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ousama ni sasageru senyaichiya
雑誌に掲載された時も面白くて凄く記憶に残っていたので、書き下ろしを含めて1冊になったのが凄く嬉しかったです。
記憶に残ってたシーンはアーシェがラシードの愛妾になってから、隣国に捕らえられていたシーンなんですよね。なので、その時にアーシェを逃してくれた人々との再会が書き下ろしに書かれていたので、綺麗な形で完結したと思いました。
このお話の好きな点はアーシェが見目麗しい佳人という事もなく、ごくごく普通の容姿だという点です。なので最初はラシードも記憶に無いくらいスルーするような存在でした。そんなアーシェがラシードの愛妾になるまでのお話が機知に富んでいて面白いのです。
ラシードには子どもがいないので多くの寵姫を後宮に抱えていますが、第一寵姫のマアディン始めラシードを敬愛していて彼の幸福を願っている事に好感さえ持ちました。なのでアーシェに意地悪したり排除しようとする存在が皆無なのです。個人的にマアディンが凄く素敵な女性でした。
アーシェの前向きで朗らかなところが、王位に着いてからずっと突っ走って来て疲れ果てていたラシードの心を慰める事になるんです。アーシェの心が追い付くまでラシードは手を出さないので、じっくりとお話が進む点も凄く良かったです。
雑誌掲載時より大好きなお話で、文庫になるのを楽しみに待っていた1冊\( ´ω` )/
名君ラシード王が統べるマハヤーディ王国。
受け様は、王宮の厨房で下働きとして働いているアーシェ。
攻め様はもちろん王様のラシード。
ラシードの側付きのナーイムの補佐となり、ラシードの後宮で働く事になったアーシェ。
くるくるとよく働き、面白い物語を語るアーシェを寵姫達も可愛がってくれる日々。
ある日、1人寝がしたいラシードの気まぐれで寝所に呼ばれ、アーシェは得意の物語を語り、ラシードを安眠へと誘う。
すっかりアーシェを気に入り、毎夜物語を楽しむラシード。
遂にはアーシェを寵姫に召し上げるのですけど。
閨のことなど、何一つ知らないアーシェに、それはそれは大事にゆっくり、気持ちいいことを教えていくラシード(≧∇≦)
アーシェが敵国に拐われた時はドキドキしましたけど、アーシェは物語を武器にラシードの元へ。
ラシードの元へ帰るんだ、という希望を捨てないアーシェの気持ちにきゅんでした。
もちろん、無事にアーシェを取り戻す為に動いているラシードにもきゅんですよ(*´∀`*)
書き下ろしはもちろん、大好きな攻め様視点。
ラシードの溺愛ぶりににやにやです。
アーシェもラシードの事を敬愛していて大好きってダダ漏れで、とても幸せな気持ちにさせてもらえました٩(*˙˘˙* )۶
良いお話でした!
ハラハラドキドキでページをめくるのが止まりません。
ラシードの溺愛に、アーシェの愛らしさに、もう応援するしかないでしょ!
誰も幸せになれなかった後宮。王様も大変ですね。一人で休むこともできなくて、世継ぎ世継ぎとせっつかれ多くの人達を悩まることになって…。
アーシェがくるくる働いて、明るく前向きで素直でとにかく可愛いです。
どんなときも物語を語って切り抜けて。
アーシェにとっても辛いことを忘れられる手段なんですね。
もうダメか?な場面でもアーシェの機転で…。人に力と勇気を出させすごいですね。
アーシェが読み書きや礼儀作法を身につける意味も大変良かったです。そうだよね、そのほうが世界が広まって出来ることが増えて自信に繋がって、気後れや卑屈さから前に進めるもんね!
は〜、良い一冊でした。
安西先生のファンタジーが凄く好きで、必ず購読してます。
今回も電子版。
ササン朝ペルシャの王に、毎夜、妻が物語を語る「千夜一夜物語」が土台。
この物語だと、王様に毎晩物語るのは、少年アーシェ。
子供ができない事が重いストレスになって、熟睡できなくなった王様。
後宮で、王様が一人寝をしたくて、悪戯心から伽に呼んだのは、アーシェ。
アーシェは、創作物語りが上手、
面白い?話を聞いているうちに王様は寝落ちして、物語の夢まで見て熟睡。
アーシェの物語で、安眠出来るようになり、段々顔色が良くなっていく王様は、
アーシェを毎晩呼び続ける・・
王の愛妾になり、故郷を視察、ラシード襲撃があり、アーシェの拉致。
色々在って、面白かった。
心温まる優しいお話で何度も読み返す為に紙書籍で買い直したほど、大好きな一冊となりました。
初めは揶揄うつもりが、受けにどっぷり嵌る溺愛展開が堪らん!終始キュンキュンしながら楽しめました♡
明るく働き者のアーシェ(受)が兎に角、可愛い!
明るい・天然・無邪気!ですが、賢く機転が効き、自分の得意分野で危機を乗り越えようとする逞しい性格の持ち主で、見ていて気持ちの良いキャラクターでした。
一方、王の重責や世継ぎを儲ける事への周囲の期待に疲れ果てていた、若き賢王・ラシード(攻)。
気まぐれ&揶揄い半分でアーシェを閨に呼んだ筈が、アーシェの紡ぐ物語にどっぷり嵌り、癒されていく様子が微笑ましくて、ほっこりします。
中でも、アーシェと楽しく過ごしたいのに他の寵姫の元へ行くよう促されて拗ねるラシード様や、かと思えば、畏まった態度のアーシェに戸惑い「どうすればいつものアーシェに戻る?」とオロオロするラシード様など…。
かっこ良さの中に可愛いさがチラ見えして、アーシェの事となると"残念なスパダリ"になってしまうギャップが最高
また、登場人物に嫌なキャラが居らず、ノンストレスで楽しめました。
特に側近のナーイムがお気に入りです!
