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alpha ni koi shita koori no oujisama ~kyokuya no aurora to mahou no kusuri~
大国のスパダリα王子×金髪美人Ω王子。
期待していた以上に面白くて驚きました。私の予想をひっくり返して、且つ引き込ませるストーリー展開。もちろん一気読みです。
表紙のイメージ的に、溺愛・ほのぼの子育てものかと思っていたんですけど、実は事件色が強いです。溺愛あまあまのスパダリに愛されるのが根底にあって、その上に、嫁いだ妹の死や祖国のきな臭い動きといったシリアスパートがあるといった感じです。
一応あらすじを読んでから購入したものの、あらすじでは物語の着地点がイマイチ想像できなくて、それも購入に踏み切ったきっかけです。表紙のお子ちゃまは妹の子で甥っ子。後添い的な感じなのかな…(ちょっとそれはやだな〜)…と。でも何かワケありプンプン臭もしたので、読んでみよっとなりました。
オメガバもので、オメガが卑下されている世界観です。加えて、同じバース同士・異性間同士で結婚しなきゃならない決まりがあります。
双子の妹・ソフィアの死を知った兄・クリストフが、妹の死の謎を調べるために嫁ぎ先のグリンワルド国に潜入し、王子であるアルベルトに出会うことから物語が始まります。
クリストフは妹の死の謎を探るべく、グリンワルド国の王宮でしばらく暮らすことになりますが、次第にアルベルトに強く惹かれていきます。
クリストフ的にはアルベルトがまだ妹のことを思っているんじゃないかな…と不安や嫉妬に駆られ、自分の気持ちを抑えようとします。でもアルベルトの方は、クリストフに猛烈アピール。普通なら喜ばしい展開ですが、この世界ではこの状況は困ったことなんです。
クリストフは発情した身体を鎮めるため、度々アルベルトに抱いてもらいます。しかし、それは禁忌事項。この世界ではアルファはアルファとしか出来ないからです。
厄介な設定だけど、これがあとあとキチッと回収されますのでご安心下さい^ ^
クリストフの妹の死と、甥っ子くんの出生の秘密、祖国の禁止薬の密輸と、バース・性別間婚姻規定問題が全部繋がっています。この謎の解明と解決が、すっごく見応えあって面白いんです。
それに物語冒頭の祖国の歌。
この歌が何かと登場するのですが、まさかの強力なメッセージ性を秘めていたとは、更に驚きでした。絡み合っている知恵の輪が解ける瞬間のように気持ちいい感覚。…こんな神秘的なネタまで入れちゃうなんて贅沢すぎる。
ページ的にそんなに多くないのに、よく一冊にまとまったなと思いました。もう少しページがあっても良いくらいです。
話もとっ散らかってないし、スッキリと見やすい。それなのにBL展開も忘れがちになっていない…むしろエロパートは濃厚。甥っ子くんの可愛さも合間に挟み、ほのぼの存在も置き去りになっていません。見どころ多すぎです。
クライマックスが良かった〜!
見たいもの全部見せてもらいました。
溺愛あまあま好きな私の好みではありますが、溺愛に終始していなくて、盛り盛りの見どころがたくさんありました。おススメの作品です。
墨谷佐先生の3月の新刊『砂漠のアルファ王と純潔花嫁の政略結婚』が好きで他作品が気になり、読んでみたこちら。
うお〜!!先生があとがきでおっしゃっているように、「これぞ溺愛!恋愛もの!」。
ちょうど今自分が求めていた ”あまあま糖度高め” かつ、謎解き要素も含まれたストーリー展開にページをめくる手が止まらず、一気読みしてしまいました。
面白かった〜!
嫁いでいった(受けの)双子の妹の、謎の死の真相。そして王国に伝わる、幻の花にまつわる子守唄。
この↑サスペンス要素からして、もうわくわくドキドキ。
さらに、このお話の世界観では「同性同士の恋愛」「バースを超えた恋愛(違うバース同士の恋愛」が禁忌とされており、これがアルベルト× クリストフの恋愛の大きな障害となるんですね。
ここをどう乗り越えていくのか…!?というところも、物語の大きな見どころになっていて読み応えがありました。
妹の死の真相を暴こうと故国を捨て、単身、妹が嫁いだ宗主国へ乗り込むクリストフ。
で、そこで妹の遺した子・ジーと出会い…ってところで、いや、攻め&受けの妹の子を育てる展開、ちょっと萎えるな、、って正直思ったんですが、そんな単純な話じゃなく、この世界の禁忌に触れる大きな話へも繋がっている壮大なストーリーでした。
攻めの受けへの愛と献身、そして家族のために精神的強さを見せ、妹の死の真相を明らかにしようと奮闘する受け様の姿に、涙。
そして終盤の、二人に生まれた子供にアルベルト(攻)が付けた名前を見て、じんわり感動が広がって…おこちゃまの第二の性別が明らかにされないのが、良かった(薬の作用で、多分アルファなのかなと思いつつ)。性別が女の子なのも、なんとなく嬉しかったです。
溺愛あまあまだけじゃなく、サスペンスのような要素も混じった「濃い」内容に、大満足の一作でした〜!!
ゆと先生挿絵だしオーロラってあったから購入。得意ではないオメガずくずくコースだったので申し訳ないです中立にしました。最後はむちゃくちゃ良かったんですけど。オメガずくずく大好物な方には良いのかも。本編240Pほど+あとがき。
双子の妹ソフィアが嫁いだあと音信が無く心配していたオメガのクリストフ。異母兄が「ソフィアが亡くなった」というのを聞き我慢できずに嫁ぎ先の隣国グリンデルワルドへ訪ねていき…と続きます。
攻め受け以外の登場人物とは
ジークフリート(ソフィアの子♂2歳)、エーリヒ(受けの異母兄)、ゼア(受けに長らく仕えている人)、ユージン(攻めの側近)ぐらい?
++攻め受けについて
攻めは変態臭無し、王道イケメン王子なんだと思います。個人的にビビってくる萌ポイントはなかったかなあ。ジークを大事にしているし、ソフィアの事情をちゃんと受け止められる理性ある方で良い方なんですけど。
受けが女々しいように感じられたのと計画性あるタイプには思えなくて、苦手だったなあ。ソフィアが心配だからって国飛び出したらあかんやん、あんためっちゃきれいなんやろ、そんなん悪いやつに捕まって売り飛ばされるやん…って思うじゃないですか。その後もあれやこれや後先考えてへんやろあんた!っちゅう振る舞いをなさるんで、どうにもこうにも。ヒートきたらぐっちょんぐっちょんですし。
キャラがあまり好きになれず盛り上がれなかった一冊でした。最後、生まれた子に名付けるシーンはよかったんですけどねえ…。
もしこちら買われるならコミコミさんのペーパー付きをおすすめします!今読んだんだけど、アルベルトめっちゃエエやつ!!!って思いました!