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chougenjitsushugisha to hana no miko no mitsuyaku
作家買い。
西野さん×奈良さん、そしてラヴァーズ文庫。
ときたらエロエロなんだろうなあ…、と思いつつ手に取りました。
ネタバレ含んでいます。ご注意ください。
人気動画配信者の友朗は、その日彼の妹と共に廃旅館へと撮影に来ていた。
妹とのコラボ動画をとるために、再生回数の稼げるオカルト動画を撮るためだった。が、そこで彼は悪霊に憑りつかれてしまう。
命の危険すら感じた彼は、友人に教えられた神社に赴き、悪霊を祓ってくれるという凄腕の巫女に助けを求めるが―。
というお話。
心霊スポットに遊び半分で訪れるという行為には個人的に反感を覚えるので、序盤友朗が好きになれないかも、という危惧を抱きつつ読み始めました。
ストーリーとしては予想の範囲内、っていうのかな。こういう感じなんだろうなという展開をみせる作品ですが、そこにスパイスとして効いてくるのが凄腕の巫女・紬の存在でしょうか。
彼が薄幸さんというか、健気で一生懸命な男の子なので好感度が一気に上がる。そして、友朗も。彼が廃旅館を訪れたのは冷やかしではなく仕事の一環ではあるので(ヤリチンとか遊び人ではありますが)、さほど拒否感を感じずに読めました。
ストーリーとしては奇抜な展開ではないと思うのですが、さすが西野さん。面白んですよ。すごく。面白いのですが、んー、エロがねえ…。
多い!
西野さん×ラヴァーズ文庫なので、エロは必須なんだろうと。
エロてんこ盛りなお話ではあるのだろうと。
そう思いはしましたが、ここまで濡れ場が多い必要はなかった気がしました。
二人が身体を重ねるのにはきちんと理由があります。この理由が西野さんらしい強引な展開(褒めてます)なのも良い。濡れ場も多いですが無理がない展開でもあります。ありますが、二人の感情の部分にもう少しページ数を割いてほしかったなあ、と。はじめに二人が関係を持った時は恋愛感情から身体を重ねるわけではないので、そこから二人がお互いを想い合うようになっていく、その心情面をもう少しきっちり書いてほしかったな。と思いました。
が、痛い展開になりそう…、で、なりませんし、二人の間に流れる糖度たっぷりな空気感も甘くていい。西野さんの描かれるストーリーは面白いし、奈良さんの挿絵は文句なしの素敵挿絵。
糖度たっぷりな2人の描写に萌える方は沢山いそうです。また、非常にツボに突き刺さるバックボーンを持つ作品で萌えどころもたくさんある。そんな萌え作品でした。
表紙のインパクト!
これは書店でも目立つでしょうね。…といっても、私は西野先生の作品は電子購入にしているので、携帯端末でこっそり美麗なイラストを堪能しています(*´︶`*)♡
作品の内容はズバリ除霊セックス。
わー…!!めっちゃ興味ある。心霊系割と好きな上に、西野先生の筆とのコラボですか…読みた過ぎる。
強力な霊に取り憑かれた動画クリエイターの友郎が、類まれなる霊能力者の紬に、お祓いを依頼したところから濃密な除霊セックスへの道が開けていきます。…ちなみに。除霊セックスは超強力な霊体の除霊でのみ行う秘術。紬は過去誰にも施していません。
実は私、西野先生の作品は複数ものしか読んでないので、マンツーはこの作品が初めて。そういった意味でもすごく惹かれて購入しました。
いやぁ〜…やっぱり1人対1人でもエロの存在感が引き立っていましたね\(//∇//)\
除霊目的なため最初はどっちもおそるおそるな感じだったのに、いざ始まるとあれよあれよとめくるめく官能の世界へGOします。
紬は除霊セックス自体初めて、友郎は男性とのセックスが初めてなのに…です!