ラシードの無茶振りや、アーシェの天然&無邪気さに振り回されつつ、何だかんだ2人を暖かく見守る様子に思わずにっこり。
敵国の襲撃やアーシェ人質事件もありますが、基本的に穏やかな雰囲気で、そこまでハラハラ展開はありません。
ラシードとアーシェの関係にほっこり癒されて、疲れた心にじんわりと沁みる、大人の為のお伽話でした。
次々ページを捲る手が止まりませんでした。
安西先生の本が大好きなのですが、ファンタジーも良かったです!
痩せっぽっちで身体の小さいアーシェ。後宮での働き手に、小さな子どもとして(子どもじゃない!とアーシェは言っていますが)働く事に。よく働くアーシェは、部屋のものを磨きながら物語を語り、それが後宮の女性たちの楽しみになっていきます。王のラシードの気まぐれで、ある日寝所に呼ばれるようになり…。というお話。
アーシェは働き者で快活で、物語を語るのが好きな少年。彼の考える物語は、アーシェにとっての武器となっていきます。
安西先生は心の動きが丁寧で大好きなのですが、この作品でも健在で、アーシェとラシードの惹かれ合う姿が良かった。アーシェのキャラクターもありますが、健全で可愛らしいお話(えちもありますよ!)です。
恋だけでは終わらないストーリーにページを捲る手が止まりませんでした。たくさんの人にオススメしたいお話でした!
雑誌で読んだ時に、本になったら絶対に買う!と決めていた一冊。
なんといっても、受けのアーシェがかわいい。
働きもので、素直で、表情がくるくる変わってとても生き生きとしている。
そんな彼が語るお話に、後宮のお姫様たちも、そして攻めのラシードさえも虜になってしまうんですね。
一番いいなと思ったところが、敵に拉致されて絶望的な状況に陥りながらも明るいお話を聞かせるシーン。
ただ可愛いだけではなく、すごい胆力の持ち主というんでしょうか。
あんな状況でも、聞いてる人を笑わせることができるアーシェの「語り」の力の凄さ。
そして機転も利かせて切り抜けようとする姿。
後半の書き下ろし部分も良かったですね。
せっせと芋を剥くアーシェも確かに可愛いけど、それだけではダメだと説くマアディン。
このマアディン様もとても素敵な女性でした。
最後の数行も素敵。
わたし、こういう締めくくりが大好きなんですね。
なので、書き下ろし部分も大満足です。
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似たような締めくくりの作品。
・貫井ひつじさん「狼殿下と身代わりの黒猫恋妻」
・月東湊さん「呪われた黒獅子王の小さな花嫁」
面白過ぎて先生にファンレターを書いてしまったほど。
会話のテンポが良く、何回読んでも好きなシーンなどがあり、思わず笑みがこぼれてしまいます。
文章って楽しいな、と素直に思えた作品です。
アラブものとして読まなくても良いので、もし苦手意識がある方でも読まれてみるといいと思います。
攻が受いぞっこんになっていく様が本当に楽しいです。
なんて素敵なお話なのでしょうか。
ほろほろと口どけの良い砂糖菓子のような、甘くて心地の良い柔らかな雰囲気が漂います。
流れるように「ああ、なんだか良いな」が続いていくのです。
静かな夜にぴったりの1冊だと思います。
ゆったりとしたテンポで綴られる優しいお話でした。
タイトルの千夜一夜から連想するものといえば、やはり千夜一夜物語ことアラビアン・ナイト。
下働きのアーシェが語る御伽話のような創作の物語の数々は、人知れずストレスを抱えていた国王・ラシードを始め、多くの人々の心を癒し、優しくするすると解いていく魔法のよう。
そこにいるだけであたりをパッと明るく照らすような朗らかさのある、働き者のアーシェに非常に好感が持てるんです。
身分の低い者が身分の高い者からの寵愛を受け、周囲の人々からも愛されていく…それは決して珍しくはないシンデレラストーリーの定番だと思うのです。
ただ、定番の中にはなぜこんなにも好かれるのか?なんて思ってしまうこともしばしば。
しかしながら、今作の主人公・アーシェという人は愛さずにはいられなくなる魅力があります。
周囲の人々から可愛がられ、愛されていることに対してなんの疑問も湧かないんですよ。
読み手の自分もアーシェのことをどんどん好きになっていってしまっているものですから。
今作の中で好みだったのが、ラシードがアーシェをすぐに見初めて側に置いたわけではないところ。
39歳の美丈夫が夜毎癒されながら寝かしつけをされている図にはたまらないものがありました。
アーシェと過ごす安らぐ時間の中で、気付けばありのままのアーシェを自然と愛していた…ここがすごく好きでしたね。
ほのぼのとしていて甘くかわいらしい雰囲気の2人です。
2人の間で交わされる掛け合いがまたどれも良いもので、終始楽しみながら読みました。
サブキャラクターも魅力的なのですが、中でも女性キャラクターのマアディンが素敵。
ラシードとアーシェのこのお話も、きっとこれから何年も語り継がれる物語のひとつになっていったのかなと思える締め方でこちらもとっても素敵でした。
安西リカ先生のアラビアロマンスー!!すごく良かった♥️ アーシェがとにかく可愛いんですよね。朗らかで、面白いお話をしてまわりに希望を与える子。壮絶な経験をしているけれど、暗くならずひたむきに生きているのが素晴らしい。
ラシードがまた魅力的な王様で(*´ω`*)
アーシェをただひとりのパートナーとして大事に大事にするラシード✨️物語の最後の語りが2人の幸せな人生を感じられてとても素敵でした。Ciel先生の挿絵がまた美しい...