攻様達が愛息を大切にするように
佐野原組長も兄を慕い、自分に代わって組長にという
思いを捨てきれずに追い求めるのですが

組長の義父である前組長と義兄の関係は
佐野原組長が思うほど良好ではなく
家族がひとつになる事は難しい事は
第三者の目には誰にも明らかなのですが
組長だけが希望を捨てきれないのです。

攻様はそんな組長を止めるために京都入りするのですが
組のお抱え弁護士とともに組長を庇って凶弾に倒れ
受様をも巻き込んでの大騒動に発展、

事態が落ち着くまでハラハラ&ドキドキの連続で
たいへん楽しく読ませて頂きました。

愛息が付添人に拘った理由が泣け
卒園式のシーンもとっても胸温でした ๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐

佐野原組長の義兄の暗躍もまだまだ続きそうで
さらなる続きも楽しみにしています。

1

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