あー…でもですね。紬が除霊セックスをOK出したのは、出会った時から友郎に惹かれていた気持ちもあってのことなんですよ。除霊のために無理やりじゃないよ、って所を強調しときますね。
友郎はチャラめの陽キャなので、紬に好きだと伝えたところで、ちょっとあんた。ウブな紬をからかってんじゃないでしょうね!?と思っていたけど、実はこちらも本気の愛。同居生活をしながらの除霊(セックス含)なので、その間にどんどん好きになっていったというワケなので、純愛っちゃ純愛です。
紬の不憫な生い立ちにも、ついウルッときてしまうシーンもありました。霊感強い人の生き辛い生活のことを聞いたことがあったので、紬の悲しみに感情移入してしまいました。
だけど強い霊力を持ったがために、両親から愛されない孤独にも似た寂しさを感じていた紬を救ったのは友郎。友郎を霊から救う紬は、一方で友郎に救われていました。ん?待てよ。ということは…友郎に憑いていた霊体は2人のキューピッドということになりますね。そのキューピッドを浄化したのかー……ま、いっか(笑)
最後はほのぼのとしたハッピーエンド。
作品の序盤は、怪談話を読んでるのかな?って思ったくらいの描写だったので、良かった(^_^)
強いて言えば、ちょっとあっさり終わった印象もあったのでもう少し深く読みたかったかな。題材が超好みなもんで…すみません
エロとともに愛に溢れた結末に満足です。
表紙は長髪の受けですがこれは巫女姿の時限定で、普段はいかにも真面目くんなショートです!この黒髪真面目ショートと、攻のピアスバチバチ金髪(しかも優しいの完璧過ぎ)の組み合わせ最高でした。奈良さんの美しいかっこいい絵柄と合わせて星+1にしました。
お話は分かりやすくてサクッと読めました。確かにセッ久は陽で幽霊寄りつけんよな。友郎が動画配信者だけど軽率に視聴数稼ぐ輩じゃなくて、紬の生活や生き方に耳を傾けて肯定する優しいところが良かった!それは好きになる!でも超現実主義者というからにはもっと全然幽霊信じなかったりする方が面白いと思う。
黙って抜け出してくる受の展開はベタだし、割と短いからかどんでん返しとか最強の敵も出ないのであっさり終わりました。エロも回数はあるけど他の西野作品に比べると個人的に印象に余り残らなかった(攻めがねっとりせず優しいからかも笑).
動画配信者と霊能力者
動画配信者として有名な友郎(攻め)は妹とのコラボ企画で曰く付きの旅館へ行き面倒な霊に取り憑かれてしまいます。
困った友郎は友人に紹介された神社へ相談に行くのですが、そこで隠し巫女として悪霊祓いをしていたのは、紬(受け)という若い男性でした。
友郎に憑いている霊は強力で普通の方法では祓えないため、「女神おろし」という儀式をすることになるのですが、その儀式とは‥
「女神おろし」とは何度かセックスして相手の陽の気を入れて力を高め定着させて強力な霊を祓うという行為のことだそうです。
お互い恋愛感情もなく始まる関係ですが、どちらも本気になっていくといった感じて、特に波乱があるというわけでもなくサラッと読めます。
両視点で話が進むのでどちらの考えもよくわかります。
友郎は動画配信者としてまた実業家としても成功していて、相手もよりどりみどりの有名人ですが、浮ついたところもなく真摯で好感が持てます。
紬は幼い頃から力のせいで両親に捨てられ祖母に預けられたり、力を制御出来ずに友達もつくれず孤独に過ごしてきたため、人と一緒にいることに臆病です。
そんな紬引っ張り出すのが友郎でした。
孤独な紬に伴侶ができて良かったです。
ただ、話は力を高めて祓うというのが話の大筋なので話の半分はヤってます(笑)
ストーリーはありますが、どちらかというとエロ特化な話でした。